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社員の理念浸透を目的とした基調講演のゲスト講師をしてきました

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社員の理念浸透を目的とした基調講演

上場企業の決起大会で基調講演のゲスト講師をしてきました

上場企業の決起大会で基調講演のゲスト講師をしてきました。

 
タイトルは
私の講演の中でも一番の人気コンテンツである
「感動を創造する言葉の伝え方」です。

 
今回ゲスト講師として呼んで頂いたこの企業様は、創業者である社長が一代で築き上げ上場を果たした会社です。

 
これから代替わりをしていかない大事な局面に入ったこの企業で、たんなるコミュニケーションの話だけで終わらせず、そこから切り込んで“働くとはどういうことか?”という部分まで深くお伝えさせて頂きました。

 
「創業者の想いを引き継ぐにはどうしたらいいか?」
「大人数になった社員ひとりひとりに創業理念を浸透させるには?」
「現状維持のスタンスでなく社員が挑戦する姿勢を標準化するには?」

 
講演前の事前ヒアリングで代表取締役社長様自らが熱くお話ししてくださいました。一代で上場するまでの会社を築き上げてきたこの社長様は、熱い想いを持って会社を創業され、常に勉強を続けて自らを進化させ挑戦を続けてきた方です。

 
今のこの変化の激しい時代の一番のリスクは、変化しないこと。挑戦しないこと。現状維持。です。

 
私自身も

 
フリーター→劇団四季俳優→営業→研修講師

 
とそれぞれのフェーズで勉強挑戦を続けて進化して生き抜いてきました。

 
ある理念を活動の核としている劇団四季に約10年在籍した経験を生かし様々な企業で組織のコンサルティング研修もしていますので、私なりの視点で実感値を持って全社員に熱く語ってきました。

ゲスト講師に選んでもらった経緯

今回私がこの上場企業の決起大会でのゲスト講師に呼んで頂けたのは、経営者が集まる経営者勉強会で1時間弱の講話をしたのがきっかけです。

 
その時は、劇団四季創業者である浅利慶太氏の人材育成論をお伝えさせて頂きました。

 
・劇団四季の核である理念とは?
・なぜプロ人材が次々と育つのか?
・ロングランをするためになぜ理念が必要か?

 
など劇団四季の世界を経営&ビジネスの観点で楽しくお話しさせて頂いたのですが、この講話に多くの経営者の方々が感銘してくださいます。

 
決断の早い経営者の方々は、その場で講演や研修のお話しを私にオファーしてくだったのでした。

 
その中の一人が、今回の講演をさせて頂いた企業の経営者の方だったのです。

売っているのはモノではなくコト

「売っているのはモノではない。コトである。」

 
今回の講演のゴールは、このメッセージを全員の心の奥に深く浸透させることにしました。

 
ここで劇団四季の理念についてお話します。

 
劇団四季はライオンキングなどロングヒットを続け観客動員も年間300万人を超えています。

 
なぜそんなことが可能なのか。それは作品作りの過程においてクオリティを最優先にしていることもあるのですが、さらにその核となっているのが、劇団四季が大切にしている理念です。

 
劇団四季は、作品を売っているのではない。作品を通して観客に「生きる喜び」を提供しているのだ。

 
創業者の浅利慶太氏は繰り返しこのことを伝えていました。

 
我々の活動意義とはボートでいう所のオールを漕ぐことである。オールを漕げばボートは前に進む。ボートに乗っているのは劇場に来た観客。観客が演劇に触れることにより心の奥に感動が創造され、それにより人生を前向きに歩む(ボートが前に進む)ことができる。私たち社会意義・活動意義は、観客が人生を自ら前に歩めるための存在になることである。

 
浅利慶太氏の言葉です。

 
ライオンキングでしたら、ライオンキング(モノ)を売っているのではなくライオンキングを通して“生きる喜び”(コト)を提供しているのですね。

 
コトが出演者やスタッフに誇りを持たせ全員の心を一つにするのです。

 
【関連記事】高い顧客満足度の劇団四季から学ぶ11の視点

なぜ理念浸透が重要なのか?

このように、劇団四季を例にして理念が働く人全員の心を一つにするということをお伝えしました。

 
講演の最後には以下のレンガ職人の話を例にしてまとめました____。

 
 
あなたが旅の途中で歩いているとレンガを積んでいる職人のグループがいました。

 
最初のグループに「何をしているのですか?」と聞くとそのグループの職人たちは「見ればわかるだろ、レンガを積んでいるのだよ」と答えました。

 
さらに別のレンガ職人のグループを見つけたあなたはもう一度「何をしているのですか?」と聞いたとします。二つ目のグループのレンガ職人たちは「レンガを積んで壁を立てているんだよ」と答えました。

 
さらに別のレンガ職人のグループを見つけたあなたは「何をしているのですか?」と聞いたとします。三つ目のグループのレンガ職人たちは「レンガを積んで壁を立てて教会を作っているんだよ」と答えました。

 
さらに別のレンガ職人のグループを見つけたあなたは「何をしているのですか?」と聞いたとします。四つ目のグループのレンガ職人たちは「私たちはレンガを積んで壁を立てて教会を作って人々の心の休まる場所を作っているんだ。なぜならばこの国に平安をもたらしたいからだ。」と答えました。

 
やっていることはどのグループも同じで“レンガを積む”です。しかし各グループのモチベーション・仕事に対する姿勢・仕事のスピード・得られる成長・充実感は全く違うモノになるのはお分かりでしょう____。

 
 
これはあくまでもたとえ話です。

 
しかし、このレンガ職人の話をした時、静寂な水面に水を一滴落とした時にできる波紋のように、新人からベテラン経営層まで共鳴が拡がっていったような不思議な感覚を私は壇上から感じたのです。

社員の理念浸透を目的とした基調講演

今回の講演の感想

後日、講演を聞いてくださった方から以下の一通のメッセージが届きました。

 
昨日は講演会ありがとうございました。

講演会の後、社員全員がなんだかいつもと違う、感動が創造されている空気がいつまでも漂っていました。本当に感動しました。

私自身、歌舞伎やミュージカルなどが好きなので、一層感動していて、帰宅して家族に夢中で講演を話していました。

モチベーションが上がらない大学生の娘も真剣に聞いていました。感動の伝播です。これが「実感して語る」ということですね。

佐藤さんのこのセミナーは一流ですね。きっと、大成功されると思います。改めて、お礼申し上げます。

失敗を恐れずに挑戦する企業文化をつくれるか

私はフリーターから劇団四季の主役へ上り詰めたキャリアを持っております。その後の人生も波乱万丈で飛び込み営業を経験して成果を出し現在はその異色の経験を活かして様々な企業で研修や講演をさせていただいています。

 
その過程において、つねに勉強を重ねて挑戦し、失敗を願望の力によって乗り越えて成長してきました。

 
企業に理念があるように、個人の生き方にも理念が必要だと劇団四季退団後の苦しい時期に気づき、現在は志を持ってそれを不滅のパワーにして人生を切り拓いています。

 
その過程を通して確信していることの一つに、“現状維持が一番のリスクである”ということがあります。何も変わらないということは、自分の価値もあがらないからです。自分の価値が上がらないということは収入も上がりません。年齢が上がるにつれて能力がともなっていない人は、組織からも必要とされなくなってしまう可能性が高まります。

 
企業においては働く一人一人が、変化を恐れずに常に挑戦する必要があります。失敗を恐れず挑戦する文化をつくり、もし失敗したらそこから何が学べるのかを問いかけるコミュニケーションができれば組織は強くなります。

 
「自主自律の精神で常に変化していくことが自分自身の成長であり、その働く一人一人の成長が組織の成長です。そのために挑戦しましょう!挑戦するということは自分の命を輝かせることです!」と講演を締めさせていただきました。

 
私と触れ合った方が少しでも影響を受けて輝いてイキイキと働いてくださり、それが社会を活性化させることに少しでも貢献できたらこの上ない喜びです。

 
これからも私佐藤政樹は、私の挫折と逆境を乗り越えた経験や劇団四季での厳しいプロでの経験を一人でも多くの方に伝え、内なるエネルギーを引き出していきたいと思います。

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