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プレゼンで緊張しなくなるための秘訣(2回目)

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■プレゼンで緊張しなくなるための秘訣(2回目)

 プレゼンテーションをする上で、緊張は大敵です。緊張について悩んでいる方が非常に多いです。プレゼンで緊張しなくなるための秘訣1回目では、緊張するという事はそもそも自分でコントロールすることのできない自律神経系の働きであるので「緊張=悪いこと」と考える必要はないという事、そして人前に出ることが仕事である表現者は、緊張を受け入れそしてそれを集中力へと変換し、

 
緊張してきた→不安、恐れ、焦り

 
と頭の中で変換するのではなく

 
緊張してきた→超集中モードに入れるチャンス!!

 
と思考をシフトすることをお伝えしました。では今回も、あなたの能力をそのまま外に出せるような、緊張の緩和について学んでいきましょう。プレゼンで緊張しなくなるための秘訣1回目では、緊張はある程度は抑えることができるとも書きましたので、その部分について触れてみたいと思います。

■腹式呼吸法は緊張緩和に本当に効果的なのか?

 緊張の緩和法としてよくあげられるのが、腹式呼吸です。“深い呼吸によって気持ちを落ち着かせる”ということですね。確かに間違いはないと私も経験上思います。

 
「さあこれから1000人以上のお客様の前に出ていく」という舞台袖で一人孤独な状態で腹式呼吸を必ずしていました。深い呼吸によって自律神経系の交感神経(活動)の活動を抑えて副交感神経(リラックス)の働きを高める事ができるという専門家もいます。

 
ただ、ビジネスパーソンにとって深い呼吸をしたから緊張が抑えられるか?といったらなかなか難しいでしょう。実際に、腹式で深い呼吸をしてもさっぱり効果を感じないという方は非常に多いです。

■緊張を緩和する呼吸法についてもう一歩深く考えてみる

 プロは、この腹式呼吸をもう一歩深く入り込んで取り込みます。そのうちの一つがロングブレスです。ロングブレスとは身体に取り込んだ呼吸を、腹底から長い時間をかけてコントロールしながら吐き続けることです。

 
歯磨き粉のチューブをしたから絞り出すような身体の使い方・そしてエネルギーが求められます。正しくできるとそれだけで身体がポカポカしてきます。文章だけではお伝えできないスキルなのですが、このロングブレスには様々な効果があります。

ロングブレスを模型で解説

※ロングブレスについて模型で解説する佐藤政樹

■知っていると得をするロングブレス法の効能

 まず、自律神経系の副交感神経の働きを自分で高めることができるのです。脳内からアルファー波がでてセロトニンという物質が分泌されるといいます。それがリラックス効果に繋がるのです。

 
そして、副交感神経の働きが高まることによってメンタルバランスが整うのに加え、腹底からエネルギーを使って呼吸をすることにより身体が活性化されます。

 
疲れやすくなったり身体が重かったり風邪を引きやすくなるというのは、この副交感神経の働きの低下と言われています。年齢と共にこの副交感神経の働きは弱まるそうです。それを防ぐのがこの、リラックス効果を発揮するロングブレスなのです。

 
このロングブレスを私のセミナーでビジネスパーソンに教えると、ほとんどの方が口先でふぅーーーーと吐くのですが、それではなかなか効果が期待できません。しっかりと正しく吐き続けるのが大切です。

 
正しく吐き続けるには?→こちらの記事をお読みください。
 
このロングブレスをしっかりと覚えるとリラックスができる感覚と緊張を抑える感覚が少々つかめるでしょう。大事なプレゼンの前などに思い出してみて下さい。

 
しかし、このロングブレスだけではまだ足りません。もう一歩さらに深く考える必要があります。

 
続きは、【プレゼンで緊張しなくなるための秘訣3回目】で触れていきたいと思います。

 
※シェアはご自由です。
この記事を必要としている方にあなたの分かち合う素敵な心を届けてください。

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