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やる気がある時・湧かない時。それぞれのモチベーション維持方法

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モチベーションの維持方法

■やる気が湧かない時に目標設定するとどうなるか?

 私は、23歳フリーターから劇団四季を目指し、28歳で入団。そこから7年で主役を経験したという変わった経歴があります。そして、37歳で退団し飛び込み営業を経験、そこで500人以上いる組織で2位の成果を生み出しました。

 
こう聞くと、多くの人がすごいモチベーションの高い人だと思うようですが、全くそんなことはありませんでした。

 
私の人生を振り返ると、モチベーションの高いときの目標設定方法と、モチベーションが低いときの目標設定では、全く違うものです。目標設定方法やモチベーション維持の方法は、人生の局面によって、まったく違うのです。

 
例えば、仕事で大失敗してモチベーションが底に落ちている時に、夢を描けといわれても、描けるはずがありません。そういう時に目標設定して行動して行動しろと言われると私の場合は、さらにモチベーションが下がります。

 
一方、調子がでてきて、これはいける!という時に、目標や夢を描く時は、効果的です。

 
このように、人には局面に合わせて、モチベーションの作り方・目標設定など全く違うと思いませんか?

 
まず、モチベーションには3つの局面があります。

 
1・目指すもがある局面です。
 この特徴は、未来がみえていて、とてもモチベーションは高い状態です。

2・目指すものが見えていない局面です。
 この特徴は、何がしたいのか、どうなりたいのか、自分のキャリアや将来に対して漫然とした不安がある状態です。

3・責任感で自分を支えている局面です。
 この特徴は、とにかくやらなきゃいけない!と、ただただ責任感だけで仕事をしている状態です。

 
これらの観点で、モチベーションについて考えていきましょう。

■モチベーションを3つの局面で考えてみる

1:目指すものがある局面

 まず、あなたに目指すものがあるという局面です。先ほど述べましたよう特徴としては、モチベーションが高い状態だと言えます。

 
あなたが従事しているその仕事において「こうなりたい」という未来の希望はもの凄い力になります。

 
明確な”夢や願望を持つことが大切”ということです。

 
先日、全国展開するあるジュエリー会社の経営者さんがこんなことを言っておりました。

 
「弊社では、夢はノルマなんです。人の夢を追え、と言われた時点で感じるのは苦痛です。でも、人間は自分の夢を追っている時だけ、力がでるんです。だから、仕事をする上で、夢を考えることはノルマなんです。」

 
その会社の社員の皆さんは、「**年までにチーフになる」「**年までにハワイに旅行に行く」「**年までに両親に旅行をプレゼントする」

 
その会社では、このような今描いている未来の夢に日付を入れてノルマとして提出するそうです。夢や願望があるから、社員がそこを目指して進む。実際に社員の皆さんは、夢に向かうそのプロセスを通して足し算ではなく掛け算的に成長するそうです。

 
素晴らしい取り組みだと私は感じました。目指すものがあるということは、
それ自体がモチベーションを維持する大きな要素になるからです。

 
実際に私もそうでした。

 
私は、上述の自己紹介でも書きましたが、大人になってからクレシックバレエを始め劇団四季を目指すという挑戦を始めました。子供の頃からやっていないと通用しないことを大人になってから挑戦するとは、本当に大変なことでした。

 
「絶対に無理」「もう遅い」「はやく田舎に帰ってこい」様々なことを言われました。心が折れそうになってモチベーションが下がった時に私が必ずしてきたこと。それは、劇団四季の舞台を3階客席の一番後ろから見に行くということです。

 
「あの舞台に立つんだ」

 
願望を言葉にし、実際に舞台を見ることによってイメージを頭に焼き付けました。失敗や挫折をどうやって乗り越えたかというと、失敗などによって味わう苦痛を成長痛と捉え、それを願望によって乗り越えていったのです。

 
心理学の世界でも言われます。

 
やるぞ!今に見ていろ!といった気合やネガティブエネルギーよりも、願望の力が遥かに勝ると。

 
改めてお伝えしますが「こうなりたい」という未来の夢や願望はもの凄いエネルギーになります。

 
しかし日々の忙しさに追われると、つい目の前のことしか見えなくなりモチベーションが下がってしまいがちです。そんなときに自分の士気を高めるもの。

それが夢や願望です。

 
夢や願望を書き出し、その想いを大切にし、叶った姿をイメージしてモチベーションを高めていきましょう。

2:目指すものが見えてこないという局面

 次に目指すものが見えてこないという局面です。この特徴として、仕事においては、ライスワーク(生活のため・ご飯を食べていくため)になりがちです。

 
何で働いているのか?といったら、特にやりたいからではなく、たまたまこの仕事に就くことになったからやっている。だから、特に仕事でこうなっていきたいというものもない。夢や願望も特にない。

 
こんな局面の方々です。

 
私にもそんな局面がありました。上述でも書きましたが、私は劇団四季で主演を演じた後に食品宅配の飛び込み営業の仕事をすることになりました。

 
この時は厳しい営業数字に追われる毎日で、苦痛そのものでした。人間関係でも苦しみ、毎朝布団から起き上がるのが嫌で嫌で仕方がありませんでした。会社に向かう理由は、ただただ生活のため。ご飯を食べるため。家賃を払うため。です。

 
今までにない経験で、どうやってモチベーションを保っていいのか苦心しました。

モチベーションが湧かない

劇団四季退団後、飛び込み営業で1日に何百件も戸建てのチャイムを押していた

 
しかし、私は最終的には500人以上いる組織の中で「多大なる貢献をした職員第2位」ということで表彰されます。

 
なぜこんな賞を取ることができたと思いますか?

 
それは、人からなんと言われようと変えることのない骨太の価値観を貫いたからです。価値観は、信条と表現してもいいでしょう。

 
自分の中にしかない骨太の価値観を大切にすることは、内発的なエネルギーをうみだします。人から元気をもらうとか外的な要因で元気になるのではなく、苦しい時でも自分で自分を支えてくれるのです。

 
私が私を助けてくれた私の骨太の価値観というのは、「目の前のことに向き合う。」です。

 
どんなことでも今自分の目の前にあることは、何かの意味があって現象として起こっていること。それを人のせいにするのでもなく源は自分と考え、どうやったら成果をあげられるか?そのためにただただ目の前のことに向き合い創意工夫を積み重ねました。やる気がある・ないを超えて、それが自分の内なる軸・エネルギーとなったのです。

 
私は20代の修行時代に、この価値観により人生がいい方向に変わっていくのを実感しました。価値観を大切にすると、長所を見つけて褒めてくれる人、応援してくれる人、必要としてくれる人、その姿勢を見ていてくれて引き上げてくれる人が不思議と現れて今があるからです。

 
この自分の骨太の価値観(信条)というものが、モチベーションのブレをなくし、維持して進んでいくためのエネルギーとなります。

 
あなたのが大切にしている価値観はなんですか?

 
あきらめない、希望、おもいやり、対話する、人の話をしっかり聞く、創意工夫する、勇気をもつ、穏やかでいる、継続する、笑顔を大切にする。

 
人それぞれ大切にしている価値観がたくさんあります。あなたがまだ気づいていない価値観もあります。この価値観を育てて自分の内なるエネルギーの源にしてください。

3:責任感で自分を支えている局面

 時間的にも不規則でどんなにハードでも自分が行かなければ・・・とただただ責任感で起き上がって仕事に向かう。このような局面です。

 
私が劇団四季の俳優として舞台に立っている時も、同じような局面でした。ミュージカルの舞台は、見る天国やる地獄。身体的に負荷がかかる大変な仕事です。

 
体調不良でも疲れていても悲しいことが起きても、お客様は待っています。同じコンテンツを繰り返すルーティーンワークで、月間30ステージ。年間約200〜250ステージをこなします。

 
それでもモチベーションを維持し、一回一回の舞台を新鮮に毎日が初日のように取り組めるのはなぜだと思いますか?

 
それを可能にしている劇団四季のある文化があります。

 
その文化とは、職場というステージに上がる前に「なぜ?私は何のために舞台に立つのか?」自分にこう問いかけることです。第一歩を踏み出す前に必ず自分に問いかけることにより、表現に雲泥の差がつきます。

一回一回を形骸化せずに新鮮に望むことができるのです。

 
この文化は、目的意識を自分に毎回問いかけるということを意味します。劇団四季では、「舞台芸術を通して見に来てくださった観客に、生きていて良かった。生きるって素晴らしい。つまり”生きる喜び”を価値として提供している」という強い目的がありました。

 
その目的を一人一人が意識することにより、各々に誇りが生まれチームや組織全体のエネルギーとなっていくのです。

 
話は変わって、私は子供向けのチームビルディング研修を年に数回やっております。子供たちは大人と違った難しさがあり心が折れそうになることもあります。そんな時にこの研修ベンダーの会社では、自分で自分を勇気付ける言葉が用意されています。

 
「私は、子供の可能性を引き出し伸ばす存在である。」

 
こんなキャッチフレーズが用意されているのです。子供たちを迎える前に、心が折れそうな時に、このキャッチフレーズを自分に問いかけるだけでどれだけエネルギーが湧いたことでしょうか。

 
あなたの仕事における”なぜ?”はどんなことですか?

 
すぐに思い浮かばなくてもかまいません。自分に”なぜ?”を問いかけることによりそれを仕事と結びつけていくのです。自分の大義や使命と結びついたら、あなたはもう無敵です。あなたは、モチベーションなどに左右されずに前に進むブレのない徳のある人材になるでしょう。

■モチベーションの核。言葉の意識を磨く

 最後に、言葉の意識です。実はこれの言葉の意識はもっとも重要なことです。言葉にはとてつもないエネルギーが込められているからです。

 
無意識で使っている言葉により自分で自分のモチベーションを気づかぬうちに支配し、言葉により周りにも気づかぬうちに様々な影響をもたらすのです。

 
104歳の現役の医師である日野原重明先生の講演会に行った時のことです。日野原重明先生は、シニアの方々がたくさん集まる講演会で、こうおっしゃっていました。

 
「私は東京オリンピックの歳には109歳です。その時にはこんなことやあんなことをしています。みなさん、挑戦しましょう。挑戦することが自分の命を輝かせることなんです!」

 
どれだけこの言葉に勇気をもらったことでしょう。私たち若者が「モチベーションが湧かない。」なんて言ったら日野原先生に失礼だと心の底から感じました。

 
そして、スマートシニアの会という日野原重明先生が理事の組織があります。この会のシニアの皆様と触れ合う機会があったのですが、みなさん本当に輝いているのです。みなさんの使う言葉はプラスなんです!プラスの言葉を使い様々なことに積極的にチャレンジしているシニアの皆様は本当に素敵です。

 
「どうせ無理」「時間がない」「お金がない」「挑戦するだけ無駄」こんな負の言葉を自分で使うと、脳が夢や願望を描くための機能を停止してしまいます。チャンスが目の前に来ても気づかず、自分で自分に蓋をしてしまうのです。

 
モチベーションが安定しない人がいたら、その人の使う言葉に注目してみてください。必ず負の言葉を自分で気づかないうちに使っているでしょう。人に対していうことも同じです。自分で自分のモチベーションを下げ、さらに周りのエネルギーを下げてしまいます。

 
ネガティブな言葉は、自分の成長を妨げる負の呪文。とよく言われます。自分が使っている言葉に意識を向けよ。多くの成功者が言います。独り言を含めて、自分が使っている言葉にまずは、意識を向けて、使う言葉を変えていきましょう

 
「できない」→「どうやったらできるだろう?」という風に。

 
この習慣を続けたら、人生が激変することは、間違いありません。これは、世の原則です。

■モチベーションの極論。人生は有限

 
私は23歳の時に、衝撃的なことが起こりました。

 
大学時代にアルバイトを一緒にしていた同級生が、海の事故で突然亡くなったのです。とても優秀な男でした。社会人としての扉を開いてすぐ起こってしまった事故でした。

 
私はお葬式に参列しました。棺の中をみると、その友が眠っていました。今でも、その亡き顔が心の中に焼き付いています。

 
同時にこう思いました。

 
「いつまで生きられるかなんて誰にもわからない。」

 
すると日々を悔いなく過ごそうという心が自然に湧いてきたものです。劇団四季に入るまでの修行時代はとても苦しい期間でしたが、その初期の頃にこう考えられるようになった亡き同級生には感謝しなければなりません。

 
私たちの限りある人生は、連続性のある時の中にあります。過去やったことが現在につながり、現在が未来につながる連続性です。あなたが今やっていることが未来につながります。

 
モチベーションが低いことにより日々の生活を生産性のなく過ごせば、未来は生産性がなくなるかもしれません。

 
自分を律して今この瞬間を生きることにより、未来は必ず幸福度の高いものとなるでしょう。プラスの道を選択することにより自分の人生を素晴らしいものにデザインしていきましょう!

 
人生は有限です。

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