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二十歳の君へ 佐藤政樹より

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時代を感じる20年前の成人式の佐藤政樹

時代を感じる20年前の成人式の時の私

憧れだけで東京にやってきた不安だらけの青二才

二十歳の君へ。

二十歳の時の僕は大学二年生。

 
夢にまで見た東京での大学生活を1年間過ごした頃でした。

 
「大学生のうちに遊んでおけ。」こんな、古くさすぎてカビが生える言葉が通用していた時代。

 
静岡の浜松という田舎から華の都大東京にやってきた僕は、充実した大学生活を送ろうと大学入学と同時に“ちゃらちゃらしたテニスサークル”に無理して入ったものの自分を偽って充実した大学生を演じている自分に虚しさしか覚えず、一年でサークルを辞めてどうしようか考えていました。

 
このまま何となく大学の四年間を過ごし、何となく就職して、何となく働くのかな?

 
大学2年生になる頃、母校である明治大学があった生田校舎の急な坂を登りながらため息をついていたのを今でも覚えています。

 
自分に見切りをつけてただなんとなく惰性で生きる人生を選ぶのか?それとも何か自分が本当に輝けるような生き方をするのか?

 
その輝ける生き方というものは漠然としていてさっぱりわかりませんでした。そして虚しくすぎる日々。大学に行っても全く面白くもないし授業もつまらない。明治大学卒業って看板があるのとないのとでは社会に出てからの世間体も違うんだろうなと薄々わかっていたので、大学を辞める勇気もありませんでした。

静岡の田舎から憧れだけで東京にきた頃の究極にダサい

静岡の田舎から憧れだけで東京にきた頃の究極にダサいわたし

アルバイトでの貴重な経験と言葉

お金がないのでアルバイトもしていましたよ。御茶ノ水の駅前のパブレストランでウェイターの仕事をやっていました。

 
この職場にいたゼネラルマネージャーがかなり強烈でしてね。40過ぎの小太りのこの男は仕事中愛想よくお調子者でアルバイトを笑わしたりしていたのですが、仕事が終わった瞬間に、客椅子に足を投げ出して片手でネクタイをほどき目もあわせず口も聞かず、やくざな顔に豹変するという癖者でした。

 
この人は、多額の借金を抱えていて、カードでお金を借りて返せないので他のカードで借りて返す。そこがまた返せないのでまた他で借りて返す。これを繰り返したらこうなったとよく誇らしげに話してくれましたよ。

 
僕はこれまで、このような悪い借金をしたことがないし、友人からお金を借りなければいけない時も100円でも極力すぐに返します。それは、この男の姿を見てしまったからです。

 
それと、もう一つ20歳の頃、古くなった駅のホームの売店を解体して搬出し、新しい機材を搬入して0から組み立てるアルバイトをしていました。

 
売店がだいたい出来上がると、外注の電気屋さんが必ずやってきて、ドリンクをいれる冷蔵庫や蛍光灯、METRO’Sというお馴染みの看板を内側から照らす電気を通します。

 
電気屋さんはいつも同じ人で、中山さんという方でした。この中山さんの言葉は今でも忘れられないんです。

 
「おじさんはね。第一種電気工事士という資格を持っていて、手に職があるんだよ。おじさんは一生懸命勉強して、この資格を取った。そして働きながら今の技術を体で覚えた。こんな汚いつなぎを着て、こんな地味な仕事をしていても、(傍らを通る)あの綺麗なスーツを着た人達よりもはるかに稼いでいるんだよ。」

 
さらに中山さんはこう言いました。

 
「いい大学を出て、大企業に入らなくても、あの人たちと同じくらい、いやそれ以上稼ぐことはできるんだよ。収入の流れが多数あるから、一つしかないあのスーツを着た人達よりある意味強いかもな。10本の収入の柱を持っていて3本がやばくなったとする。でもね、残りの7本をきっちり守りながら3本をまた増やしていけばいいんだ。彼らは会社にいらないって言われたら収入の流れがすべて絶たれ、路頭に迷っちゃうんだよ。」

 
僕が20歳の頃はバブルが弾けた後で、日本では大手の証券会社が潰れたりしていた時期だったのでこの言葉にかなりリアリティーがありました。

 
自分の強みを磨いて、手に職をつける意識を持つ。会社に依存しないで自分の力で生きる。取引先は複数にする。僕が大学を卒業してから、こういった考えを持つようになったのはこの中山さんの言葉の影響かもしれません。

Kioskの組み立て現場の実際の写真

地下鉄売店の組み立て現場の実際の写真

偽りのリア充からの離脱の決断

話は変わって、その頃僕は四人一部屋の寮生活をしていました。東京の大学に通う苦学生向けに地元の浜松市が設立した家賃三万円で食事付きという学生寮です。この浜松市学生寮で気の知れた寮生と毎日遅くまでお酒を飲み、くだらない話をして腰に手を当てて韓国の焼酎である眞露を一気飲みする日々を過ごしていました。

 
最も時間とエネルギーを費やしていたことは麻雀。この頃、自分のスキルを高めるといったら麻雀だけでした。麻雀牌をにぎって、夜な夜なタバコの煙で真っ白な麻雀ルームで不健康ながらも大笑いしながらその日その日を楽しんで過ごす毎日は、まさにリア充。

麻雀の腕をあげることに最も時間とエネルギーを使っていた

麻雀の腕をあげることに最も時間とエネルギーを使っていた

同じ釜の飯を食って同じ風呂に入った仲間は、今でも縁が切れることのない一生の宝ですが、このまま大学四年間がなんとなく過ぎてしまってはいけない・・・。こう思うと焦って焦って仕方がなかったのでした。

 
寮生活をしていたので人数合わせで合コンにもよく行きました。たくさん合コンに行ったけど、いい思いをしたことなんて一度もありませんでしたね。

 
二年生になったのに一年生のふりをして新歓コンパに行ったこともあります。新歓コンパの時期に高田馬場の駅前に行って、早稲田大学の看板を持ったサークルの飲み会に紛れ込み「教育学部の地学科です(受験して落ちた学科)」なんて嘘をついて女の子に媚をうっていました。自分に自信がないのにイケてる学生を演じる自分に違和感を持っていました。もちろん彼女もできない。そしてどんどん虚しくなっていました。

 
そして僕が最初に考えたこと。

 
それは「大好きな音楽をしよう」でした。

 
というのも僕は高校生の時にエリック・クラプトンのアンプラグドというアルバムを聞いて衝撃を受け、そこからエリック・クラプトンみたくかっこよくギターが弾けるようになりたい!という願望を持つようになったのです。

 
「ひょっとしたら女の子にモテるかもしれない!」まったくモテない高校時代を過ごした僕は、こんな下心を持ってギターに熱中し、周りからそこそこ上手いと言われるようになっていました。(ギターが上手くなってもモテることはありませんでしたが笑)

四人一部屋の狭い学生寮でギターを弾く佐藤政樹

四人一部屋の狭い学生寮でギターを弾く私

 
 
このままでは、大学生活を振り返った時何も思い出が残らない!

 
20歳になってそう考えるようになった僕は、得意な楽器演奏を活かした音楽活動を始める決断をしたのです。そして大学公認の体育会系音楽部に入部したのでした。

好きなことに熱中できるということ

厳しい部活だったので、失うものも多々ありましたが、それなりに充実感はありましたね。大好きな音楽に熱中できる。自分の腕が上がっていく。たまに好きなことをしてお金ももらえる(結婚式での演奏依頼などもありました)。

 
得意なことで自己表現しているので、女子には媚をうって近づこうとしなくなりました。女子短大の音楽部にコーチとして教えに行く機会もありましたので、モテるという体験もしました笑。

 
しかし、20歳の頃の僕は将来のこととかまったく考えていませんでしたね。どうやったら大学生活が充実したものになるのか。結局はそれが第一優先の考え方でした。

 
だからあっという間に大学四年生になってしまい、周りが突然髪の毛を切って就職活動を始めたので、その時に初めて卒業後の進路や将来就く仕事について考え始めたのです。もう後の祭りですよ。

もし20歳の自分が目の前にいたら・・・

もし20歳の頃の自分が、今目の前に現れたらなんて言ってあげたらいいのかな?

 
まあ、鼻の穴に下から両指を入れて軽く持ち上げスリッパで頭叩きますよ。「お前しっかりと将来に結びつけているのか?ちゃんと将来について考えているのか?」って。

 
本当になんにも考えていない20歳の青年でした。昼まで寝てぐーたらしてばかりでした。だから、今インターンシップで積極的にアクションを起こして社会人に触れようとしている身近な若者を見ると驚かされますよ。大学生の特権である自由な時間をインターンに費やすなんて、どれだけ意識が高いんだろうって。

 
でもそこから数年経ってからですが、自分は変わるって決意して、行動してきました。打ちのめされることも多々ありましたが、あきらめないで起き上がって別人のように変われましたよ。

 
今若者から、“佐藤さん凄い”って言ってくれる人が多いのですが、20歳の頃は典型的なダメ人間でした。だから、今将来について考えて行動している20歳の人は、心技体の成長意欲があればなんだってできるという確信があります。間違いありません。

 
人の可能性は無限大です。

労働組合役員向け講演をする筆者

だいぶ成長したかもしれない私

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