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【劇団四季元主役が教える】スラスラと言葉が話せるようになる方法

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ボキャブラリーの増やし方

 

スラスラと言葉が話せるようになる方法

伝えたい想いがあるが言葉としてなかなか出てこない
なぜあの人はあんなにすらすらと話せるのだろう?

こんな風に思ったことはありませんか

こんにちは佐藤政樹です。
今回はスラスラと言葉が話せるようになる方法というテーマでお伝えしていきます。

私は今企業の研修講師としていろいろな場所で話をする機会を持っております。多いときには1600人の前で1時間話したこともあるのですが「どうやったらそんなスラスラと話すことができるんですか」とよく聞かれるのです。

ボキャブラリーの増やし方

 

私はもともと劇団四季というプロの舞台の世界で生きて経験を持っております。 これを最初に話すと「もともと才能があったんでしょ」とか「特別な人なんでしょ」とか「舞台の経験があるからスラスラと話すことができるんでしょ」と言う方が多いです。

しかしすらすらとアドリブで自由に話すことと、舞台の決められたセリフを正確にお客様に届けるという行為は全くの別物です。おそらく劇団四季の現役の俳優さんはフリーで1時間話してくれと言われたらほとんどの人が固まるはずです。

ですから劇団四季を退団後、講演やセミナーでフリートークをするのに非常に苦労しました。今でももちろん苦労しているのですが、私がフリーで話すという苦手意識をどうやって克服してきたかを今回共有したいと思います。

ぜひコラムを最後までご覧いただきご自分がすらすらと話せるようになるきっかけにして下さい。

「すらすらと話している人」とは?

ではここで「すらすらと話している人」はどういう状態なのかを言葉として表現してみましょう。

すらすらと話している人とは

その人の中で伝えたい想いがあり、その想いに言葉という形を与えて自分の中から引っ張り出し、自由自在に外に向けて相手に届けることのできる人です。

漠然とした想いに言葉という形を与えて想いと言葉をドッキングさせ自分の中から引っ張り出し相手に届けていく行為は人間にしかできません。

ではそういう状態になるためにはどうしたらいいのか?

ステップ1自分の中に話すための語彙を入荷する

ステップ2 その仕入れた語彙を使って想いを言葉にする

ステップ3その言葉を外に向けて出荷する

この入荷→言語化→出荷の3TEPをひたすら繰り返していく、これに尽きるのです。 すらすらと言葉が出てくる人はこの回転が異常に速いのです。

逆に、すらすらと言葉が出てこない人の理由はここからわかります。

理由1はそもそも自分の中に伝えるための言葉がない。
理由2は、言葉はあるが想いにその言葉を紐付けることができない。
理由3は、外に向けて発信する習慣がない。

です。

想いを伝えるための語彙をしっかりと入荷し、その想いと言葉を繋げる神経回路を作っていけばあなたはすらすらと言葉を話すことができるということです。

STEP1スラスラ話すための言葉を入荷する

では、あなたがすらすらと言葉を話せるようになるための言葉(語彙)を自分の中にしっかりと入荷するためにはどうしたら良いのでしょうか?

一番手っ取り早い方法は読書です。

インターネットで論文などを検索して入荷したりSNSで影響力のある人の言葉を入荷するという方法ももちろん大丈夫です。

大切なのは、とにかく文字を大量に入荷するということです。

テレビや映画やドラマでは文字以外のさまざまな情報が溢れていて文字自体にフォーカスができません。

ここで重要な事は、「この仕入れをする目的は出荷していくことなんだ」と言うことを念頭に置きながら文字を仕入れしていくということです。入荷自体が目的になってはいけません。

ただ闇雲に文字情報を自分の中に仕入れても、それを出荷していくという意識がない場合はその文字は自分の中に言葉として残りません。つまりダダ漏れしていくのです。

これは非常にもったいないことだと思います。

誰か特定の人に対してこの仕入れた文字情報を届けていくということを念頭に置きながら仕入れていくのがファーストステップです。

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STEP2仕入れた文字を想いに紐づけ言葉にする

STEP2は「仕入れた文字を思いに紐付ける訓練をする」です。

漠然とした想いに入荷した文字をドッキングし言葉にする最強の方法は“書く”という行為です。

パソコンでライティングするのも結構ですしペンを取って字を書くのもちろん大丈夫です。

世界的ベストセラーである7つの習慣の著者スティーブン・R・コピー氏によると「書くという行為は自分の意識と無意識をつなげる神聖な行為」とも言われます。この書くという行為こそ漠然とした想いに対して文字をドッキングさせ、言葉にするための神経回路をつなぐ非常に有益な訓練方法なのです。

書くためにはエネルギーがかかります。言葉にできないため調べます。その結果あなたの思考も深まります。書くと量とスラスラ話せるレベルは相関関係があると私は思います。

書くという行為そのものが出荷にあたりますのでぜひ積極的に書いて書いて書きまくって下さい。

STEP3 外に向けて発信する

STEP3はその「書いたものを外に向けて発信する」です。

SNSなどを使って発信しましょう。発信するという事は誰かが読むということです。この「誰かが読む」意識が芽生えるとそこに緊張や集中が生まれます。その緊張と集中が、想いと文字を言葉として紐付ける神経回路を作る能力をさらに向上させるのです。

匿名でも結構ですので、Twitterやブログのアカウントを作りましょう。そしてそこで発信しましょう。Twitterは140字と言う限られた中でいかに自分の想いを言葉にするのか、その能力が鍛えられます。

YouTubeで発信するのももちろん大丈夫です。ただYouTubeは訓練にはとてもなりますが非常にハードルが高いので気をつけましょう。

ブログの場合は発信を続けていれば徐々にアクセス数も増えます。 文字制限もありませんし仕入れた文字を自分の想いとして紐付ける訓練になりますので本当にオススメです。

たくさん書けば書くほどすらすらスムーズに言葉出てくるようになりますよ。

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すらすら言葉を話すために大切なこと

ここまで伝えたい想いに対して言葉という形を与えて相手に届けていくことをお伝えしてきました。

ここで重要なのがその想いとは何なのかということです。

あなたがそれを伝える理由は何なのか?
伝えた結果どうなりたいのか?
どんな人の役に立ちたいのか?

自分がなりたい姿に近づいていくとことを心に持ちながら文字を入荷していくとさらに加速していきます。

どう自分がその専門分野を極めたいのか
それによってどんな社会の役に立つのか

ここがはまってくると、言葉と思いが一致するスピードが速くなってきます。

こうして入荷→言語化→出荷のサイクルが好循環となって回っていきますので必然的にあなたがすらすらと言葉が話せるようになる能力が高まっていくということです。
他には、例えば家族や友人や仕事の仲間など身近な人に対して自分が学んだことや知ったことを日々の中で少しでもいいので人に話す習慣を持つことによっても入荷→言語化→出荷のサイクルがまわってきます。

とにかく出荷を念頭におくということが大切です。
ぜひ行動してみてください

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