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新入社員の公開講座フォロー研修を行いました

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新人フォロー研修

新入社員のフォロー研修を行いました

4月に社会人として第一歩を踏み出した新入社員たち。
あっという間に半年が経ち、それぞれが現場に配属されて行きました。
 
・社会人の厳しさを実感する新人
・新しい考えやスキルを体得しいきいきする新人
・理想の部署とは違い士気が下がっている新人
 
などなどそれぞれ置かれている状況や局面は全く違います。
 
どんな状態であれ新入社員を放置せずしっかりと半年経った段階でフォローすることはとても大切です。
 
そこで今回の新入社員のフォロー研修を行いました。
 

はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、講演会やセミナーの講師だけに限らず大手企業などでさまざまな研修を行っております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。

新入社員フォロー研修開催の背景と目的

この新入社員フォロー研修の最大の目的は、”半年間を振り返る”ということです。4月の研修では社会人として大切な心構えを伝えてきました。新人はとても重要なことだということは認識するのですが、まだそこには社会人としての実務経験からくる実感値がありません。
 
新人たちは半年間揉まれることにより、4月で習った内容に実感が生まれます。それを基に振り返ってもらうのです。振り返り習慣があるか・ないかは新人が成長していく上で大きな差となっていきます。
 
そして、振り返りをする上で最も重要なことは「初心にかえる」ということ。
 
ワクワクした気持ちや不安感を持って社会人としての第一歩を踏み出した新入社員たち。半年たって現場で揉まれるとその時の気持ちはどうしても薄れていって日々忙殺されてしまいます。
 
4月の新入社員では、社会人としてのコミットをそれぞれ発表してもらいました。その時と比較して今はどんな状態なのか?それぞれに内省してもらいました。

新人フォロー研修

新入社員フォロー研修の講師の狙い

今回の新入社員フォロー研修では自分だけで内省するのではなく、同じ新入社員研修を受けた仲間とたくさんディスカッションをしてもらいました。
 
新入社員はどうしても自分の視点だけで物事を考えてしまい、視野狭窄になっています。その狭い視野で不幸な離職やメンタルに支障をきたすことは絶対に避けなければなりません。そこで重要なのが、たくさん話させる、ということなのです。
 
半年たって腹を割って仲間と話すことにより、「苦しんでいるのは自分だけではないのだ」「この同期はこんなことを考えていたんだ」「4月に同じレベルだった同期が大きく成長している」などなどたくさん話し聞くことにより刺激を受けそれぞれに気づきが生まれます。
 
これが新人の視野を広め、モチベーションを上げるきっかけになるのです。新人が口を揃えて言うのが「毎日忙しくてやることがたくさんあり、始まる前は研修どころではないと正直思っていたが、このフォロー研修を受けて一旦立ち止まり振り返ることがどれだけ大切かがとてもよく理解できた」ということなのです。

フォロー研修参加者の意見や感想

他にも、新入社員からよく受ける質問である「自分に自信をつけるためにはどうしたらいいのか」「お客様や上司から理不尽な怒られ方をした時にどうやってメンタルを回復させたらいいのか」「これから理想と違う部署に配属されたらどのように捉えたらいいのか」などを題材に、私がファシリテーションして新入社員にディスカッションしてもらいました。
 
・自分の言ったことは必ずやる
・できるできないに関わらず最後までやりきる
・一つのことを誰にも負けないくらいに極める
・物事の捉え方を柔軟にする
・自分の中のコントロールできる行動のルーティンを持つ
・一人で抱え込まないで相談する相手を必ず持つ
・自分の使う言葉や態度に意識を向ける
 
などなどたくさんの意見が出てきました。この時に大事なことは講師である私から「こうしてください」とアドバイスしないことです。あくまでも主役は本人たち。私は新人から言葉が出てくるように関わり、その場を促進させました。

新入社員のフォロー研修まとめ

新入社員はここから半年経てば、もう先輩になります。先輩になったら1年目の甘えは一切通じません。2年目になるにあたって、4月に向けて残り半期をどう過ごすのかはその後の社会人として活躍できるか否かに大きく影響してきます。
 
フォロー研修の最後はひとりひとり、自分のやると決めたことを全員の前でコミットをしてもらいました。20代前半というその後の人生を大きく左右する時期に、未来の日本社会を支える新人達とこうして関わることが本当に嬉しく思いますし責任を感じます。
 
来年の新入社員研修では新人フォロー研修を行っていきますが、彼らの人生を背負う覚悟で私も望んでいきたいと改めて感じました。

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