目次
製造業の中堅社員向けにモチベーションがテーマの研修をしました
静岡県に拠点を持つ製造業様で、中堅社員向けにモチベーションがテーマの研修会を実施してきました。
テーマは「劇団四季に学ぶ「高いモチベーションを維持する秘訣」」です。
今回研修にご参加頂いたのは、在籍する作業長クラスで中堅社員の方々。年始に行う意識統一の大事な研修として私を呼んでくださいました。
いかに自分自身と部下のモチベーションを高め、そのモチベーションを維持していくことができるか?
私が劇団四季で培った高いモチベーションを維持する秘訣や、エンターテイメントの世界の安全面の担保と品質の向上の真髄を、忙しい業務の中集まってくださった中堅社員の皆様に伝えさせていただきました。
参加して頂いた中堅社員の皆様や研修担当者の感想と声も載せてありますので、ぜひ最後までご覧ください。
はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、新入社員研修をはじめ行政・金融機関・教育・医療機関などでさまざまな研修を行っております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。
製造業様より中堅社員向けモチベーション研修の講師依頼を受けた背景
今回、私がこの製造業様で中堅社員向けモチベーション研修の講師依頼を受けた背景をお伝えします。
実は昨年度、この製造業様で現場の管理監督者向けに育成術をテーマとした研修会を行ったのです。その研修会が大好評で、今年度もご依頼を頂けることとなったのです。
今回の参加者は昨年度と異なり初めて聴講する方々で、職場でリーダーをする中堅社員であるため昨年度と同様の内容を盛り込みながら、自分自身のモチベーションをいかに維持し、部下のやる気を高めるような関わりができるかを学ばれたいとのことでした。
そこで相手のやる気を高める関わり方や自分自身のセルフマネジメントについてお伝えさせて頂いたのです。
中堅社員向けモチベーション研修の講師の狙い
この製造業様の業務は、社会に非常に大きな影響をもたらす業務のため、必然的に常に業務を改善し向上していく姿勢が重要視されています。
ただ業務が忙しくなると、どうしても作業に追われることが多くなり、業務改善に対する意識が低下してしまうものです。
例え忙しい業務の中でも、研修を受講することにより参加者が業務改善に対してやらされ感ではなく己の中からやる気が湧いてくるような変化を起こし、一人ひとりが自ら積極的に行動するようになり、副次的に職場の活性化されることを期待されていました。
ただ
私がお打ち合わせでこのお話を聞いた際、業務改善や働きやすい職場づくりのためには「人間性の尊重」が切っても切り離せないと感じました。
なぜならば、業務改善に意識が向けられ、生産性や効率性の改善活動にエネルギーが集中すると、人と人との関わりが希薄になり、結果的に働くメンバー間のコミュニケーションが実務的なことだけになるからです。
コミュニケーションが実務的な味気ないものとなると、職場の空気も殺伐としたものになるでしょう。
その空気では、人間性の尊重がなくなり明るい職場でなくなってきます。
研修担当の方は最初、中堅社員自身のモチベーションに焦点を当てていましたが、これらのことを鑑みると、参加者全員がどの職場のシーンにおいても、自分だけでなく部下や働く仲間のモチベーションも高められるような関わり方を実践できるような構成にする必要があると思いました。
そこで考えたのが、
言無意識の言葉の見える化
モチベーションのメカニズム
人のやる気を促す関わり方
です。
私たちが無意識で使う言葉に対して意識を向け、明るい職場づくりのために自分の扱う言葉を磨き上げる必要があることをお伝えしました。
モチベーションのメカニズムでは、自らコントロールできることに焦点をあてることが自分のやる気や充実感をうみだすことをお伝えしました。
人のやる気を促す関わり方では、明日からすぐに使える承認のスキルをお伝えしました。
どうしても業務改善などに目が行きがちですが人と人とが上質に携われて初めて良い仕事ができるということを絶対に忘れてはいけません。
私の所属していた劇団四季でも、例えばライオンキングなどロングラン公演の品質と安全性を守るためには業務改善がかかせませんでした。
同じことを繰り返す再現芸術は、ある意味ルーティンワークです。しかし、必ず原点に立ち返ることの重要性も素晴らしい仕事をするためには必要だということもこの製造業様の業務に重ねながらお伝えしました。
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担当者様から頂いたモチベーションがテーマの中堅社員向け研修後の感想
本日は佐藤先生ご多忙のところ、中堅社員向け研修にご登壇をくださり誠にありがとうございました。
内容もそうですが業務に詳細に紐付けながら研修を構成されているところに感動しました。
品質の担保
業務改善
安全第一
いろんな講師の方がいますが、自分の専門を話すのに精一杯で業務に落とし込んで紐付けながら話してくれる方はなかなかいません。
こんな言い方をしたら失礼かもしれませんが、とても頭がいい方だと思いました。
研修会前は研修担当である色々な事が重なり日々悶々と過ごしておりましたが、先生のお話や漫画プロフィールから力をいただきました。
また、研修後に応接室で教えてくださったセルフマネジメントのイメージトレーニングも行っております。
先生のお話は育児にも通じる部分があります。育児は自分との闘いでもあり日々修行ですが、先生に研修でご教示頂けたことや、独自に教えてくださったイメージトレーニング方法のお陰で家庭内の平和が少し良くなったように思います。
昨年、今年とお話を聞かせていただき、一番恩恵を受けているのは私の子供かもしれません。
当局職員も同じように、先生の講話を受講できた人はとてもラッキーです。なぜならば今後のそれぞれの人生の彩が全然違ってくると思います。
より多くの職員が先生の講話を聴くチャンスが得られるよう、研修事務局としても尽力してまいりたいと思います。
満足度100%!!の結果を頂きました
参加された中堅社員の皆さんの研修後の感想です
製造業の中堅社員向けモチベーション研修の研修後の感想を頂きましたので共有いたします。
以下、参加してくださった中堅社員の皆様の感想です。
令和6年度モチベーション研修アンケート
令和7年1月10日(金)劇団四季に学ぶ!「高いモチベーションを維持する秘訣」
・普段から言葉には気を付けるように心がけていても、ついついキツイ言葉を使ってしまうことがあるので、改めて相手のモチベーションを上げられるような言動をしていくようにしていきたいと感じた。
・話し方も非常にうまく、引き込まれる内容でした。長期に渡り劇団四季という有名であり厳しくもある場所に身を置いていた方の一言一言には重みがあり、業務改善を含めた今後の業務にも活かせる話が聞けたと思います。日頃、上司や同僚と接していく中で発する何気ない一言にも気を配っていかなければならないと強く感じ、時代に合わせた言葉の使い方や考え方を勉強して、自分の頭の中も日々進化させていく必要があると感じました。挨拶や返事、人の目を見て話しをするなど人として基本的なことを忘れず快適な環境づくりを目指していきたいと思います。
・「なるほど~」と思えるような良い研修でした。時間が短かったので、もっと深いところまで聴きたいなと思いました。
・普段、無意識に何気なく行っている言葉や行動について改めて意識することによって振り返ることができたのでよかったです。
・自分の役割とは何か、自分を見つめ直してモチベーションupに繋げていきたいと思います。ありがとうございました。
・言葉の重要性をあらためて感じることができた。プラス思考にコントロールできるよう、これから気を付けて行動したい。
・自分が行動する上で大変参考になる講話であった。今後、行動・実行していきたい。
・非常にわかりやすかった。時間はもう少し欲しい。
・外部講師の方は話も上手で聞いていて楽しい。次回も参加したいです。
・他の役職の方々もこの研修を受講したら良いと感じた。
・話は聞きやすいし、分かりやすくて良かった。モチベーションをあげるための言葉を使っていきたい。
・モチベーションを高めるよう考えながら行動していきたいです。言葉はとても大切なツールだと思いました。
・意識して肯定的な言葉を使っていきたい。劇団四季のモチベーション維持の方法が参考になった。
・何事も自分に帰ってくる。プラスに考える。
・注意する時は言葉に気を付けるようにしています。相手を認める言葉掛けを今まで以上に心掛けたいと思います。
・今回のような、昭和の、人を傷つける言葉を見直させる研修を昭和時代に勧めてほしいと感じた。令和という時代に合ったとても良い研修でした。
・自分の言葉で自分も周りも変われる。
・言葉とは、前向きになったり嫌な思いをしたり、色々な捉え方があるので、立場的にお願いする事が多いので、相手が嫌な思いをしないように言葉を使っていきたいと思います。
・職場でもモチベーションを高める言葉を使う人が増え、下げる言葉を使う人が気付いて変わっていけば、今よりも更に良い職場環境になると思います。今日の研修を職場だけでなく家庭、子育てでも役立てたいです。
・今回受講した内容である作業者のモチベーションを維持するための声掛けや言葉選びといったものに注意し、今よりも作業を良くしていきたいと感じた。また、発信する際は、もっと相手の立場になって、相手が委縮したり落ち込んだりするような言葉を勢いで言ってしまわぬように心掛けていきたい。
まとめ。学校教職員向け伝え方研修の講師の所感
今回、嬉しかったのは研修担当の方が、私の狙いをしっかりと汲み取り理解してくださったことです。
私は、ただ研修をするだけでなく、必ずヒアリングをし求めていることや受講者に感じ取ってほしいことにどう落とし込むかを考え尽くします。その成果が出たようでこの言葉を頂けて嬉しく思いました。
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