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アイデアを生み出すリーダーの特徴

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魅力的なリーダーは枠にハマらない

私はプロの世界に入って、様々なリーダーを見てきましたが、素晴らしいパフォーマンスやリーダーシップを発揮している人には共通していたのは、「専門以外の見識を広げる意識」でした。

リーダーの意外な話により、部下の視野が広がりそれが思わぬヒントとなって自分の抱えている問題解決や効率アップに繋がることもあります。そんな魅力的なリーダーの特徴について考えてみます。

専門分野以外から学べることがたくさんある

専門分野以外の見識を広げるという事について料理の世界を例にしてみましょう。料理人として一流を目指す人は、一見料理とは関係のないことからもヒントを得て自分の腕を向上させています。

例えば、料理を盛る陶器について勉強をしてみたり、美味しい水についていろいろな文献を読んで研究してみたり。農家の方と積極的に交流を持って、その道で生きてきた人のストーリーや想い・考え方からヒントを得てアイデアにしたりします。

全く関係のないと思っていた他分野の経験が、後になって素晴らしい作品やサービス、商品のきっかけになったという話は枚挙にいとまがありません。元プロ野球の桑田真澄選手が専門の野球以外にピアノや武道やワインの見識を広げて野球に結びつけていたのは有名な話です。

魅力的なリーダーは奥が深い

アーティストやスポーツ選手は自分の能力をあげて結果を残すことが大切ですが、ビジネスリーダーはさらに、人を育てるという重要な責務があります。

上記のように自分の専門分野以外の見識を広げたリーダーは、広げた見識を専門分野に変換していくとよいでしょう。そして、部下を伸ばし、抱えている問題が解決されるようにヒントを投げる必要があります。

私が見てきたプロの世界での「人を育てる魅力的なリーダー」の特徴は、普段の会話の見識や奥行きがとても深いという点がありました。さらに、そうした会話の落としどころが、常に舞台のパフォーマンスの向上に行きつくということでした。

こうしたリーダーの元では、「この人の話をもっと聞きたい。この人からもっと学びたい。」こういう気持ちが沸き起こるものです。ですから、私自身も、自分の成長のために積極的にリーダーに向かっていった記憶があります。

いろんな見識を広げそれを仕事に結びつけ、部下やメンバーのヒントとして投げかける意識は、とても大切なことだと思います。見識あるリーダーのアドバイスは、視野が狭くなって伸び悩んでいる新人が壁を突破するきっかけになるかもしれません。

アイデアは、複合的に生まれてくるものだから

新入社員は様々なことを吸収して大きくなっていく可能性を持った大切な時期です。その成長のためにもリーダーは、いろんなことにアンテナを張り、自分の分野以外のプロフェッショナルから話を聞くことをオススメいたします。

アイデアというものは、ゼロから生まれることはなく、常に複合的であると言われています。だからこそ、自分の視野を広め、様々なジャンルや分野を見ることによって、自分のビジネスに結び付けていくことができるようになります。こうしたことを続けていくと、新しいアイデアにつながり、自身のチームの効率があがるきっかけになっていきます。

 
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