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成果を出す上で振り返りが最強な理由
今日は成果を出す上で、振り返りが最強な理由。
でも、なぜ人は振り返りをしないのか、避けるのか
というテーマでお送りしていきます。
僕は、新人や若手に、研修で必ず、振り返りこそが最強の学習効果をもたらすと伝えます。
成果を出している人、結果が出る人は間違いなく振り返りをしています。結果を出すだけでなく、自分が成長するためには、一度立ち止まって振り返ることは本当に大事なので、若手には、振り返りの重要性をしつこい位に言うのですが、
「やらない」もしくは「軽んじている」人が非常に多いように感じます。
新しいことや先に進むことばかり考えていて、一旦立ちどまって後ろを振り返り、これまでの道のりを見ない・確認しない人が本当に多いのです。
新しいことを学ぶというよりも、今まで学んだことをしっかりと実践していれば、おのずと結果が出やすくなります。
例えば、受験勉強でしたら、一度やった参考書を繰り返し解く事です。
読書でいうと、1回読んだ本を繰り返し何度も読む、ことです。
セミナーでいうと、1度学んだものを繰り返し復習することです。
人間は基本的に1回やっただけでは身に付かないもの。
車の運転で例えると、教習所で1度、運転技術を習っただけで公道に出たら大事故に合うでしょう。何回も繰り返すことによって乗れるようになります。
方向音痴の人だって、自分の家に帰れるのは、繰り返し、その道を通っているからです。
大抵の事は繰り返してできるようになります。
はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、講演会やセミナーの講師だけに限らず大手企業などでさまざまなユニークで面白い研修を行っております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。
大きな成果を出せた理由は振り返りにあり
僕はフリーターから劇団四季の主役に登り詰めた経験を持っています。修行時代は、劇団四季を目指すだけでなく、国家資格の気象予報士も合格しようと、ダブル合格目標に頑張って達成しました。
なぜそれができたか?
徹底的に振り返りをしたからです。
僕のことを「才能があったから」と一言で片付ける方がいますが、振り返りをするという才能はあったかもしれません。
1度レッスンを受けたら、そのレッスンの内容が1つでも自分のものになるように繰り返し振り返って練習する。
国家資格の勉強の参考書も、新しいものには手をつけず、これたと決めた数冊の参考書を徹底的に繰り返し勉強する。
振り返れば振り返るほど新しい発見があり、新しい学びや気づきが生まれた事は本当に記憶に新しいです。
今、私たちが研修やセミナーで何か学びをした時も基本的に同じだと思います。
振り返りをすることによって、初めて自分の血となり肉となるとなるのです。
多くの人が振り返りをしない3つの理由
では、なぜ多くの人が繰り返したり、振り返りをすることを避けるのか。
その理由を改めてまとめておきましょう
1刺激がない
新しいものを学ぶ事は確かに面白いです。快感物質が分泌されます。
それに比べて振り返りは刺激が少ないです。
極端なことを言うと刺激がない。だから、そこに対してエネルギーを向けることを避けてしまうのです。
2昔学んだ事はやっても意味がないと勘違いしている
「あーそんなの知ってる知ってる。」
「あぁもう一度聞いたことある。」
振り返りをしない人がよく言う言葉です。昔、学んだ事はもう知ってることだし、やっても意味がないと勝手に思い込んでいるのです。
ここが落とし穴です。じゃあその知っていることや昔学んだことを自分の言葉で話せますか?人に教えられますか?と言ったら、ほとんどの人ができないでしょう。
その内容を自分の言葉で話せて、そして人に教えられて、初めて体得したと言えるのです。そのためには振り返るしかありません。
3現実と向き合いたくない
振り返りをすることによって、“忘れている自分”、“できていない自分”という現実と向き合うことになります。
その現実と向き合ったときに初めてできていないことを実感し、悔しくなるのです。
ある意味プライドが傷つけられます。自分を過信すればするほど忘れている自分に気づき、虚しくなります。その自分の過信と向き合う事は、非常にエネルギーを使います。
まとめ:振り返りの重要性
新たな知識、習得は旅行と似ています。初めて行く場所はとても刺激的です。わからないところだらけで全てが新しく楽しく面白く感じます。
しかし1度行った場所は「あぁ、もうそこ行ったことあるよ」と考えて次の旅行先を別のところに選ぶ人がほとんどでしょう。
しかし一度行った場所でも何回も行くことによってわかることがたくさんあります。新たな出会いや気づきもあるでしょう。新しいコミュニケーションも発生するかもしれません。
それが意外と貴重な思い出になることも多々あります。何回も繰り返し同じ場所を訪れると、その場所の味を感じられるものなのです。
私たちの学びも一緒です。一度知っていると過信しているものは振り返っても刺激がない。だからやらない。自分のものになった気でいる。これが一番恐ろしいこと。
現実的には、振り返りをして繰り返し確認しないと自分のものにならないのだから。
「そんなの覚えてるよ」
「そんなのわかってるよ」
「そんなこと聞いたことあるよ」
こういったのはプライドであり自分を過信している状態です。
人間というのは忘れる生き物です。
成果を出している人は間違いなく振り返りをしています。振り返ったことを繰り返し実践しています。
気づいたことがあったらその情報を垂れ流しにするのではなく、ノートに書き留めメモし、そのノートをパラパラと何度も見返しています。間違いありません。
ぜひ振り返りを習慣にしてください。
振り返りこそが最強の学習効果をもたらします。
そして振り返りしている自分に自信を持ちましょう。刺激が少ない振り返りという行為に意識を向けている自分を誇りに思いましょう。
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