マイケルジャクソンというレジェンドでも模倣している
マイケルジャクソン。
この名前を聞いたことがないという人はほぼいないでしょう。King of Popと呼ばれたレジェンドです。
マイケルジャクソンは、誰もその域に届かないエンターテイメントの象徴で、亡くなってもその名を残し、今なお経済価値を生み続けています。
このレジェンドですらロールモデルを持ち、模倣をプロセスにしていたといったらあなたは信じますか?
この記事を読んでいるあなたが
「自分の好きなことや得意なことでプロになりたい」
「自分の持っている技術で仕事をしていきたい」
「人や組織に依存するのではなく、自分の力で道を切り拓きたい」
このような気持ちでこれからプロを目指そうとしているのでしたら、今日はその第一歩として”ロールモデルから吸収することの大切さ”をマイケルジャクソンを通して学んでいきたいと思います。
そんなマイケルがお手本にしていた師匠とは?
マイケルジャクソンがお手本にしていた師匠とは誰なのかご存知ですか?
「誰それ?」と言われてしまうことがとても多いのですがご紹介します。マイケルジャクソンがリスペクトし大きく影響を受け模範としていた師匠。
それが、フレッドアステアです。
フレッドアステアは1930〜50年代のハリウッドのミュージカル映画の全盛期を担いました。(映画“雨に唄えば”のジーンケリーとともにその時代のスーパースターでした)
フレッドアステアのタップダンスは神業に近く、どんなに練習しても真似ることのできないその究極のダンスは時代を超えて色あせていません。マイケル同様今なお多くのファンの心に生き続けているミュージカル界のレジェンドです。
マイケルがフレッドアステアに傾倒していたのが分かる動画があります。
この動画でもお分かりだと思いますが、マイケルジャクソンはフレッドアステアのダンスだけでなく様々な演出や魅せ方も模倣し吸収しています。
この動画以外にも、マイケルが残した素晴らしい演出の元はアステアであるものが、実は多いのです。
あのマイケルジャクソンがそこまで真似をしてTTP(徹底的にパクる)していたということ自体が驚きですよね。
技術向上の第一歩とは真似ること
マイケルがフレッドアステアを模倣していたことは、
“どんなに偉人でも模倣から入る”
ということを証明しています。
ダンスに限らず自分の技術を向上させるためには、一流を模倣するということは避けて通れない道です。
この記事を書いている私は、劇団四季というミュージカルの世界で主役まで上り詰めた経歴があります。大人になってからクラシックバレエや声楽などの勉強を本格的に始めたという異色の経歴を持っております。
そんな私自身も、自分の技術向上のために一流のパフォーマンスを繰り返し見て積極的に模倣しました。自分の心を虜にするロールモデルを徹底的に研究し真似をして自分の土台を作るということはとても重要です。
これは芸術家やクリエーターだけの話でなくビジネスマンにとっても同じです。
成果を出している憧れの先輩や上司に触れて、言葉遣いや表情や立ち振る舞い思考など様々な良い点を真似して自分のものにしていくことがあなたの能力の土台となっていくものです。
真似をした先にあるものは?
マイケルジャクソンは練習の鬼でも有名した。ダンススタジオの鏡を常にチェックしてダンスの精度だけでなく見られる姿・角度までスタジオにこもって研究していました。
(ちなみに私は劇団四季時代に、マイケルジャクソンのバックダンサーをしていたユーコジャクソン先生からマイケルの様々な話を聞かせてもらいました)
マイケルは自分の心を虜にしたフレッドアステアの技術を自分のものにしようと、情熱を持って猛練習していたはずです。
“自分を高める”ということ以外にわきめも振らずに練習に打ち込んで、どうやったら昨日の自分より上手くなるのか?ここに焦点を当てて努力を続ける。
これはマイケルだけでなく、偉人や一流がジャンルを超えて全員備えている心構えです。
はじめは徹底的に真似をする。表面的に真似ていても全くダメだということや、明らかな技術レベルの差を痛快し、自分を高めなければならない課題が見つかったりもします。
その過程を経て、自分の世界観を創造していくのです。オリジナリティーを長期的視点で作り上げていくのです。
自分の信念や価値観と融合して自分の世界観を築いていきます。そのための学びに終わりはありません。あらゆるものに自分を高めるためのアンテナを張りスポンジのように吸収していきます。
マイケルジャクソンもただフレッドアステアを真似するだけでなく、まだメジャーではなかったブレイクダンスなどの手法で様々な世界観を創造して世界中を虜にしました。
日本古来からある守破離の精神にも繋がる
日本古来から伝わるプロフェッショナルの精神を表現する言葉として“守破離”があります。人がある道を極めるために通る道を“守”と“破”と“離”の3つのフェーズにわけたものです。
その“守”がまさに師匠をモデリングし土台(型)を徹底的にみにつけるということを意味します。
偉人や超一流は、どんなに天才と言われる人でもこつこつと”守”に励み続けています。こうした小さいことの無数の積み重ねが偉業となるのですね。
この“守”の心構えを大切にして、あなたが興味を持って取り組んでいるその分野を、繰り返し練習して情熱を持って極めていきましょう。
打ちのめされることがあるかもしれません。私自身も「向いていない」「君は人生を間違ってしまっている」「やめたほうがいい」このように散々言われてきました。しかし希望を力にして起き上がってきました。
プロになれるのは希望を持って続けた人です。その第一歩として、自分の模範となる師匠や一流を徹底的に真似して自分のものにしていきましょう。
“自分の大好きなことを極めたい。自分の得意なことで人の役に立ちたい。人を喜ばせたい。”この気持ちがエネルギー(情熱)の根源になります。情熱を持ってあなたの取り組みを続けましょう。
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