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自治体・公的団体の職員向け話し方研修の講師をしてきました。

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自治体での話し方研修

■自治体・公的団体の職員向け話し方研修の講師をしてきました

自治体・公的団体(富士市役所)の職員向け話し方研修の講師をしてきました。

 
今回の研修のタイトルは
「伝える話し方講座」

 
自治体・公的団体の職員の方々は人前(市民の前)や市議会など大勢の前で話す機会が非常に多くなります。話す際・伝える際は、しっかりと内容を届け、信頼や共感を成立させなければならないという重要な機会です。

 
逆に、話し方や伝え方があいまいだったために後々大きな問題に発展してしまうこともあるそうです。

 
そこで、20〜30代でマス向けプレゼンテーションを劇団四季という世界で追求し、劇団四季での主役経験を通して”伝える”という本質を体得して、現在、上場企業の会社役員や経営陣や幹部向けのプレゼン研修などをしている私が、今回の講師を努めさせていただきました。

■話し方のテクニックやノウハウより重要な事とは

私はたくさんの経営者やビジネスリーダーの方々に話し方や伝え方を教えてきてわかったことがあります。

 
それは、やり方ではなくてあり方を徹底的に学んで実践した方が成長するということです。

 
人前に立つとはどういうことか?
なぜ言葉により共感が生まれるのか?
感動が生まれるのか?

 
ちまたの本屋に行くと「3日でできる!」などというテクニックやノウハウ本が溢れています。テクニックやノウハウももちろん大切ですがその前に表現の本質やあり方をしっかりと理解する必要があるのではないでしょうか。

 
根っこであり幹を太くしていくという事です。

 
運転免許証を取得すればテクニックは後々ついてきます。
人前で話すことが苦手な方は免許証を持たずに公道に飛び出ているようなものです。

 
ですから、今回の自治体・公的団体の職員向け話し方研修では
このように努力し、このように考え・捉え、研修後から実践していけばどんどんよくなるという原則(運転免許証)をお伝えしました。

■今回の自治体・公的団体の職員向け話し方研修の流れ

今回の自治体・公的団体の職員向け話し方研修ではこのような流れで進めていきました。

-伝えると伝わるの違い

まずは「伝えると伝わるの違い」です。伝える事も大切ですが、自己発信をして相手が何かしらの影響を受けて行動に結びつくところまで意識しなければなりません。

 
受講生で意見交換をしたのちに言葉を定義化して講義をすすめていきました。

 
【関連記事】伝えると伝わるの違いについて

-自己表現の本質

次に自己表現の本質です。

 
自己表現の面白いところは自分がやっていることと相手が受けていることは違うということです。自分がわからせようとしたり気持ちだけが先行して伝えよう・見せようとしても空回りしたり逆効果だったりするものです。

 
表現の本質を全員で学び意識改革をしました。

 
【関連記事】佐藤政樹のプレゼンTEDx(動画付き)

-呼吸法

次に発声の質の向上につながる呼吸法です。

 
多くの方が、自分の声が聞き手に届いていないということに気づいていません。声をしっかり届けるためには呼吸というエネルギーを相手に届ける意識が大切です。自分で枠をきめずしっかりと声を出すことは重要です。

 
特に第一声をしっかりと飛ばし、潮干狩りに行って熊手であさりを取り込むように、聞き手の心をつかむことの重要性をお伝えし、呼吸法を全員でワークとして行いました。

講師のパフォーマンス

呼吸法を使った圧巻の声で盛り上げます(受講生は寝る暇もありません笑)

→呼吸法について一歩深く知りたい方はこちらの記事

-人前に立つ上でのプロのスタンス

次にプレゼン研修では毎回好評であるプロのスタンスについてワークを通して学んでいきました。

 
人前に立つことを仕事としているプロフェッショナルはどのような心構えで観客の前に立っているのかをゲームを通して学びます。

 
心理的ビフォーアフターを実感した自治体・公的団体の職員の方々からは「これは凄い・・・」という感嘆の声が上がります。

-緊張について

そして次に私たちのもっている能力を妨害すると捉えられる緊張についてです。

 
緊張してくると多くの人は、緊張している自分はダメなやつだ、と自分にレッテルを貼ります。プロはそんなレッテルは貼りません。プロは緊張を集中するためのチャンスに切り替えます。

 
集中ゾーンに入ってパワーアップした自分へと変身(スイッチング)といいます。

 
【関連記事】プレゼンで緊張しなくなるための秘訣その1

-自己紹介のワーク

午後からは、自己紹介の重要性を伝え、作り込み何度も何度も実践しました。

 
多くの方が自己紹介を簡単に捉えています。

 
しかし自己紹介は二度とない第一印象を相手にしっかりと印象付けその相手から信頼を勝ち取り今後のつながりをもたらすための重要な機会なのです。

 
効果的な自己紹介の作り方をお伝えし午前中に学んだことをしっかりと応用して一人一人しっかりとはっしんしてもらいました。

一分間自己紹介

一分間自己紹介を徹底して取り組む受講生

【関連記事】仕事につながる自己紹介の作り方〜ビジネス編〜

-なぜやるのか

そして最後に、人に伝える上でもっとも重要な部分である”なぜやるのか?”をお伝えしました。

 
人が共感して動く部分というのは明確な”なぜ”です。

 
なぜやるのかをしっかりと自分の腑に落とし、それを発信して言動一致で行動していくことが、今回の研修のテーマである「伝える」ということだとまとめました。

 
「伝える」とは「なぜ(WHY)」を明確にして相手に届け行動を促すことだと。

 
最後に、実感して見るという実習を通して本当のコミュニケーションを学び研修を締めくくりました。

本当のコミュニケーションとは

人と人との心のつながりを体感するワーク

■伝える話し方研修の感想

研修が終わった後に、担当者から以下のような声を頂きました。

 
一昨日は、**職員研修「伝える話し方講座」を行って頂き、誠にありがとうございました。

 
講座終了後、受講生の皆様より
「こんなに楽しくて心地よい疲労感のある研修は初めてです」
「すばらしい先生に出会えて良かった!」
といった絶賛の声が多数寄せられました。

 
事務局としても、素晴らしい講義内容として頂き、非常にありがたい気持ちでいっぱいです。

 
今年度受講できなかった職員も多数おりますので、是非来年度もお願いをしたいと考えております。

 
以下、受講生の感想です。

 
・人前で話すことでやたらと緊張し顔がこわばり一つの話をじっくり話せなかったりしました。今回の研修のはじめのはじめにやった自己紹介は何を話したから覚えていません。しかし呼吸法やあり方を学んだ後の自己紹介ではゆっくりと一つの話題をじっくりと伝え続けている自分を発見しました。話し方を理解することで深い人間関係を築けるのだと思いました。

 
・呼吸法を実践した後の声の変化に自分自身で驚きました。自分自身伝え下手であり業務に支障が出るのではないかと不安に感じていた部分があったのですが、今回の研修を受講し自信が持てました。

呼吸法の実習の様子

呼吸法の実習の様子

 
・とてもためになる研修でした。公的機関で働いていると忘れがちな大切なことなので全員受けたらいいと思いました。まなびと楽しみのバランスが良く興味深く聞くことができました。

 
・研修の途中で音楽が流れたり佐藤先生が歌ったり踊ったりとても楽しく受講させていただきました。声で空気や机が振動していてこの呼吸法はすごいものなんだと実感しました。呼吸法を意識しながら元気に挨拶していきます!

歌って踊る研修

楽しみながら学ぶ研修の模様

 
・普段から話すのが苦手で凹むことが多いのですがこの研修を受講して参考になることばかりでした。とくにそぎ落としを意識して取り組んでいきます。とても満足しました。今後につなげます。

 
・講師の佐藤先生の例文がとてもわかりやすく楽しみながら学ぶことができました。仕事にもすぐに活用できる内容で明日からすぐに意識して実践してみようと思います。

 
・話の運び方など知りたいことばかりでしたのでとても満足です。頭や胸で話すのではなく肚で話すことで綺麗な言葉を使わなくても相手に伝えることができると思いました。緊張しやすいので呼吸法と登壇する意味を自分に落とし込んでこれから人前に出ます。

自治体での話し方研修

効果的な話の進め方も伝える講師

 
・話の構成など頭で「考える」伝え方をこれまで意識することが多かったのですが、呼吸や実感すること、身体を通して伝えていく姿勢が大切だとわかりました。今回の原則を学んだままにせず日々の業務で実践しくことが重要だと思います。

 
・仕事をする上で市民の方と接する機会が多いので、この講座を活かして市民の方の声に耳を傾けこちらの伝えたいことをしっかりと伝えていきます。

 
・今日という1日が全て印象に残った。目標だけではなく、なぜを考え見つけ「実感して語れる」ように意識していきたい。

 
・「見られるから見る」というのは自分の中では気づけない視点でした。人は気の持ち方で苦手を克服できるものだともいます。自分のストーリーを表現し相手に伝わる業務をしていきます。

 
・なぜここにいるのかという理由を考えてから話すと、頭が一度冷静になり内容も代わるので実践します。そしてTGAを意識するとこんなにも話しやすいのだと驚きました。

■まとめ

研修前と研修後では受講していただいた職員の皆さまの表情は別人で、目の奥に力が感じられ、講師としても大きな価値を伝えることができたのだと、この仕事をしていてとても良かったという実感をしました。

 
人は楽しんでいる時こそもっとも集中力が生まれ記憶にも残りやすいということが科学的にも証明されているので、楽しみながら学べたという感想も講師としてとても嬉しく思います。

 
これからも私の経験を一人でも多くの方に伝えて、受講生の内なるエネルギーを引き出しわくわくイキイキと働く人を増やして社会がよりよくなるきっかけづくりをしていこうと強く思います。

自治体職員の皆さんと

受講生(富士市役所)の皆さんと

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