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経営者がみな驚愕!劇団四季の9つのマネジメント術とは?

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■経営者がみな驚愕!劇団四季の9つのマネジメント術とは?

 エンターテイメントの世界で作品を世に出す過程のマネジメント術は、ビジネスにおけるマネジメントにとても役立ちます。グループダイナミクスを起こしたりチームの生産性・効率性をあげるヒントが埋もれています。

 
実際に経営者の方やマネジャーの方などにこのような質問をよく受けます。

「劇団四季では例えばリハーサルのときなど、どのようなマネジメントが行われているのですか?」

 
プロの世界は、このリハーサルのマネジメントに凄まじいものがあります。リハーサルとは作品を世に出すまでの練習期間の事です。劇団四季に入団したばかりの頃の私は、そのリハーサルのマネジメント術にまず圧倒されました。パーフェクトと言っていいほどの仕組みが出来上がっています。

 
エンターテイメントとして成果を出すためにはどのようなポイントがあるのでしょうか?ビジネスに役立つ9つのポイントを、わかりやすく一つ一つ説明してみたいと思います。

リハーサル

1:常に競争の意識づけ

 舞台には、主役だけでなく、準主役、その他大勢役などたくさんの役(ポスト)があります。リハーサル期間中は、そのすべての役に競争の意識づけがされています。一つの役には必ず2人ないし3人です。

 
この一つの役に配役された2~3人がリハーサル中に「次はBさん、次はCさん」とマネジャーにより名前が呼ばれます。

 
指名されてパフォーマンスをすると、基礎が出来ているか・そのリハーサルで求められるクオリティに達しているがわかります。同じ役に配役された複数は“あの舞台に出演したい”という明確な願望がそれぞれありますから、それが良い競争の意識を生み、お互いに切磋琢磨を繰り返すことにより短期間で各自が大きく成長し全体のクオリティも向上するのです。

 
ビジネスの世界でも、個人の願望に結び付いた良い競争の意識はモチベーションをあげ成長を促します。個人としてもチームとしても、どうなっていきたいのか?どうありたいのか?という願望をマネジャーが明確化するようにマネジメントするのがとても大切なことです。

2:仕事に取り掛かる瞬間の意識づけ

 リハーサルは、細かく時間区切りがされて休憩が入ります。とても大切にされていることは、休憩後等の仕事に取り掛かる入りの瞬間です。

ここの入りをあやふやに入ると緊張感がなくなって集中力が生まれず生産性が悪くなる雰囲気になります。

 
サッカー選手が試合前に円陣を組んで全員で集中力を持って意識統一をするように、時間の区切り区切りで意識統一が必ず行われます。

 
それにより、だらだらと進めるのではなく集中力をキープすることが出来ます。ビジネスの現場でも、この空気作りがマネジャーの腕の見せ所でもあります。

3:分析しフィードバック、改善して分析の繰り返し

 リハーサル中はマネジャーの他にもパートリーダーがいます。パートリーダーとは、クオリティをあげるための分析を各部門で行う人の事です。

 
例えば、音楽面の分析、ダンス面の分析などです。

 
そして各場面でパートごとに分かれクオリティを上げるためのフィードバックの時間が設けられそこで改善します。

 
それを繰り返して一つ一つの場面のクオリティをあげ、全体像を見ながら次の場面に繋げていくのです。マネジャーやリーダーのどうしたらクオリティがあがるのか?という改善のための分析力がとても重要になってきます。

4:役割に責任を与える

 どんなに端役でも一人ひとりが役としてその場に存在する理由があります。その責任を果たせないものは舞台空間のエネルギーをすべて吸い取ってしまいます。舞台を崩壊させてしまいます。

 
そのため端役であろうとなかろうと、全員に責任が与えられその役を集中して生きることを目指しています。一人一人が持っている責任が舞台上にダイナミクスをうみだします。

 
観客の眼には入らない可能性もありますが、端役一人ひとりの取り組み・一人ひとりの真摯さが全体像を通して顧客に必ず伝わります。

 
ビジネスシーンに例えると、会議などで新人ベテラン関係なく、参加者全員がその役割に責任を持ち参加者全体でエネルギーをあげることにより生産性があがるのと同じです。

 
逆に、その会議に存在できていない人は他の参加者のエネルギーを吸い取り、その一人が組織の生産性を奪い取ってしまう可能性があります。

5:各リーダーに責任を与える

 プロジェクトが始める前には、音楽・ダンス・演技それぞれのパートごとに各分野のリーダーが指名され責任が与えられます。リーダーには、どうしたら作品全体のクオリティがあがるかという責任を持たせる仕組みができています。

 
面白いことに、リーダー指名されると本人たちはモチベーションが上がりスキルアップもしていきます。“教うるは学ぶの半ば”という言葉があるように、リーダーになることによって自分の実力が上がるのです。

 
私も経験がありますが、リーダーとなって後輩に指導すると自分自身のスキルアップに繋がるアイデアやヒントが次々と浮かぶのです。

6:成果を出したものには、すぐに評価のフィードバックがはいる

 全体稽古でクオリティが明らかにあがった時には、成果を出したそのリーダーを評価するフィードバックが必ず入ります。

 
何十人もの新人ダンサー大きく成長させ、精神的にも育て上げ、作品にも貢献したダンスリーダーをトップ自ら全員の前で評価します。自尊心の高まったダンスリーダーはさらに組織に貢献しようというモチベーションが沸き起こります。

 
成果に対するフィードバックは、組織で働くもののやりがいをうむことに繋がりますから、部下に対する評価のフィードバックは忘れてはならないとても大切なことです。

 
こうして成果を出したリーダーにはすぐに人事評価が反映されることもあります。

7:翌日の準備のためのタイムマネジメント

 タイムマネジメントがマネジャーの腕の見せ所です。夜遅くまでだらだらリハーサルするという非生産的なことは一切しません。

 
マネジャーが9時から17時でスパッと集中してリハーサル時間をマネジメントしていきます。残りの時間は明日のリハーサルのためのそれぞれの準備の時間なのです。

 
フィードバックから得られた各個人の改善点、自分自身の目標・レベルに到達するための大切な時間です。改善のため足らない点を個人が繰り返し練習して翌日にレベルを上げた自分を見せるために準備します。

 
短時間にどれだけの成果が挙げられるかというマネジメントではなく、個人の大切な時間を確保するためのタイムマネジメントがなされます。

 
その個人の大切な時間を活かせず、翌日に改善が見られないものは当然、キャスト表から名前が消える可能性があります。“同じことで2度注意を受けるのはアマチュア”という考えが浸透しています。

8:シナジーを起こす

 リハーサルは、一つのチームだけ行われているということはありません。同時にいくつものチームがリハーサルを繰り広げています。例えば、子供向けのミュージカルのリハーサルをしているチームをA・トップクラスが集結しているチームをBとしましょう。

 
チームAのメンバー全員でチームBのリハーサル室に移動し、リハーサルを見学するという時間が設けられます。

 
超一流達のリハーサルを臨場感と緊張を持って見学することで大きな気づきと成長が得られるのです。

 
また、チームAのメンバーの中で可能性と資質があるものはアンダースタディー(勉強キャスト)としてチームBのリハーサルに参加することもあります。

 
これらのシナジー効果がチーム全体によいモチベーションをもたらします。そのプロセスにより、一気に個人とチームの成長がもたらされます。

9:心理的マネジメントにも注意を払う

 10できていたパフォーマンスがのレベルに突然なってしまうことがよくあります。それはリハーサル室から劇場という現場に移った時です。

 
空間がリハーサル室から劇場に変わると音の響き、眼に入ってくる光の量、平衡感覚、すべてが別世界になってしまい不安になります。強い照明が当たると本来の動きができなくなってしまい心理的にダウンします。

 
マネジャーはそれらをすべて先に把握し、リハーサル期間とともに徐々に身体に対応させていくよう心理的マネジメントしていきます。強い照明が当たっても重たい衣装を着けてもメイクをしても満員の観客が入っても平常心を保てるように心理的マネジメントを大切にするのです。

 
研修と現場とのギャップを感じて気持ちがぶれる新入社員や、自分が思ったような成果が出ない社員の心理状態を先手・先手で汲み取って備えておくのが大切です。

■まとめ:大前提は集中力

 以上、9つのマネジメント術をお伝えしました。今のプロジェクトの現場に活かせるポイントがあるのではないでしょうか?

 
仕事の効率をあげるため、出したい成果に近づくために最も必要なことは集中力です。上記に挙げたすべての項目は、集中して取り組んでいくということが大前提です。

 
集中力はどんな人でも鍛えられます。ビジネスの世界でこれらのマネジメントをいかすには日々の業務の中で、集中力をどうマネジメントしていくかが一番重要なポイントです。

 
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