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仕事のモチベーション維持・向上の企業向け研修を開催してきました

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仕事とモチベーション

仕事のモチベーション維持をテーマに研修をしてきました

皆さんは、社員のモチベーションが低いのを職場環境のせいにしていませんか?

 
私が勿体ないと感じているのが、仕事のモチベーションが低いのは職場環境が悪いからと考えられている企業様もいらっしゃることです。

 
私がこの記事を書こうと思ったのは、解体業を営む某企業様の安全大会にて、「いかにしてモチベーションの維持・向上を図るか」というテーマで全社員研修をさせていただいたのがきっかけでした。

 
研修前にその企業様の担当者の方とお話しさせていただいたのですが、社員のモチベーションが低く、すぐに辞めてしまうのは解体業という業種だから仕方がないという風に仰っていました。

 
皆さんは、解体業と聞いてどのような職場をイメージしますか?

 
解体業といえば、古くなった建物を重機などを使って取り壊し、元のさら地の状態に戻すという仕事です。隆々とした筋肉のたくましい男性が、分厚い長袖の作業着を身にまとい、ヘルメットを被ってショベルカーを動かす。そんな作業風景がイメージされるのではないかと思います。

 
夏場の炎天下の中で、作業着とヘルメットで作業するのはとても厳しいことだと思います。しかも、一歩間違えれば、死亡事故にもつながりかねない危険な作業を伴います。そのような過酷な職場ですから、当然ながら社員のご家族の方も心配されることでしょう。作業自体もキツイので、それに耐えられなくて社員が辞めてしまうのは仕方ないというお考えもよく分かります。

 
しかし、本来モチベーションというものは、職場環境のように自分の外側に求めるものではなく、自分の内側から湧き出てくるものです。その事実を、私が以前主役も務めさせていただいた劇団四季や、株式会社こんの様という企業様の事例を取り上げて、納得感をもってお伝えさせていただきました。

 
安全大会での研修終了後、私と同年代の役員の方に声をかけていただき、「いつもは意味のあまりない形だけの催しだが、今回は佐藤さんを呼んで本当に良かった」と仰ってくださいました。

 
ご紹介した解体業の企業様に限らず、仕事のモチベーションが上がらないのは職場環境が原因であると思われている企業様も多いのではないでしょうか?そのような企業様のお役に立てればと思い、仕事のモチベーションを維持するための考え方についてお伝えさせていただきます。

 
モチベーションアップ研修(上場企業様)の講師をしてきました【研修の感想】
 

モチベーションが高い職場ほど会社の売上も上がる

社員のモチベーションを上げることが大事だと分かっていても、どうしても後回しになってしまっていませんか?

 
しかし、仕事のモチベーションの維持・向上を後回しにしてしまうのは、非常にもったいないことです。何故ならば、モチベーションが高ければ高いほど、会社の業績もそれに比例して伸びやすくなるからです。

 
リンクアンドモチベーション社が、2017年にエンゲージメントが高ければ高いほど、企業業績が伸びるという調査結果を公表しました。「エンゲージメント」とは、「企業と従業員の相互理解・相思相愛度合い」を意味します。簡単に言えば「社員がどれだけ会社と仕事が好きか」の度合いです。

エンゲージメントと売上高の図

引用:モチベーションエンジニアリング研究所

 
リンクアンドモチベーション社は、エンゲージメントの高さを表すエンゲージメントスコアのランクと、売上高・純利益の伸びには相関関係があるという調査結果を出しました。

 
このデータを見ていただければ、仕事のモチベーションを高めることが、会社の業績を伸ばすことにつながることが、お分りいただけるのではないでしょうか?

劇団四季の団員のモチベーションはなぜ高いのか?

ご存知の方も多いと思いますが、私は以前、劇団四季という日本有数の演劇団に所属していました。劇団四季においては、団員一人ひとりが高いモチベーションを維持することによって、最高のパフォーマンスを発揮していました。

 
こんな話をしたとしても、「それは劇団四季だからできたことでしょ?うちの職場で同じことをやろうとしても無理だよ」と、痛い指摘を受けそうです。

 
しかし、団員のモチベーションがモチベーションをコントロールできるのは、決して劇団四季が特別な存在であったからではありません。

 
劇団四季のミュージカルは、皆さんから見ればとても華やかなものかも知れませんが、実際の現場は過酷な環境です。

 
「観る天国・やる地獄」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?劇団四季の作品でもある「ライオンキング」は、再現芸術と言われます。同じストーリー・同じ舞台配置で、繰り返しハイクオリティの公演を行い続けています。何度も同じことを繰り返してくると、次第にそれがルーティンワークになりかねません。時には団員の生死にも関わるくらい危険な演出も伴います。

 
そのような中でも、ライオンキングは顧客満足度が高く、17年以上もロングラン(連続上演)を続けてきました。俳優のモチベーションが低ければ、このような多大な実績をもたらすのは不可能なことです。俳優のモチベーションが顧客のリピートに直結するのが、劇団四季の公演です。

 
劇団四季の団員が常に高いモチベーションを維持しているのは、決してモチベーションの高い人材を集めているからではありません。先ほどライオンキングを例に出したように、劇団四季の現場は皆さんが想像する以上に過酷ですから、下手をすればモチベーションの低下につながりかねません。そのような環境の中で、団員1人ひとりが自分のモチベーションを自分で維持する方法を身につけているに過ぎません。

 
どんな職場であったとしても、社員一人ひとりが高いモチベーションを持って仕事に取り組み、企業の業績を上げていくことは可能なのです。

仕事とモチベーション研修

職場環境の良し悪しとモチベーションは関係ない!株式会社こんの様の事例

劇団四季を例に挙げて、職場環境は仕事のモチベーションには影響しないということをお話しさせていただきました。

 
そうは言っても、皆さんにとってどうしても劇団四季というものが一般の企業と比べて特別な存在という意味合いが強いのではないかと思います。

 
そこでもう一つ、「株式会社こんの様」という企業様を例に出してご説明します。株式会社こんの様は、福島県にて廃棄物処理業者などを営む会社です。皆さんは、廃棄物処理業者と聞いて、どんなイメージをもたれますか?決して華やかなイメージではないと思います。

 
そんな株式会社こんの様は、先代の時代には「荒くれものの集まり」と言われるくらい経営が荒れており、社員もすぐに辞めてしまう状況でした。

 
そのような悲惨な状況を打破するために、社員全員が腹を割って話す合宿を開催したのです。そこで話し合った結果として導き出された理念が、「社員の物心両面の豊かさ」です。

 
そのような理念に基づき、「家族参観日」や「残業ゼロ」といった社員を幸せにするための施策を次々に打ち出していきました。そういった取り組みが身を結び、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」を受賞されました。

 
「社員の物心両面の豊かさ」という理念は、社長が一方的に社員に対して押し付けたものではなく、社員たちが自発的に考えて導き出したものです。もし社員たちが、株式会社こんのを単なる廃棄物処理業者と捉えていていたならば、「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」を受賞されるなど絶対に成し得なかったでしょう。

 
皆さんも、株式会社こんの様の社員一人ひとりが、現場でイキイキと働いている様子が目に浮かぶのではないでしょうか?仕事のモチベーションが、職場環境の良し悪しと関係がないことを、株式会社こんの様の事例から学んでいただけたと思います。

 
職場環境がどうであれ、考え方ひとつで社員のモチベーションを上げることは可能です。

 
株式会社こんの様について詳しく知りたい方は、ぜひ一度コーポレートサイトをご覧になってみてください。

モチベーションは「外発的動機づけ」でなく「内発的動機づけ」によって高める

さて、ここまで読んでいただき、「仕事のモチベーションを上げることの重要性」と「職場環境の良し悪しはモチベーションとは関係ない」ということを十分すぎるくらいに理解していただけたと思います。

 
そうは言っても、肝心なモチベーションの上げ方が分からないというのが本音ですよね。

 
そこで、ここからは本格的に、仕事のモチベーションを高めるための具体的な方法について話していきます。

 
そのために、皆さんに理解していただきたいのが、「外発的動機づけ」「内発的動機づけ」という2つの考え方です。これらはいずれも、モチベーションを高めるための考え方ですが、両者は似ているようで全く非なるものです。

 
外発的動機づけとは、「モチベーションは自分以外の誰か(何か)によって上げられるものだ」という考え方です。身近な例でいえば、給料や福利厚生などは外発的動機づけの典型例です。仕事で成果を出して給料が上がるならば、仕事に対するモチベーションは上がりますよね?これは、社員のモチベーションが給料によって上げさせられていることを意味しています。言い方は悪いかもしれませんが、外発的動機付けは「にんじんをぶら下げる」というやり方に近いです。

 
たとえ仕事自体がつまらなかったとしても、社員は給料のためならば頑張って仕事をするでしょう。けれども、そんな動機づけのやり方が長く続くでしょうか?

 
仮に会社の業績が下がって給与を引き下げざるを得ないという状況に陥ったとき、社員はもしかしたら簡単に会社を離れていくかもしれませんね。

 
外発的動機づけは、長い目で見たときに効果的なやり方とはいえません。

 
そこで重要なのが、内発的動機づけです。内発的動機づけは、「モチベーションは誰かに上げてもらうものではなく、自分の内側から湧いてくるものだ」という考え方です。お金のためでも福利厚生のためでも地位のためでもなく、仕事そのものが好きだからやる気を持って仕事に取り組めるという考え方こそが、内発的動機づけです。

 
社員一人ひとりが仕事そのものを愛し、高いモチベーションをもって自ら主体的に仕事に取り組む職場ならば、仮に会社の業績が悪くなったとき、社員が簡単に離職するようなことがであり得るでしょうか?いいえ、そんなことはありません。社員たちは自ら愛する仕事・会社のために、会社を立て直すために全力で協力してくれるはずです。

 
そんな職場を作ることは理想に過ぎないのでしょうか?そんなことはありません。劇団四季と株式会社こんの様を例にあげた通り、内発的動機づけによって高いパフォーマンスを発揮し業績につなげている企業は現実に存在します。

仕事とモチベーション維持

仕事の意味付けを変えればモチベーションは上がる!

劇団四季も株式会社こんの様も、ある1つの考え方を持っているからこそ、一人ひとりが高いモチベーションを維持しているのです。

 
それは、仕事の「意味付け・意義づけ・心構え」を変えるだけです。つまりはマインドセットのことです。

 
仕事の意味付け・意義づけ・心構えが何かをもっと深くイメージしていただきたいので、アフリカで井戸を掘ってキレイな水を現地の人たちに供給しているNPO法人を例に挙げてお話しします。

 
このNPO法人のメンバーは、自分たちが井戸を掘ることにどんな意義があるのかを見い出すために、現地の村人たちと対話をしました。そして、どの村人も口を揃えて話したのは、「キレイな水が欲しいのは、子供たちを学校に行かせたいから」ということでした。水が汚いと、子供たちが病気になって学校に行けなくなり、教師も子供たちに教えることができなくなって村を離れてしまいます。そうなると、子供たちへの教育の機会が失われてしまうのです。

 
村人たちの話を聞き、自分たちの活動が単に「井戸を掘ること」ではなく「子供たちが学校に通う支援をする」という風に意味付け・意義づけを変えることができたのです。これを機に、NPO法人のメンバーたちは、井戸掘りに限らず子供たちを学校に行かせるための色んなアイデアを、自ら主体的に出すようになりました。

 
NPO法人のメンバーたちは、初めは自分たちの活動を井戸掘りとしか認識していませんでした。しかし、「現地の子供たちを学校に通わせるための支援」という風に自分たちの活動の意義づけを変えることによって、井戸掘りに対する取り組み方も変わり、井戸掘り以外の取り組みについても考えるようになったのです。

 
皆さまの企業における仕事の意義とはなんでしょうか?

 
手前味噌ではありますが、劇団四季においては演劇に対する意義づけが団員一人ひとりに徹底的に浸透しています。

 
「人生は素晴らしい。生きるに値する」

 
このような理念のもと、私たち団員が観客に生きる喜びを価値として提供しているという誇りが根底にあります。このようなことが暗黙知でなくしっかりと言語化されていることが素晴らしいのです。自分たちの存在意義・公演の意味づけがはっきりしていたからこそ、高いモチベーションを維持し、過酷な環境であっても頑張ることができたのです。言語化されていなければ、10,000回以上にわたるライオンキングを続けることなどできなかったでしょう。

 
社員の理念浸透を目的とした基調講演のゲスト講師をしてきました

仕事の意義を言語化し社員に浸透させるのがモチベーション維持の第一歩!

皆さまの企業において、仕事の意味づけをしっかりと理解されている社員はどれ位いらっしゃるでしょうか?

 
先ほどお話しした解体業のような過酷な職場においては、仕事の意味づけもなく作業しているだけでは、仕事をするのが辛いだけになってしまいます。

 
どのような業種であれ、会社は社会的に必要とされているからこそ存在するはずです。自分たちの会社の存在意義を、まずは言葉にしてみましょう。その理念を、社員との対話を通して浸透させていくのです。

 
会社の理念を言葉にし、それを社員と一緒に浸透させていくことが、仕事のモチベーションを高めるための第一歩となるのです。

 
自社の社員のモチベーション維持・向上をしたいと考えている企業の人事担当者様は、ぜひ佐藤政樹に一度ご相談ください。

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