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夢と感動を届ける人材育成トレーナー 佐藤政樹
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スピーチの素人が1000名の前でも堂々と話せるようになるプレゼン研修とは

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プレゼンテーション研修

大勢の前でスピーチの時は、勝負がかかった大局面!

ビジネスをしていると100名以上、1000名の前でスピーチやプレゼンをしなければいけない機会が訪れる事があります。

 
例えば、大事な商談の機会がかかっている展示会でのプレゼン、研究発表をする機会、投資家に向けた事業計画発表会、経営者の社員向けのスピーチ、さらには大きな会社であれば社員数百人から数千名の前で、優勝者として話す機会も訪れるかもしれません。

 
私、佐藤政樹は劇団四季で10年所属し、主役を経験した経験からこうした人前で話すビジネスマンのプレゼントレーニングを担当させていただく機会がたくさんあります。俳優として毎日1000名以上の前に立つ仕事をしていました。

 
ふだん喋るのが得意な人でも、100名、1000名の大勢の前で話すとなると、使う能力も変わってきます。多くの方を指導していますが、普段喋るのが得意な営業の方でさえ、大勢の前で話すとなると

 
・うまく話せなかったらどうしよう
・緊張したらどうしよう
・頭が真っ白になったらどうしよう
・話した内容が響かなかったらどうしよう

 
となるものです。大勢の前で喋るというのは、ビジネスパーソンにとって大きな局面であることに違いありません。ですから、いかにこの局面をスピーチやプレゼンで堂々と話し、聴衆の心を掴むのかはとても大切です。

大勢の前のプレゼン研修

 
先日、私は、日本でトップのパーソナル・ジムを展開する上場企業でスピーチトレーニングをさせていただきました。グループ総会5000人規模の中で、優秀者5名が話す際のスピーチを担当したのです。目的は、社員が本当にこの会社にいて良かったと思えるような誇りや徹底的な顧客満足度へのこだわりが伝わるようなスピーチをしてもらいたいということでした。ただの優秀者の感想で終わらせるのではなく、社員教育に繋げたいというご要望をいただいたのです。

 
結果からすると、今まで大勢の前で喋ったことのない5名が、原稿を見ずに、パワーポイントを使わず、自分の言葉で5分間話し、5000名の観衆に対して感動を届けることができたのです。社長からも、「社員の心が一つになり、大成功だった」と太鼓判をいただきました。

 
こうしたご要望は最近、少なくありません。日本トップの美容整形外科の社内イベントで、多大な成果を出した社員の表彰式と受賞者スピーチを毎年実施されています。私も毎年スピーチ研修のお手伝いをさせていただいていますが、顧客満足をつくりだした感動ストーリー(WOW)を共有するイベントを行っています。

 
スピーチを通じで成功事例や顧客感動体験の共有は、従業員教育そのものにつながります。

 
開催する目的をしっかりと把握し、対象者からしっかりと構成されたスピーチを社員が一堂に会する機会に届ければ、それは社員の士気を高めるだけでなく従業員全体に対して組織の理念やビジョンの浸透につながるのです。

 
今日は、大勢の前で話をする際のスピーチやプレゼンに求められるスキルとそれを具体的にどのようにトレーニングをしていくかについてお話をさせていただきたいと思います。

 
また、社内イベントをただのイベントで終わらせず絶好の社員教育の機会にするために、普段大勢の前で話す機会のないスピーチやプレゼンに不慣れな社員を、しっかりと登壇まで勇気を持って導くための取り組み解決法をお伝えしていきます。

プレゼンテーション研修

劇団四季で毎日1000人の前に登壇してきたから分かること

はじめまして、佐藤政樹です。
私は劇団四季出身の研修講師です。劇団四季では主役を経験し、毎日1000人の前で約10年間舞台に立ち続け、のべ100万人以上の前に登壇し、自己表現の本質を徹底的に学んできました。

 
現在はその人前に立ってきた経験を活かして、上場企業経営者などのプレゼン・スピーチのトレーニングや、1000人規模の社内イベントでの社員スピーチ指導・構成作りのサポートなどもしています。

 
なぜ心に響くのか?
なぜ感動が起きるのか?
なぜ伝わるのか?

 
そのメカニズムや人前に立つとはどういうことか?プロのスタンスや緊張を力に変える方法論などを、多くの方に伝えさせて頂いております。

 
スピーチ研修というと元アナウンサーの先生をイメージされるかもしれません。
私は大手地上波キー局でアナウンサー向けに講話をした経験があるのですが、アナウンサーと言えば「カメラの前で原稿を正しく伝える」のが主な仕事です。

 
一方、私の生きてきた舞台の世界は「台本を腑に落として目の前にいる大衆に向けて心に響く言葉を届ける」のが仕事です。そのため、今までの先生方とまた違った「相手の心に伝わる」「感動を創造する」をテーマとしたスピーチ・トレーニングプログラムをつくりました。

 
全社員が一堂に会する機会における社員スピーチは重要です。

 
退屈な一方的なスピーチ、押し付け気味のスローガンの唱和、他人事に聞こえるプレゼンが、しっかりと構成を組むことにより、絶好の社員教育の機会に変貌するのです。

 
どうしたら大勢の前で話したことのないスピーチの素人を、感動レベルのスピーカーに1週間で仕上げることができるのでしょうか?

 
ここから、スピーチという能力を分解して「見える化」してお伝えしていきたいと思います。

大勢の人前でうまく話すためのスピーチ全体像

最高のスピーチを作り上げるために必要なことを理解していきましょう。

 
私は、今までの経験から 聞いている人の士気をあげ感動的なスピーチをつくるためには、3つの要素が必要だと考え、オリジナルの図をつくりました。

 
その3つが、表現力・構成力・信頼関係です。

プレゼンテーション研修

それぞれ解説してみましょう。

その1:表現力

表現力とは

・伝わるための原則
・表現するための意識
・言葉を腑に落とす考え方
・緊張のコントロール方法
・人前での立ち振る舞い
・呼吸法や発声法

いわゆる、「話し方」というのもここに入ります。考え方や知識や技術が必要でトレーニングにより体得可能な領域になります。

その2:構成力

構成力とは

・構成、流れの作り方
・伝えたいキーの明確化
・目的からの逆算
・つかみの作り方
・エピソードの作り方
・志やビジョンの伝え方
・聞き手のニーズを把握する方法

舞台でいう台本、つまり「話す内容」です。表現力と同様、トレーニングで体得可能な領域になります。

その3:信頼関係

信頼関係は

・日頃の言動や振る舞い
・人柄や人間性
・成果や実績
・社会的評価
・相互理解
・自己紹介方法

人前では話す際は、その人が信頼たる人物であるということが大切です。そして聴衆はなぜ、その人を聞かなくてはいけないのか?という理由を与えるために自己紹介をすることが求められます。

 
 
この3つは感動的なスピーチやプレゼンのためにどれも欠かすことはできないのですが、プレゼンする事が決定している状態では、このなかで特に重要なのが話しの内容をつくる構成力(内容)です。

 
しっかりとした構成は、聞き手とプレゼンターの架け橋になります。これは、映画や舞台の世界を例にするとよくわかります。

 
映画や舞台の世界では脚本が命です。どんなに超一流の名優が揃っても脚本が駄作だと駄作で終わります。脚本が素晴らしくて初めて、作品を感動へと導けるのです。

 
映画や舞台の世界では成功のための第一優先事項は「脚本選び」にあります。これと同じようにスピーチやプレゼンも「構成」をしっかり作ることが最も重要になるのです。

プレゼンテーション研修

スピーチ&プレゼン研修で私が大切にしている”For you”とは

成果を出して表彰される社員のスピーチやプレゼンは自慢になってはいけません。本人の自己満足で終わってもいけません。聞き手に「だから何?」と感じさせないことが重要です。

 
For me(私のため)ではなくFor you(聞いている人のため)という意識です。スピーチの難しいところは主観(私のため)になりやすくなってしまうことです。

 
第三者が内容を吟味し、客観的な視点をもった的確なフィードバックが必要です。

 
プレゼンテーションとはメッセージを聴衆にプレゼントすること。スピーチを通して聞き手の気づきや問題解決や学びを促して初めて、イベント開催の一番の目的であり大きな成果といえるでしょう。

スピーチ&プレゼンの基本構成について

プレゼンの構成方法はたくさんありますが、基本的な流れとして

 
つかみ→本題→落とし込み 

 
と考えるとわかりやすいでしょう。

プレゼンテーション研修

つかみとは、聞き手に「この話は聴く価値がある」と思わせることです。落語などでは“まくら”と呼ばれます。一気に聴衆の心を掴んで世界観に巻き込んでいくのです。
参考記事「落語から学ぶプレゼンの極意」

 
本題は、具体的なストーリーです。具体的というのがポイントです。具体性がないと一般論になり、誰が言っても同じことになってしまいます。自分でしか言えないこと、自分が変わるきっかけとなった言葉や逸話、ターニングポイントなどを共有していきます。

 
落とし込みは、本題で伝えたストーリーをどう学びや気づきや勇気づけに醸成していけるかということです。「だから何?」や「それは自慢ですか?」にならないためにも重要です。未来への展望や志の発信。決意表明などが有効的です。

感動のスピーチのための具体的なストーリーの作り方

ではここから、とても重要な具体的なストーリー作りの考え方についてお伝えしていきましょう。目的は、聴衆の気づき学びの醸成です。それにより「よし、私も頑張ろう」といったモチベーションアップにもつながります。

 
では以下のストーリー製作のマトリックス図を見ていきましょう。

プレゼンテーション研修

 
この図を解説していきます。

 
①:聞き手は、うまくいった状態の事だけを聴きたいわけではありません。そこに至るまでに味わった苦しみ過程やそれを乗り越えられた理由、ターニングポイントとなったきっかけを知りたいのです。(右上から左下のBOXへ)

②:うまくいかない時はこんな考えだった。そのため行動しても成果は出なかった。(左下から左上のBOXヘ)

③:そんな時に、☆の気づきがあった。こんなことを言われた。それにより考え方・捉え方が大きく変わった。(左下から右下のBOXへ)

④:考えが変わったら行動が変わった。うまくいかないことや困難もあったが★がモチベーションの源となり乗り越えられた。(右上のBOXへ)→だからこんな成果が出た。

 
聴衆が聴きたい部分は、決して成功した話ではなく☆や★といった具体的なストーリーなのです。

事例:No1店長の表彰スピーチ

例をあげて考えてみましょう。

 
全国展開するチェーン店の店舗責任者として全店舗中No1の素晴らしい成果を出した店長さんが全社員総会のアワードで表彰されスピーチをしたとします。

 
①(成果報告)
昨年全店舗中最下位だった私どもの店舗の業績が、今年の取り組みにより売り上げが**倍になり、今日私は皆様の前でこの場でこの賞を頂く事ができました。今年の年初に「去年の悔しい思いはしたくない。来年は必ずあの舞台に立つ」そう決意した事が本当に実現しました。まるで夢のようです。

 
②(うまくいかなかった時の考え方と行動)
とはいっても最初はひどい状態でした。私は店舗スタッフに自分のビジョンを一方的に伝え、実現に向けて情熱を持って細かく指示を出しました。しかし指示を出せば出すほど、スタッフとの間に溝ができていったのです。完全に空回りでした・・・。

 
「なんでわかってくれないんだ」
「なぜモチベーションが低いんだ!」

 
いつも暗い表情をしたやる気のみられないスタッフを鼓舞しようした時です。

 
そのスタッフが私にこう言いました。

 
③(ターニングポイントとなった言葉)
 
「店長はロボットみたいです。私たちを人ではなく自分の目標のためのモノとして扱っています。」

 
私は頭をハンマーで打たれたような衝撃を受けました。私は、スタッフを信頼せず理解せず、自分の正しさを押し付けていたのです。スタッフの士気をさげていた原因・業績があがらない原因は私自身でした。

 
④(成功までの具体的なプロセス)
そこから私は変わりました。自分の目標の達成のためだけでなく、共に働く仲間を信じることから始めました。一人ひとりの価値観や願望を理解しようとしたのです。

 
徹底的に向き合い、一人ひとりと寄り沿いました。徐々にみんなと距離が縮まるのを感じました。業績が成果として現れないと「こうしたらどうでしょう?」アイデアを自発的にあげるスタッフも現れました。だんだんと目標達成に向けてチームが一つになり人数以上の力が生み出されていくのを実感したのです。自分が変わることにより全てが変わりました。私たちは助け合い励まし合う絆で結ばれていったのです。

 
この受賞が決まった時、スタッフみんなが喜んでくれました。あの笑顔が私にとって一番の喜びです__。

 
このようなストーリーの流れの後に、未来への展望や自分の志、夢を語ってスピーチを締めくくると感動的になるでしょう。「よし私もやってみよう!」と聴衆のモチベーションを高めるでしょう。

感動のスピーチをつくるための棚卸し質問集

私が行うプレゼン研修やスピーチ研修では、このようなストーリーを作るためには棚卸し(振り返り)が重要だと思っています。

 
本来はもっとたくさんの質問集がありますが、その一部をお伝えしたいと思います。ポイントは、できるだけたくさん思い出して文字として書き出すことです。

 
・もっとも苦しかったエピソードは?
・自分の考えが変わったきっかけは?
・ターニングポイントとなった人はいたか?
・印象に残っているポジティブなエピソードは?
・その気づきを得た後の自分自身の変化は?
・それにより人間関係はどう変化したか?
・チームや組織の変化にも影響があったか?
・その変化を起こしたエネルギーの源はなんだったのか?
(モチベーションの根っこは?)

・最も伝えたい事を一言で表すと?

 
頭を思い切り使って脳に汗をかいて書き出せばいろいろな気づきが得られます。それを通して構成を考えていきましょう。

 
この時ポイントになるのが文字数をできるだけ多く使って書き出すことです。素晴らしいスピーチを作り上げる上で、いったん多くの情報を書き出し、そこから余計なものをそぎ落とすように原稿を磨き上げましょう。

丸暗記はダメ。失敗しない記憶方法とは?

構成をしっかりと作り込んで初めて“どう伝えるか?”表現方法について学んでいくといいでしょう。

 
原稿が出来上がったら後は練習あるのみです。プロ野球選手もバッターボックスに入る前に、繰り返し練習をやります。スピーチもそれと同じです。繰り返し練習して体に落とし込みましょう。
 
ちなみに、自分の話を伝えるスピーチではなるべく原稿を読まないようにと推奨しています。原稿を読めば、「読み言葉」になってしまいます。
 
「読み言葉」と「語り言葉」は本来違うものです。
ですから、自分の言葉で語るというのが大切なのです。
 
作った原稿から、一旦離れて、自分の言葉で語ることが「伝わる」ために大切なのです。

 
舞台やテレビの俳優が台本をもって、舞台に上がったりはしませんよね。
役を自分の中に腑に落として話していますよね。
アナウンサーと俳優の違いはそこにあります。
 
「伝える」ためなのか、「伝わる」ためなのかは、雲泥の差です。
 
営業をやっている方ならわかると思いますが、セールススクリプトを覚えても売れるわけではありません。自分の言葉にする作業があってようやく伝わるのです。
 
だから、原稿を離れて、自分の言葉で語る練習が必要です。

 
この時のポイントは暗記しないことです。
原稿を暗記してそれを正確に話そうとすると本番で詰まった時に真っ白になります。暗記は一番のリスクです。感動も薄れます。

 
キーワードやメッセージの核となるものはしっかりと暗記し、それにひも付けて話すという練習が効果的です。頭の中で映像を描きながらやると言葉がスラスラ出てくるようになります。

プレゼンテーション研修

実際にあった例:暗記した文を正確に話そうとした方が直前練習で何度やってもつっかかって真っ白になってしまいました。特に“20代の女性をターゲット”という言葉が出てきませんでした。そこで私が「その言葉ではなくターゲットの女性像を映像として頭に描いてそれをきっかけに話してみてください」とアドバイスしました。するとその方は2度とつっかえなくなりました。まずは頭のなかで映像や画像と紐づけて話すための理由付けをするのが大切です。

 
絶対に伝えたいキーワードをプレゼントするように届ける意識をもちます。すると平らなスピーチ原稿が立体的に表現できるようになるでしょう。

 
ワンフレーズをだらだらと長く話さずに、しっかりと「。」を意識してセンテンスを短く区切っていきましょう。

 
大人数の前でスピーチやプレゼンをするのが苦手・恐怖と考える人も多いようです。しかし原則をしっかりと理解すれば怖くありません。それどころか経験を積めば積むほど楽しく快感なるでしょう。

 
車を運転するためには免許の取得が必要です。持ってない人に無理やり公道を運転させたら本人も怖いし見ている周りも怖いです。これはスピーチやプレゼンでも同じで堂々と人前に立つためには原則(免許)が必要です。

 
以下はその原則を理解するための記事です。この機会に是非お読みください。
伝わる三大原則〜伝えると伝わるの違いとは〜

プレゼンテーション研修

社内イベントに向けて会社役員プレゼン研修中の筆者

パワーポイントなど投影資料の作成について

経営発表や商品説明と違って、人の士気を高めることを目的としたスピーチやプレゼンでも、
登壇者の中には、内容づくりよりもパワーポイント(以下、パワポと略)づくりにパワーが割かれてしまう人が多いのが実情です。

 
パワポ作りに凝りすぎると聴衆の目は、登壇者よりスライドにいってしまいます。スライド作成のスキルが表彰に左右されるのは本質的ではありません。また、動画などうまく再生されずに盛り下がる機会をよく目にしたりもします。

 
パワポはスピーカーにとって杖です。あくまでスピーチを支えるもので、スピーカーよりも目立ってはいけません。

 
私がスピーチ練習に必要な際に推奨するパワポの作り方は、イメージを補完するために使うのです。

 
・文字はタイトル以外ほとんど入れない(読ませない)
・文字は、キーワードやフレーズのみを入れる。
・写真やデータなど視覚イメージを補うものだけ使う

 
という風にシンプルなつくりにしていただきます。

 
結論からいうと、パワポはあくまでも補助輪。自分の言葉で、徹底的に練習してきたプレゼンは、絶対に心を響くのです。

プレゼンテーション研修

パワポはあくまでもプレゼンのための補助輪

滑舌、間の取り方、目の配り方について

よく人前でスピーチをやる際に、一般的にこうしたテーマがあがります。
 
しかしながら、私がスピーチの素人を1ヶ月ないしは2週間で1000人以上いる舞台に上げなくてはいけない場合、これらのポイントは優先順位が低くなってきます。
 
ビジネスで1000人の前にでる人の場合、アナウンサーやナレーターのように「うまく話す」ことは重要ではなく、「聞き手の心を捉える」ことが大切です。そのため、これらを一切気にしなくても、スピーチの目的を達成することはできます。
 
なお、劇団四季では、「滑舌」を練習することはありません。声を届けるために「呼吸法」を大切にしています。息のラインがきちんと届いていけば、言葉は乗っていくという発想です。
 
また、1000人以上の舞台にあがる方は、経営者、幹部、優秀表彰者など、普段のコミュニケーション能力に長けている方が多く、声が良い人も特徴です。成功している人は、声にエネルギーがあるという特徴があります。話しのプロではないので、多少噛んだり、つっかえたりしても大きな問題ではありません。
 
目の配り方は特段、意識しなくよく、自然体が一番と伝えています。ただ舞台の高低に合わせて多少、目線を指示する場合があります。「10秒ごとに視点を変える」などという講師もいるそうですが、オススメしません。そこに気が取られて内容が飛んだら元も子もありません。
 
間についてですが、これも「生き間」と「死に間」がありますが、優先順位が高いわけではないので、詳しくはお伝えしていません。
 
「生き間」と「死に間」の違いは、次の点を意識するだけで解消します。スピーチの素人が変に間をコントロールしようとすると失敗します。プロの技を真似する必要はありません。自然体で良いとお伝えしています。

プレゼンする上で一番大切な考え方とは

それが、劇団四季が大切にしていた「ゼロ幕」をつくるという考え方です。
1幕、2幕の前には必ずゼロ幕があって、出演者はそこをしっかりと作りこんでステージ上に第一歩を踏み出していきます。「ゼロ幕」とは舞台に立つ目的を明確にするということです。
 
つまり、
「 誰のために、なんのために、なぜやるのか?」
「なぜ、一歩踏み出しその舞台に立つのか?」
 
というwhy(舞台に立つ理由、目的)を埋めていくのです。
 
その一歩踏み出す理由を本番当日までに毎日考えてもらう事です。
それを明確にして腑に落とす事がもっとも重要です。
例えば
「今日は、自分のやってきた成果を皆に伝え、会社やチームをより盛り上げていきたい。」
「仕事にやりがいをみんなに伝えたい。感謝を伝えたい。」
 
など、スピーチをする人が登壇をする目的を設定するのです。
 
目的を改めて考えることで、「失敗したらどうしよう?」「間違えたらどうしよう?」といったという本番直前に生まれる内向きな気持ちが消え、勇気を持って堂々と一歩踏み出す理由になるのです。
 
自分の心をwhyで埋めていくことで、
目の輝きが代わり、緊張は一気に集中にかわり、存在感が生まれて
多少、言葉がつかえても、目的に向かって話しているため、間は「生き間」に変わるのです。

プレゼン研修で行う緊張克服方法とは?

さらに、プレゼンテーションで障害となってくることは、緊張です。
この緊張を緩和する方法については、私のスピーチトレーニングの中でも必ず行うワークです。

 
緊張に関する記事も詳しく用意しておりますのでこちらも参考にしてください。
プレゼンで緊張しなくなるための秘訣

スピーチ研修やプレゼン研修を企画したい企業の方へ

 
さて、ここまでいかがだったでしょうか?

 
私は、1000名以上の前で話すという特殊な経験から、こうした大勢の前で話すということに特化したスピーチ研修やプレゼンテーション研修を開発しました。

 
「話し方の先生」「スピーチの先生」「プレゼンテーションの先生」は、たくさんの講師がいると思いますが、私の強みは大勢の前で話すスキルに特化しているところです。

 
おそらく1000名以上×2000日の登壇してきたキャリアのある講師はなかなかいないはずです。

 
さらに劇団四季の主役になる際は、世界的な演出家であり、劇団四季の創業者からも、表現とは何かを直接教えていただきました。

 
私が普段、トレーニングさせていただく方は、ビジネスでも成果を出されている方です。上場企業の経営者の方の個別指導から始まり、社内イベントで登壇する方も、社内で目覚ましい成果をあげた優秀者の方ばかりです。

 
しかし、みなさん一同におっしゃられる悩みは「こんな大勢の前で不安だ」ということです。

 
「失敗したらどうしよう。」
「頭が真っ白になったらどうしよう。」
「緊張して言いたいことが言えなくなったらどうしょう。」

 
これは人間誰しも人前に出ようと思ったらある悩みではないでしょうか?

 
現在、研修講師として年間7000人の前でお話をさせていただく現在でも、私は緊張します。それが、400名であれば、30名であり、いつもドキドキして緊張をしています。これは劇団四季時代から変わりがありません。

 
しかし、緊張をどれだけ集中に変えられるかが重要です。

 
私がサポートできることは、こうした人前に出られる方をサポートし、
「構成×表現×信頼関係」があるという方程式をお伝えし、
そして、登壇する直前のメンタル的なサポートを含めて行っています。

 
大勢の前で素晴らしいスピーチやプレゼンテーションができれば、
社員の皆さんやお客様の心をつかむことができると思います。

 
それは、ビジネスの成果や発展だけでなく、良い社会づくりにもつながっていくことだと思っています。

 
ぜひ、こうした大型のスピーチイベントやプレゼンテーションがある場合は、ご相談ください。

 
私は、数百から数千名の規模の社員イベント・決起会のサポートや、上場企業経営者の個別スピーチ指導、市役所や行政などの職員向けスピーチ指導など数多く実施をさせていただき、そのほとんどが毎年リピートをさせていただいております。

スピーチ研修やプレゼン研修のカリキュラム

100〜1000人規模のイベントに向けてスピーチ研修をされたい主催者様
 
【経営幹部個別トレーニングコース】
 ●イベントの目的のヒアリング(人事・経営企画・秘書)
 ●ヒアリングシートの提出
 ●スピーチ研修(60分から120分程度)
  →研修内容(伝わる表現方法、伝わる原稿、緊張を緩和、実践&フィードバック)
 ●原稿の再提出とフィードバック
 ●前日研修(30分から60分程度)
  →直前の自信形成、個別指導、メンタルフォロー 
 ●個別の電話およびメール相談
 
※人数は1名から3名の少人数制とさせていただいております。
※演出における映像制作やスライド作成も承ることが可能です。

 
【社員登壇者のトレーニングコース】
 ●イベントの目的のヒアリング(人事・経営企画・秘書)
 ●ヒアリングシートの提出
 ●スピーチ研修(90分から120分程度)
  →研修内容(伝わる表現方法、伝わる原稿、緊張を緩和、実践&フィードバック)
 ●原稿の再提出とフィードバック
 ●前日研修(60分から120分程度)
  →直前の自信形成、個別指導、メンタルフォロー 
 ●イベント当日のフォロー
 
※研修の参加者の人数によって時間や予算が変わります。
※個別フィードバックは人数分の費用がかかります。
※演出における映像制作やスライド作成も承ることが可能です。

 
社員向けのプレゼンテーション研修やスピーチ研修を検討されている企業さま
 
【1日のプレゼンテーション研修・スピーチ研修】

時間 内容
0900-1200 伝えると伝わるの違いとは何か?
伝わるための3つのポイント
人の心を動かすために劇団四季が大切にしていること
実践プレゼン:伝えるために大切なこと
1300-1430 緊張に対する対処方法(実習)
堂々と人前に立てるためのプロのスタンスとは?
1430-1700 自分の軸を明確にしリーダーシップを発揮する
実践プレゼン:一瞬で相手の心を掴む自己紹介
実践プレゼン:自分のつくりたい未来像
プレゼンテーションで最も大切なこと

 
【2時間の講演会】
講演の内容はこちら→感動を創造する言葉の伝え方

 
テクニックだけでない、本質的な部分も含めたトレーニングをお伝えしておりますので、ぜひ社員のスピーチ力、感動的なイベント運営をされていきたいという方は、ご相談ください。→研修問い合わせへ
 

佐藤政樹のプロフィール

【参考記事:こちらもあわせてお読みください】
中途半端なプロより素人の方がよっぽど感動する理由
人前で上手く話すには、◯◯しないことです

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