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フォロワー数の少ない僕が商業出版できた理由と方法
この度、ありがたいことに書籍を出版することができた。
自分で言ってはいけないかもだけど、商業出版の壁は非常に高く、誰でも簡単に本を出せるわけではない(自費出版は別)。
そんな中、雑誌PRESIDENT、dancyuなど有名なプレジデント社より刊行できた。
しかも増刷を重ね、2024年の2月2日現在では4刷(累計1万部突破・kindle含む)。
1万部を突破する書籍の数は相当少ない。出版社によっては1万部をベストセラーと定義しているところもある。
人を惹きつける話し方(プレジデント社)
はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、講演会やセミナーの講師だけに限らず大手企業などでさまざまな研修を行っております。人前で話す機会の多いビジネスマンのスピーチトレーニングを多数担当させて頂いております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。
なぜ僕が商業出版できて増刷(累計1万部)になったか
ではなぜ僕が出版できたのか?
それは個人のインターネット上の影響力で企画を決めないアップルシード・エージェンシーという著者エージェント会社が僕の本を企画&プロデュース&出版社に紹介してくれたから。
ひとりだったら絶対に今回の出版はなし得なかったこと。
個人のSNSアカウントと商業出版の関係
出版不況と言われるなか、商業出版はますます難しくなっている。そして、出版できるorできないの大きな判断基準のひとつに著者本人のSNSでの影響力がある。
出版社から見て著者本人のフォロワー数が大きな指標になっているのだ。
Twitterのフォロワーが少ないだけで書籍出版の対象にすらならないことがある。逆に○○万人いたら即企画は通るなんてこともある。
出版社からしたら本を出すためには新車一台分くらいの初期投資が必要だから、赤字にならないためにも、投資分を回収するためにも本人のフォロワー数を判断の大きな要因にするのは当たり前のことだ。自分が逆の立場なら当然そう考える。
でも僕は、SNSのフォロワーは少ない。インフルエンサーでもなんでもない。それが理由で辛酸舐めまくってきた。
そんな僕が出版できた理由。しかも出版1ヶ月で増刷がかかり、9ヶ月後に3刷になったのはなぜか。
それは著者エージェントの会社であるアップルシードエージェンシーの代表:鬼塚忠さんに出会えたこと。
鬼塚さんは「フォロワー数は少なくても問題ない」という考えの持ち主だ。市場が受け入れるであろう今までにない独自の良いコンテンツを企画すれば必ず売れる。鬼塚さんはそのノウハウと経験則をもっているのだ。
実際にアップルシードエージェンシーは著者のフォロワー関係なしにヒット作を連発している。
鬼塚忠さんと浅利慶太さんの共通点とは?
鬼塚忠さんと関わっていて面白いことを感じた。
劇団四季創業者の浅利慶太さんとの共通点だ。
「観客は作品を観に来るのであってスターを観に来るのではない。」
この言葉は浅利さんがよく言われていたこと。浅利さんは徹底して作品至上主義の方だった。
だから浅利さんは絶対に、テレビで有名なスターを主役にしたりしなかった。作品の素晴らしさを伝えるためのキャスティングをする。無名でも作品の登場人物の本質と俳優の持っている素材がマッチングすればどんどん主要キャストに抜擢する。
現役時代、有名でもなんでもなく、コツコツ努力するしかなかった僕を主役に抜擢してくれたりもした。劇団四季以外の当時のプロダクションでは絶対に絶対に考えられなかったことだ。
劇団四季以外のプロダクションは、基本的にテレビのスターを主役にするところが多かった。そうすればそのスターのファンが舞台のチケットを買ってくれるから。テレビの視聴率獲得のためのキャスティングも少し似ている。
(今は主役以外のその他大勢役でもSNSのフォロワー数が少ないと合格しないと聞いたこともある。端役でもフォロワー数が多ければそれだけチケットが売れるからだ。)
でも長期視点で考えると面白いことが起こる。ロングランを続けるのは劇団四季なのだ。スターを、配役のメインにする舞台は10年〜20年と長く続くことは本当に稀。
このフォロワー数で判断していないところがアップルシード・エージェンシー代表の鬼塚さんと浅利慶太さんの考えが似ていると僕が思ったところだ。
フォロワーが少ない理由で商業出版を諦めなくていい
フォロワー数も少なく、インフルエンサーでもなんでもない僕の素材(経験や持っているコンテンツ)を第一に見て「佐藤さんは本を出せますよ」と初対面で伝えてくださった鬼塚忠さん。
フォロワーの少ない方はまだ世に出ていない独自のコンテンツを磨き上げ、それでたくさんの人を喜ばせる経験と実績を積み上げればいい。
フォロワーが少ないからといって商業出版をあきらめる必要は全くない。
アップルシードエージェンシー代表の鬼塚さん、企画とプロデュースをしてくださった担当エージェントの宮原陽介さん、そして企画を優先して採用してくださった版元のプレジデント社さんのためにもロングセラーの作品に育てていきたい。
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筆者:佐藤政樹のプロフィールはこちら。
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