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リーダーシップを発揮するための3STEP〜主体的に働くために〜

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リーダーシップを発揮する方法

リーダーシップを発揮しようと頑張れば頑張るほど、周りと温度差を感じたり、人が全くついてこなかったり、挙げ句の果てに、うるさい奴だなぁとあしらわれてしまった経験ってありませんか?
 
はじめまして、佐藤政樹です。
今回はリーダーシップを発揮するための3STEP〜主体的に働くために〜というテーマでお送りさせていただきます。
 
私は現在研修講師をしています。 もともと劇団四季というところで10年間舞台に立ってきた経験を持っており、今はその経験を生かしていろんな企業で研修を行っています。
 
リーダーシップを発揮することに対して苦手な人思っている人は多いようです。そもそもリーダーシップとはどのような意味なのでしょうか?このリーダーシップの定義や解釈を変えるだけでも意識も仕事に対する姿勢も人生も大きく変わります。
 
そこで今回のコラムでは、誰でもリーダーシップを発揮できるということをお伝えしていきたいと思います。リーダーシップを発揮することによって得られるメリットは大きいです。
 
自分の人生を主体的に生きられるようになる
人間関係の向上が見込める
自分の強みがわかる
 
などなどリーダーシップを発揮することによって得られるメリットというのはたくさんあります。 ぜひこのコラムを最後までお読みいただき、「例え若手や新人でも今すぐリーダーシップを発揮できることができるんだ」と気づき、自分のビジネススキルアップにしていただければ幸いです。

リーダーシップを発揮する方法

研修中の筆者

リーダーシップとは?

そもそもリーダーシップとはどういう意味なのでしょうか?リーダーシップはカタカナです。これを「〇〇すること」と日本語で表現するとあなたはどう伝えますか?
 
リーダーシップというのは、簡単に表現すると「主体的になる」ということです。
 
“お任せします”や”私の意見はどちらでもいいんで…”と受身になっているのではなく、例えば組織やチームの中で自分に与えられた仕事や役割など様々なことに対して、自分の意見をしっかりと述べたり、チームや組織がより良くなるように改善提案をしたり、あるいは自ら何らかの行動を起こしたりして、目標や結果に向けてその状況をより良いものにしようとする行動や思想です。
 
リーダーシップを発揮している人というのは、チームや組織の目標に向けてプラスの影響力を発揮している人ともいえます。
 
よく思い違いされていることが、リーダーシップを発揮する=先頭に立ってメンバーやチームを牽引していくことということです。 もちろんチームやメンバーを牽引していくことも立派な組織の長としてのリーダーシップですがリーダーシップがそれだけではありません。
  
フォロワーとして発揮できるリーダーシップもあるのです。

サッカーでリーダーシップを例えてみる

サッカーの日本代表で例えるとわかりやすいですね。
 
日本代表チームには必ずキャプテンマークを巻いたキャプテンがいます。 南アフリカワールドカップからロシアW杯までキャプテンマークを巻いた長谷部誠選手は典型的な立場的なリーダーです。 チームの士気が下がったら全員に声をかけ叱咤し(ペップトークといいます)まさにチームを牽引していきます。経験を積んだ長谷部選手の資質をまわりも認識しています。
 
しかし長谷部選手がどんなにチームを牽引したとしても勝利することができません。
 
サイドバックの長友選手の素晴らしいオーバーラップと屈強な相手フォワードをはねのけるディフェンス力と豊富な運動量。 本田圭佑選手のタメを作れるキープ力と強いメンタル。 ベンチから懸命に声を上げ盛り上げる控えの選手の存在。
 
長谷部選手はリーダーとして、牽引というリーダーシップを発揮し、長谷部選手以外の選手が自分の役割をしっかりと認識してチームの勝利に向け自ら働きかけて初めてチームは勝利することができます。

私のリーダーシップ失敗談

ここで私のリーダーシップ失敗経験を共有したいと思います。
 
私が中学生の頃でした。学校行事である演劇の発表会のクラスリーダーを担任の先生から任された私は発表会を成功させようと必死にがんばりました。
 
私がクラスを牽引しようと頑張れば頑張るほど周りとの温度感を感じ、 結局クラスはバラバラになってしまい、うまくいかなかったという辛い経験があります。悪い事はそれだけでなく自分がリーダーとして頑張ったことに対して「うっとうしいやつ」と影で悪口を言っているのを偶然聞いてしまったのです。
 
ショックでした。それがトラウマとなってか、私はそれ以降の人生において、先頭に立ってチームや組織を牽引していくようなリーダーシップスタイルは極力避けて生きてきました。
 
しかし、社会人になって数年以上経ってから「必ずしもチームのリーダーになって目的地に向かうために人を引っ張るだけではなく、周りに対しての働きかけなどして良い影響をもたらすことがリーダーシップである」という考えを知りました。
 
リーダーシップ=牽引するもの、とだけ考えていた私は非常に驚き、人を牽引する資質がない自分でもリーダーシップを発揮することができるのだとその時わかったのです。
 
人を牽引する資質が私にはないことはどことなくわかっていました。立場的なリーダーになったときは、自分に合った強みや資質でチームのために貢献すればよいとわかったのです。フォロワーの時も同様にチームの目標達成のために、自分の強みや資質で貢献すればよいとわかったのです。
 
チームの目標達成に対して自分のもっている能力を発揮し良い影響をもたらすこと。
 
いろいろな定義がありますが、これこそが自分にぴったりのリーダーシップの定義でした。
 
※ちなみに牽引型のリーダーになるためには日ごろのしっかりとした信頼関係の構築とこの人にリーダーを任せれば自分たちにメリットがあると思わせるような実力が必要です。 中学の頃の牽引リーダーになろうとした私はしっかりと日ごろからクラスメイトと信頼関係を積み重ねることもしていなく実力もまだまだなかったということです。
 
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自分の能力を発揮するためには

では自分が持っている能力を発揮し周りに良い影響をもたらすためにはどうしたらいいでしょうか?
 
ここからリーダーシップを発揮するための3ステップを解説していきましょう。

STEP1:マインドセット

ステップ1 はマインドセットです。 リーダーシップを発揮する=先頭に立って周りを牽引するという思い込みを捨てましょう。
 
このコラムでここまで書いてきた通りです。誰でも周りに対してリーダーシップ発揮できると言う事を認識しましょう。 チームや組織の目標達成に対して主体的になり、プラスの影響力を発揮していくのです。
 

STEP2:自分らしさを認識する

これまでどんな時に自分らしさや自分の能力を発揮できたのか?
 
それを振り返ってまず自己認識してみましょう。そのためには過去の成功体験等の掘り起こしが大切です。
 
学生時代から振り返っていろんなことを思い出してみてください。
 
人生を振り返って、 うまくいったことや成功した事はなんですか?
 
その時はどんな自分らしさを発揮していましたか?
どんな自分の時に周りから必要とされましたか?
人間関係がうまくいっているときはどんなときでしたか?
 
時間と人生のライフイベントなどの2軸で振り返るといろいろ出てくるはずです。
 
ポイントは、「自分なんて…」などと自分を卑下しないことと成功のハードルを高く設定しないことです。ほんの小さな成功体験でもいいので思い出してみましょう。
 
例:中学の頃、部活でいつも補欠だったけど、冗談を言っていつも仲間の雰囲気をよくしていた。ひょうきんもので真面目さが足りない気がしていたけど、みんなそんな自分を受け入れて必要としてくれた。監督からは「お前の存在が大きかった」と大事な大会で勝った後に褒められた。
 
自分らしさ:ひょうきんもの。どうしたら笑ってもらえるかいつも考えている
発揮できる能力:場の雰囲気づくり、人を笑顔にする
 

STEP3:強みを言語化する

リーダーシップを発揮するためには、ある程度の相対的な強みという武器が必要です。
 
自分がよく知っていて強い分野については積極的になれますし、なんとなく自分が臆している分野やあまり知識がない分野だとつい消極的になってしまうという経験は多くの方にあると思います。
 
それと同じで、 自分の強みをまずはしっかりと認識しまた磨き続けていくことが重要なのです。STEP2で自分らしさや発揮できる能力が認識できたら、それを強みに言語化し、掛け合わせてみましょう。
 
強みとは、無意識で繰り返される思考や行動のパターンと定義づけているのはストレングスファインダーという本です。
 
この強みは人それぞれ違います。
 
人間的な共感力が強かったり、アイディアを出すことが得意だったり、着想力が強かったり、未来を予見する力があったり、失敗から学ぶ力があったり、振り返り能力が優れていたり、などと様々な特徴をそれぞれの人が持っているのです。

リーダーシップを発揮する方法

リーダーシップを発揮する3STEP まとめ

ストレングスファインダーという本は、自分が無意識で使っている強みと言うものを言語化してくれる非常に優れた本でもあります。 ぜひ購入して自分の強みを言語化してみてください。(中古の本はNGです。何故かというと本の中にある強みを見つけるワークは新品でないとできないからです)
 
私の強みの上位3つは学習欲、コミュニケーション力、成長促進です。 リーダーシップを発揮するときは この3つを意識して提供できる強みは何なのかということをもとに考えます。
 
失敗して落ち込んでしまった新人の気持ちを汲み取りやる気を促していく事が得意です。そうやってチームに対して組織に対して貢献していきます。
 
経験が浅くて年齢も低い新人も全く同じです。
 
自分の持っている資質を認識し、持っている能力を発揮し、自ら考え自ら主体的に行動していくことこそリーダーシップを発揮していくということなのです。
 
リーダーシップを発揮するという事は、自分の人生を主体的に切り開いていくという事でもあります。 そこから成功体験を積み重ねられれば自分の強みがさらに磨かれます。それが自信になり、人を助けることにもなります。人から信頼され頼られる人間関係も良くなります。つまりリーダーシップを発揮すると言う事は良いことだらけなのです。
 
ぜひ受け身ではなく主体的な人生を今この瞬間から歩んでいきましょう。

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