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社会人一年目のビジネスでの話し方の基礎編〜PREP法とロジックツリー法〜

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ビジネスでの話し方の基礎

社会人になるにあたってビジネスでの話し方が身に付いているか

あなたは

ビジネスで求められる話し方の基本をしっかりと身に付けてますか?
社会人になるにあたって言葉の意識も変えてますか?
 
はじめまして佐藤政樹と申します。
 
今回は社会人1年目の「ビジネスでの話し方」〜基礎の基礎〜というテーマでお伝えしていきます。
 
私は現在研修講師をしております。もともと劇団四季というところで10年間舞台に立ってきた経験を持っていて今はその経験を生かしていろんな企業に行って研修を行っていて、これまで約300社3万人ぐらいの方に受講してきていただいております。
 
先日とある会議に参加した際、新人が1人1分目安で会議の所感を求める場面でダラダラと数分間話し続けるという光景を目の当たりにしました。
 
また、ある経営者とお話ししていた際、自社の新人に研修の感想を求めたところ「勉強になりました」とか「非常にためになりました」というような抽象的な感想を述べていたということを聞きました。
 
学生から社会人になるにあたって、考え方や心構えなど様々なことを切り替えていく必要がありますが、話し方についても同じ
 
なぜなら、社会人は価値を作り出し対価を得る生産者であり、消費者意識では通用しないからです。
 
野球のルールからサッカーのルールに変わる位、大きく”当たり前”が変わります。(サッカーの試合に野球の格好して出場したら大変なことです)。
 
そこで今回はこのコラムを通して 社会人1年目がすぐに身に付ける必要があるビジネスマンとしての話し方の基礎の基礎をお伝えしていきます。

学生言葉のままの新人が起こしてしまう残念なこと

まず、あなたが学生意識のまま お仕事に臨んだとするとどんな残念なことが起きてしまうのかということを明文化していきます。
 
1:皆の時間とお金を奪ってしまう
時は金なりという言葉をご存知でしょうか。 ビジネスシーンではその場にいるだけでお金が発生しています。

2:話の内容が入ってこない(伝わらない)
基礎が身についてないとどんなに伝えようと思ってもあなたの伝えたいことの半分も相手に届いていかないでしょう。パフォーマンス(成果)とプレゼンテーションは相関関係があります。

3:場の集中力が下げてしまう
例えば会議などでダラダラと話すと場の集中力を落とすだけではなくテンポ感もなくしてしまいます。 逆を言うと、新人の話し方にキレが出ると会議自体も締まってくる可能性も高くなります。

4:できない人の烙印を押される
ダラダラと長々と話している人は成果を出すことがなかなかできません。話し方だけでできない人の烙印を押されてしまう可能性も高くなります(もちろん口が上手いだけではダメです。行動が伴います)。

5:お客様が不安になる   
結論のない話し方をしているとお客様がこの人からこの商品を買って大丈夫なのかと不安になってしまうものです。 例えば洋服を買いに行くなど、自分が逆の立場になったらわかることです。
 
5つ挙げましたが、本当に恐ろしいのは本人がそういう話し方をしていることに気づいていないことなのです。

なぜビジネスシーンでダラダラ話すのがだめか

ではなぜビジネスシーンでダラダラ話すのがダメなのかを 1歩深ぼって解説していきましょう。
 
経営者の立場になってみるとわかりやすいです。
 
例えばあなたが1分で話すところを5分ちかくダラダラと話していたとしましょう。
 
12人が会議に参加していたとします。すると5分×12で60分つまり合計1時間の人生の時間を浪費してしまっているのです。
 
実は時間の浪費だけではありません。会議に参加しているという事はそこに人件費が発生しています。たった1時間の時間の浪費と思うかもしれませんがそこにはすごいお金が背景で発生しているのです。
 
時間とお金の浪費だけではありません。例えばリアルの会議で会議室を使っていただきましょう。自社内の会議室であったとしても、そこには賃料や固定資産税など様々な土地代が発生しています。
 
会議室代だけではなく、電気代や通信費など様々なお金がかかっているのです。社員がそこに来るまでの交通費もかかっていますね。
 
例えば新人であるあなたが、 自腹を切って会議室を借りて参加者の交通費を払い、ギャランティーを一人ひとりに自分で払うと考えるとわかりやすいです。結論のない話をダラダラとしている人がいたらおそらくイライラするでしょう。自分の財布のお金がどんどん減っていくんですからね。

なぜビジネスシーンでは抽象的なのはだめか

次にビジネスシーンでは、「がんばりました」とか「非常にためになりました」といった抽象的な表現がダメなのかを使おうって解説していきましょう。
 
仮にあなたが会社の業務で研修に参加して 参加後の研修の内容を上長に報告するとします。
 
これも自分が経営者目線になってみるとわかりやすいです。
 
例えばあなたが居酒屋を経営していたとしましょう。 ゼロから立ち上げ苦難を乗り越えコツコツとお客様の心をつかみファンを獲得してアルバイトの従業員を雇えるほどにまでなったとします。
 
その新人には最高の接客を身に付けてほしいと思い、これまで頑張って積み上げてきた利益の一部をその新人に投資し、一流のホスピタリティーを学べる研修に参加してもらったとします。
 
どんな研修だったのか?感想を聞くのを楽しみにしています。そしてそのアルバイトが帰ってきました。その時にあなたが研修の感想を聞いたところそのアルバイトが「勉強になりました」や「非常にためになりました」と抽象的に返してきたらどう思いますか?
 
どんなところが勉強になったのか
どんなところがためになったのか
具体的には自分がどんな行動を起こせるのか
 
など詳しく知りたくないですか?
 
馴染みお客様からメニューについて質問を受けたときに、わかりにくい言葉でダラダラと話し 商品の魅力を伝えられずに、 常連のお客様が不満そうだったらどう思いますか?

ビジネスに必要な話し方の基礎

ではここからは、新人が社会人になった際にどのような話し方をしたら良いのか?その基礎を解説していきたいと思います。
 
基礎の繰り返し練習はとても大事です。基礎があるかないかによってその後の伸び方は大きくあります。スポーツでも何でも同じですが話し方も同じです。今からお伝えする2つの基本を覚えていきましょう。

■PREP法

社会人1年目がまず身に付ける必要のある話し方はPREP法です。
 
P:結論
R:理由
E:例え
P:結論
 
という構成になります。
 
さきほどの、会議の所感を一人一言1分目安で話すことを例に解説してみましょう。
 
こちらの動画をご覧ください(07:10からスタートします)。
 
 
 
いかがでしたか?ダラダラ平坦に話すのではなく、話し方にキレが出て立体的になりませんか?

■ロジックツリー法

次にロジックツリー法です。
 
PREP法がはまってくるとロジックツリー法は楽に展開できます。
 
クリスマスツリーをイメージしてみてください。樅の木の1番上にある星が結論です。そこから枝分かれして最終的に地面に向かって幹となっていくとイメージすると分かりやすいでしょう。
 
こちらの動画をご覧ください。(09:50からスタートします)
 
 

いかがでしたか?PREP法を発展させただけというのがわかりませんか?

まとめ。短く。シンプルに。基礎を徹底する

とにかく新人は短くシンプルにを意識しましょう。それでも自分が思っているよりも長いです。
 
慣れてきたら発展させ、例えのところに自分でしか話せないようなオリジナルのストーリーを盛り込みましょう。 そうすることにより、誰でも言える概念的な内容ではなくあなたオリジナルの説得力のある内容に様変わりします。
 
新人や若手は繰り返し基礎を練習して自分に刷り込みましょう。
 
プロの世界では型という表現もします。 型が自分に落とし込まれているのか、いないのかはその後の伸び率に大きく影響します。ビジネスで必要な話し方の方というのがここで挙げた2つの手法です。
 
実際に今日からやってみましょう。
 
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