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プロ意識を高める・新人内定者研修の講師をしてきました

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新人内定者研修スタート

■新人(内定者)研修を行ってきました!

 先日、某大手新聞社様 で1日の内定者研修をやってきました。

 
今回の研修の受講者は学生から社会人になるタイミングの方々です。
「新人(内定者)がプロ意識を身につけること」をテーマに1日研修を行わせて頂きました。

 
踊りあり、歌あり、ワークありの楽しい研修形式です。

 
実は、この新聞社様での新人(内定者)研修は今年で2年目を担当させていただいています。

 
新聞社の内定者だけあって、聞く姿勢やシェアの内容もとても素晴らしいものがあります。しかし、彼らもまだまだ学生。

 
人事の方からは

 
・言われたことだけをやる指示待ち人間ではなく主体的になる。
・既成概念を外して素で物事を見られるようになる。
・誰も助けてくれない。自分で責任を持つ。
・覚悟を持ってプロ社会人になる。

 
ということを私の「言葉」を通して伝えてもらいたい。ということでしたので「新人(内定者)のプロ意識を高める」研修をすることになったのです。

■楽しみながら学ぶ!が一番学習効果が高い

 研修の始めは、いつも通りタップダンスでスタート! 自分自身が楽しんで学んでいる時が一番体に落としこまれ、記憶に定着するとたくさんの教育家が結論付けています。「なにがはじまるんだろう??」テーマパークにこれから入っていくようなワクワク感を持って、いつものようにダンスをして研修をスタートさせます。

新人内定者研修オープニング

新人(内定者)はただ見ているだけではなく、立ち上がって内定者で心を一つにして手拍子を打ってもらいます。これにより会場の空気感がひとつになり同期同士のエネルギーを高めるのです!!

■新人(内定者)研修の目的を共有する

 まず始めに、研修受講経験のない新人(内定者)たちに研修をやる目的と意義をしっかりとセットアップします。

 
今回の新人(内定者)研修の講師を担当した私は、バブル崩壊後の就職大氷河期ということもあって学生の時内定が一社も取れませんでした。社会に出る時は、ひとりぼっちでした。

 
荒れ狂う真っ暗な海に手漕ぎのボートで船出をしたような心境だっとことを伝え、仲間(同期)がいることがどれだけ素晴らしいことかを伝えます。

 
また新人(内定者)には、とにかく社会人として器を大きくしていって欲しいというのが私の一番の願いでした。仕事をする上で知識や技術を覚え高めることは大切ですが、何よりも大切なことはその知識や技術を受け入れる自分の器つまり人間力です。

 
どれだけ知識や技術を身につけても人間力がなかったらいつかは行き詰まります。

 
逆に、人間力を身につけることでプロの顔になり大化けしたような人も何人も見てきました。

 
ですから、一刻も早く学生気分から脱してプロ意識を身につけ人間性(器)を高めて欲しいということを最初に新人(内定者)に熱く伝えさせて頂きました。

■社会人の第一歩。言葉の意識を高める

 最初に私の専門である言葉について、新人(内定者)達にプロの世界観を味わってもらい意識変革を起こしました。

 
これから社会に出る新人(内定者)たちはこれから、

 
聞く力
質問力
伝える力
話す力
傾聴力

 
などを高めていく必要があります。

 
これらの力を高めるためには、普段の自分たちの使う言葉の意識を変えていく必要があります。

 
言葉の意識を変えることにより人と人が繋がり相互理解が深まるのです。そして言葉の意識を変えていくことで組織は激的に変わっていくことを伝えました。劇団四季の強みは、舞台上だけではなく日常レベルまで使う言葉の意識を徹底的に深めて感動レベルまで磨き上げていることです。

 
このように、組織変革活性化につながる劇団四季の言葉の魔法の世界を新人(内定者)の皆さんに体感してもらいました。

■新人(内定者)には積極的に発信をしてもらう研修

 今回のこの新人(内定者)研修では、合間合間に積極的に意見交換をしてもらいます。自分がどう感じたのか?同期の仲間はどう感じたのか?それぞれ意見を積極的に発信してもらいます。

新人内定者研修意見交換

発信前提で話を聞くのと、そうでないのでは、学習効果に大きな差が生まれるのです。 新人(内定者)の皆さんは、あらかじめ発信前提で聞いてもらい同期の前で積極的に発表してもらいました。これにより新人の皆さんは脳みそに思いっきり汗をかきます。集中力が高まり学びを深めてくれました。

■当たり前のことに感謝する意識が新人(内定者)をプロにする

 今回の新人(内定者)研修の中で、主催者の方が最も響いていたのが 私のこのフレーズでした。

 
「僕はフリーターから5年間の特訓期間を経て28才で劇団四季に入りました。やっと入ったプロの世界ではお稽古場もあって発声練習室も完備されていました。ダンスのレッスンを無料で受けられることに本当に驚き感謝したのです。

 
だって、入団する前は全部自腹で、お金払わなければいけなかったから。発声練習する時はカラオケボックスに入って練習していました。お稽古場を借りるのにもお金がかかりました。レッスン代は汗水流してアルバイトで稼いだお金を握りしめながら自分に投資しました。

 
しかし、高卒上がりで苦労なく劇団四季に入団した若者たちはそれを当然だと思って、 レッスンをさぼったり、ギャランティー(給料)の不満まで言っていたんです。舞台でお金をもらって生活できることがどれだけ凄いことか知っているフリーターあがりの僕からしたら、ふざけるなと思っていました。

 
つまりです。この机も、この会場も、研修も、電気代も、僕の講師費もすべて先輩が稼いだお金で出している。 君たちは会社から投資されているんです。もし自分が経営者で自分がお金を払ってこの研修を用意したと考えたらわかると思います。だから、当たり前と思っちゃいけない。 当たり前と思うから不満がでたりする。すごい恵まれているのですよ。寝ている場合じゃない。」

 
このメッセージに人事の方からは
「こういう大切なことビシっと言ってもらって本当に良かった!!」とおっしゃっていました。

新人内定者研修感謝の心

 
人が幸福感をもって働く上で大切なのは、 報酬でも、休暇でも、福利厚生でもなく、
「感謝する力」が根底にあることが大切だと言われています。
『感謝する力が幸せを作り出す』 当たり前でなく、いろいろな人からサポートされていることに 気づいた時に幸せを感じるものだと思います。

 
僕は20代では固定給をもらったことなどなく2万7000円の風呂なし玄関共同のぼろアパートに28才まで住んでいました。生きるか死ぬかの生活をしておりました。当たり前のことに感謝することの大切さは苦労したからこそ説得力をもって新人(内定者)伝えられると確信しています。

■同期の結束を高める

 同期の結束は本当に大事です。苦しい時も悲しい時も同期の支えが力になります。そこで最後には、新人(内定者)の心を一つにするワークをやりました。このワーク、様々な研修で行いますが、僕にしかできない歌を使ったオリジナルワークで、とっても大好評なのです!!

新人内定者研修同期の力

 
苦しい時も悲しい時も同期の仲間で支えあって助け合って許しあってたくましく社会人になっていって欲しいということを、ワークを通して体感してもらいました。

 
今回の新人(内定者)研修では私の異色の経験と技術を新人達の心の奥に種として植えさせて頂きました。それを発芽させ大きくさせるのが、これから社会人となって羽ばたいていく新人(内定者)達です。

 
新人(内定者)の心の奥に炎を着火させていただきました。これからの社会を支え、大きく成長していくダイヤの原石(内定者や新入社員)のエネルギーと可能性を引き出すような研修をこれからも佐藤政樹はやっていきます!

 
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