目次
コミュニケーションの壁。
それは私たちが日常で直面する、見えない敵です。
口下手であること、人見知り、あがり症。
これらは一見、個性や性格の一部で打開できない高い壁とと思われがちですが、違います。
私もかつては、これらの壁に囲まれ、外の世界とのコミュニケーションを断念しかけたことがあります。しかし、劇団四季での経験や、数々の失敗を乗り越えて、その壁を打破する方法を見つけました。
この記事では、私の過去の失敗や経験を元に、コミュニケーションの壁を乗り越えるための具体的な方法を紹介します。一緒に、その壁を乗り越えて、もっと自由に、もっと楽しくコミュニケーションを取る方法を学びましょう。
はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、講演会やセミナーの講師だけに限らず大手企業などでさまざまな研修を行っております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。
「コミュニケーションの壁」を越えるための方法とは
こんにちは、佐藤政樹です。今日は「コミュニケーションの壁を打ち破れ」、「口下手・人見知り・あがり症からの脱皮術」に関するテーマでお伝えしていきたいと思います。
今回のこのコラムはちょっと長くなるかもしれませんが、口下手や人見知り、あがり症の方々がコミュニケーションの壁を打ち破れる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
私は佐藤政樹と申しまして、劇団四季で10年間、舞台に立ってきた経験を持っています。劇団四季では「ライオンキング」など、いろんな舞台に出演をしてきました。今はその経験を生かして、多くの企業で研修や講演を行っています。これまで約300社、3万人の方に受講していただいています。
人前で話すことで生計を立てている私は、話し方のプロとも言えます。そして、ありがたいことに、2023年3月に「人を惹きつける話し方」という本を、プレジデント社から出版することができました。
この本を出してから、よく「本当に口下手だったのですか?」や「本当に人見知りだったのですか?」と質問されることが多いです。この本の内容は、かつての私がどのようなことを経験し、どんなことをしてきたのかということを全て綴ったものです。
ラジオやYouTubeなど、さまざまなメディアに出演させていただく中で、多くの方からそのような質問を受けることがあります。しかし、私はかつてそれらの悩みに大いに苦しんでいました。現在の私を見て判断するのは、その全てを知ることができないからです。私の過去の悩みや挑戦、そしてその中での試行錯誤を通じて、現在の立場になれたのです。
そんな私の過去と、それを乗り越えるためにどのようなことをしてきたのか、その全てを今日は皆さんに赤裸々にお話ししたいと思います。そして、その話を通じて、皆さんも何らかのヒントや答えを見つけていただけるのではないでしょうか。
最後に、もし「本当に口下手だったのですか?」や「本当に人見知りだったのですか?」と疑問に思う方がいらっしゃいましたら、この下の動画を最後までご覧いただきたいと思います。
私の過去のダメダメ時代を共有。まさに私の黒歴史
プロとして人前で話す現在の私ですが、まずは私の過去の失敗時代を共有したいと思います。それは、まさに私の黒歴史です。
口下手話し下手すぎて就職活動全滅
私が初めて人生でつまずいた瞬間は、就職活動での全滅でした。多くの企業を受けても、内定を一つも得られなかったのです。面接の際、面接官との対話において、私はほとんど言葉を発することができませんでした。
例えば、ある大手百貨店の面接で「当社の魅力は?」と問われた時、私は「食堂が綺麗だったから」と答えたほどでした。そんな軽い理由で受かるはずもなく、振り返れば非常に情けない思い出です。私は物事を深く考えることなく、自分の信念や価値観を持たないまま就職活動をしていました。
何も考えてなく思考も浅いので当然ながら話せないのです。当然がゆえの就職活動全滅です。
このように私は就職活動がうまくいかず困っていました。しかし、友人の紹介で大手人材派遣会社の子会社に非正規の形(アルバイト)で雇ってもらえることとなりました。当時の時給としては高めで、当初は「ラッキーだ」と思っていました。
アルバイトで入った営業職がクビ
しかし、現実は厳しかった。周りの社員たちは成果を上げている中、私の数字だけが伸びず、自分の成績の低さを目の当たりにする毎日でした。ゆえにオフィスでの居心地も悪く、営業アポイントを取ること、お客様先での説明も上手く行かない日々でした。商品の情報も十分に理解しておらず、十分な準備もせずに接客をしていたため、自分の言葉に自信が持てませんでした。
更に、自分の失敗を他人や状況のせいにしてばかりで、自己反省ができていませんでした。プライドが高く、他人のアドバイスを求めることもせず、自己流でのアプローチを続けていたのです。物事がうまくいかない時、それを他人や物のせいにしてしまう私自身が問題だったと感じています。
成果が上がらず、まるで「給料泥棒」のような状態だった私は、寒い3月のある日、外回り中に営業長のSさんから呼び出されました。
彼は直接、私に「佐藤さん、残念ですが戦力外です」と伝えました。その言葉を受け、私は会社を辞めることとなりました。自分の机から荷物をまとめる時の周りの空気とその瞬間の感覚は、非常に重く、情けなく、自分の価値を見失ったような気持ちになりました。
私は感じていました、世の中から必要とされていない、と。実際、人からの必要とされないことこそ、最も辛いことだと思います。その出来事によって、私の心の殻は厚くなってしまいました。
口下手で内向的で異性と話せない
私が特に思い出深いのは、学生時代のことです。私は異性とのコミュニケーションが非常に苦手でした。これは、男兄弟の存在や、田舎の静岡出身であることも影響しているかもしれません。4年間の大学生活を通しても、異性と話すのは難しかったのです。その理由として、私自身が人見知りであることや、心に何らかの殻を持っていたからではないかと考えています。
合コンなどのイベントに誘われる機会もありましたが、それは私にとって非常に苦痛でした。一方で、コミュニケーションが得意で、女の子とすぐに仲良くなる人々を見て、私は羨ましく思っていました。特に異性とのコミュニケーションが難しかったので、私のコミュニケーション能力はかなり低かったのではないかと感じています。
中学時代のトラウマ3連発
私は自分がなぜコミュニケーションがうまくいかないのかを考えていました。そして、ある時、中学時代の辛い経験がその原因ではないかと思い至りました。
中学時代のトラウマ1「悪口」
私は小学校の時、サッカーが得意でクラスの中でも人気者でした。私にとって、小学校時代が人生の中で最も輝いていた時期でした。
しかし、中学に進学すると状況は一変しました。かつての人気者から、次第に人々の関心を失い、嫌われるようになりました。小学校時代にはサッカーのレギュラーであった私も、中学に入ると補欠となり、最終的には登録外となってしまいました。
3年生の大会の際、私は保健室で休んでいたところ、サッカー部の仲間が私の悪口を言っているのを耳にしました。彼らは「佐藤がようやくメンバーから外れた」と喜んでいて、その言葉に私は深く傷つきました。この出来事が、私の中での大きなトラウマとなりました。
中学時代のトラウマ2「スベる事件」
私の中学時代、生徒会選挙の応援演説を担当したことがあります。私のクラスメイトである小出君、非常に優秀な生徒で、私たちは仲が良かったのです。
彼が生徒会に立候補することになり、私は彼のサポートメンバーとして彼の演説をサポートする役割を担いました。全校集会で、1年生から3年生の前で彼の演説をサポートする中、私は冗談を言ったのですが、それが全く受けず、会場は静まり返ってしまいました。この経験は私にとって大きなトラウマとなりました。
さらに、ある日、校門でテニス部の女性の先輩が私に接触してきました。彼女は私に対して「あんた、スベったよね」と笑って言い放ちました。この先輩は私が好意を抱いていた人で、彼女の言葉は私にとって非常にショッキングでした。この出来事により、私の中で何かが壊れてしまいました。
人前に出て何かをすると痛い目に遭うということを身を持って体験し、人とのコミュニケーションを取ることが嫌になり、自分を前に出すことや、主体的に行動することに対して消極的になってしまいました。
中学時代のトラウマ3とどめの一撃受験失敗
私の中学時代はさらなる困難に見舞われました。私は静岡の浜松出身で、地域の性質上、受験の選択肢は公立か私立の2つしかありませんでした。私は公立の特定の高校に入学したく、一生懸命勉強しました。しかし、結果は受験失敗。公立の夢を断念し、私立への進学を余儀なくされました。この受験失敗は、中学時代のトラウマや困難をさらに深めるものでした。
高校時代は、ほぼ男子校に近い環境でしたが、幸運にも素晴らしい仲間に恵まれました。3年間、同じクラスの友人たちと深い絆を築くことができました。彼らとは心の底から話すことができましたが、未知の人々とのコミュニケーションは依然として難しかったのです。このコミュニケーションの困難は、大学生活にも影響を及ぼしました。
口下手克服のためのアルバイトでも大失態
私は以前、添乗員のアルバイトを経験しました。特定の宗教団体の会場まで参加者を送る役割で、ドライバーのサポートをする立場でした。ある時、ドライバーからマイクを使って到着の案内をするよう頼まれましたが、緊張のあまり言葉がうまく出てこず、震えてしまいました。
また、浅草のツアーガイドのアルバイトも経験しました。30人から40人の参加者の前で、スピーカーを使って案内をする役割でしたが、うまく話すことができず、参加者から罵声と不満の声を受けることもありました。
これらの経験を通して、人前で話すことへの苦手意識が強まりました。中学時代のトラウマが影響しているのか、自分に自信が持てないこと、そして自分の思いや価値観、信念などを深く考えていな
かったことが原因だと感じています。これらの経験は、私の「ダメダメ時代」の一部として、今でも鮮明に記憶に残っています。
マインド面でのターニングポイント
ここから私の人生においてのターニングポイントについてお話しします。私はかつて一生懸命努力することを「ダサい」と感じていました。斜め目線で他人の努力をバカにしていたのです。
(現在私は内定者研修や新人研修を担当しており、学生や新入社員との関わりが増えました。彼らの中には、自分の目的や志向をしっかりと持ち、それを言葉にして伝えることができる人が多いのです。私が22歳や23歳の頃には、彼らのようにはとても答えられなかったと思います。)
チラシ配りのアルバイトでのターニングポイント
私は就職活動をせず、挫折してフリーターとしてアルバイトをしていました。しかし、その時期に私の中で大きなマインドの変化が起こるターニングポイントが訪れました。
私の人生における大きなターニングポイントは、あるアルバイト中の出来事でした。当時、私はチラシ配りのアルバイトをしており、金髪の青年と一緒に仕事をしていました。彼は一見、チャラチャラした外見でしたが、仕事に対する姿勢は真摯でした。彼は学生一人一人に目を合わせ、チラシを手渡していました。
私は彼のその姿勢を見て、半ば冷やかし気味に「すごく一生懸命ですね」と言ったところ、彼は「お金をもらっている以上、少しでも上乗せして返す気持ちを持たないとダメだ」と答えました。その言葉は私の心に深く刺さり、自分の今までの態度や考え方を反省するきっかけとなりました。
私は、一生懸命努力することを「ダサい」と感じていましたが、彼の言葉を受けて、自分のマインドを変えることを決意しました。どんな仕事でも、その背景や意味を考え、一生懸命取り組むことの大切さを理解しました。
そして、日常の挨拶や返事など、基本的なコミュニケーションから真摯に取り組むようになりました。
銀座のキャッチのバイトでのターニングポイント
私の次のターニングポイントは、銀座でのキャッチのアルバイト中に訪れました。当時、私は28歳手前で、劇団四季に合格する直前でした。昼間の仕事だけでは生計が立たず、夜も働くことになりました。夜は10時から深夜2時まで、銀座8丁目付近で、日航ホテルの近くで、チラシ配りのキャッチの仕事をしていました。
このアルバイトでは、ただチラシを配るだけでなく、通行人とのコミュニケーションを大切にしました。信号待ちの人々に「お疲れ様です」と挨拶をしたり、何度も通る人には「今日はどうですか?」と声をかけるように心掛けました。
この努力が実を結び、私は1日で1か月分のアルバイト代、約12万から15万円の3倍の売り上げを記録することもありました。
この実績により、店長から褒められることとなり、夜の世界でのヒエラルキーの中で、店長からの賞賛は非常に大きな意味を持っていました。
さらに、私の評判は銀座8丁目で広がり、3つの店舗からスカウトのオファーを受けることとなりました。この経験を通じて、私のコミュニケーション能力は飛躍的に向上し、人見知りや口下手を克服することができました。これが、私のアルバイト時代の大きなターニングポイントとなりました。
自己表現の世界でのターニングポイント
次に、自己表現の世界での変化についてお話しします。
私は劇団四季の舞台を見て、そのプロの世界に衝撃を受けました。子供の頃、私はマイケル・ジャクソンのファンで、彼の真似をして学校で人気者でした。しかし、劇団四季の舞台を見て、自分がどれだけ変わってしまったのかを痛感しました。私は、劇団四季に入れば、社会と繋がり、自分に自信を持てるのではないかと考えました。
そこから、私は自己表現の世界に飛び込みました。ダンス、歌、お芝居など、さまざまなレッスンを受けました。特に、演劇のレッスンは自分の心の殻を破るための素晴らしい手法だと感じました。演劇のレッスンでは、参加者が円を作り、動物の真似などのゲームを行います。最初は恥ずかしかったですが、回を重ねるうちに楽しくなり、心の殻が薄くなっていくのを実感しました。
この経験を通じて、私は自己表現の重要性と、それを通じての自己成長の大切さを学びました。心の殻を破ることで、真の自分を表現することの喜びを感じることができました。
インプロビゼーションというワークショップに参加したことがあります。インプロビゼーションは、即興劇のことを指します。このワークショップでは、その場のリアクションや反応を見ながら、アドリブで物語を作り上げていきます。この即興の中で、自分はその瞬間に100%集中し、カッコつけることなく、真の自分を表現することができます。
このインプロビゼーションは、自分の心の殻を打ち破る素晴らしい経験となりました。片言の言葉で、10人の前で何を伝えたいのかを表現するような瞬間もありました。多くのインプロのワークショップがあり、特に有名なものも存在します。私は、このインプロビゼーションを体験することで、自分を自由に表現しても良いと感じ、他者からの受け入れを実感しました。それはまるで、子供の頃の無邪気な自分を取り戻したような感覚でした。
ダンスのレッスンでのターニングポイント
ダンスのレッスン中に私は自分の自意識に気づく経験をしました。特にバレエのクラスで、私は一番前、鏡の前で踊る機会がありました。しかし、その位置に立ったとたん、緊張して踊れなくなってしまいました。私はみんなが自分を見ていると感じてしまったのです。
その時、先生から「誰もあなたのことを特別に見ていないよ」と言われました。この一言で、自分がどれだけ自意識過剰だったかを実感しました。
さらに、日本舞踊のレッスンでも似たような経験をしました。先生の前で踊る際、恥ずかしさから照れくさい動きをしてしまいました。先生は「もっと自分をさらけ出して踊ってみて、見ているこちらが恥ずかしくなるよ」とアドバイスしてくれました。
これらの経験を通して、自分を表現する際の自意識を捨てることの大切さを学びました。
ダンスのレッスン中、特にバレエのレッスンで私は何度も先生からの指摘を受けました。ある時、私はクラスの中で唯一の男性として、30人以上の女の子の前でソロで踊ることになりました。しかし、途中で振り付けを忘れ、緊張のあまり途中で止めてしまいました。その瞬間、会田先生は音楽を止め、「何をかっこつけているのか」と厳しく指摘されました。その言葉は、私にとって大きな衝撃でした。
私は、自分が「かっこつけている」ことが、上手くいかない原因だと気づきました。そこから、20代の間、自分を偽らず、恥を恐れずに自分をさらけ出すことを心がけるようになりました。当時は、公の場での失敗や恥を恐れていましたが、今ではそれが成長のきっかけだったと感じています。特に、厳しい指摘をしてくれた会田先生には、今でも感謝しています。先生の愛情ある指導のおかげで、私は多くのことを学びました。
口下手克服のために具体的にやっていたこと
書いて考える力と思考力を身につけ発信した
私のフリーター時代に実際に行っていた活動について述べたいと思います。先にマインド面について触れましたが、私が流暢に話せるようになった最大の要因は、日常的に「書く」ことを習慣化したことです。この点については、拙著「人を惹きつける話し方」の第3章でも「口下手な人は書くことを習慣にしましょう」と提言しています。
私は「書く」という行為を非常に重要視しています。何も考えずには、話すことはできません。また、書くという行為は、自分の中の抽象的な考えを具体的な言葉にする素晴らしいプロセスだと考えています。『7つの習慣』という書籍にも、書くことは「無意識を意識化する神聖な行為」と記されています。
私が20代の頃、多くの文章を書いていた背景には、自分の努力や失敗、そしてそれをどのように改善してきたのかを、他者に伝える意欲がありました。当時、メルマガという手段を用いて、自分の考えや信念を発信していました。ただの思考の垂れ流しではなく、それをしっかりと言語化する習慣を身につけました。
そうして私は、考えることの重要性を強く感じています。過去の就職活動や営業の経験で、言葉が出てこなかったのは、考える力が未熟だったからです。この「考える力」を養うための行為として、書くことを実践してきました。
「発声は発想」という言葉を紹介します。声を出す際、その声には必ず理由が存在します。この考え方は劇団四季で学びました。声を出す理由とその声の発想が一致すると、心の底からの言葉が自然に出てきます。
この「書く」という行為は、発声と発想の間の想いや考えを具体的な言葉に変換する素晴らしいトレーニングとなります。私は、口下手に悩む方々に、この「書く」という習慣を強く推奨しています。私自身、20代を通して積極的に書き続けてきました。週1回のメルマガ発信だけでなく、私の活動や考えを支持してくれる方々、また疑問を持つ方々に向けて情報を発信してきました。ブログを通じて自分の考えを整理し、発信してきました。
日々人見知りを克服するトレーニングをした
人見知りの性格を克服するため、私は知らない人とのコミュニケーションを積極的に図ることを心掛けました。具体的には、1日1回は見知らぬ人との会話を持つことを目標としました。ショッピングモールでのトイレの場所の尋ね方や、洋服店での店員へのアドバイスの求め方など、日常の中での小さなコミュニケーションを増やしました。また、道を尋ねる際には、特に年配の方々との会話を重視しました。年配の方となら話しやすかったからです。
食事を終えた後、店員に対して「美味しかった」という感謝の言葉を伝えることも習慣化しました。このような一言は、相手に喜びをもたらすだけでなく、自分自身のコミュニケーション能力の向上にも繋がります。私は、この習慣をフリーター時代から継続しています。
人見知りやコミュニケーションに不安を感じる方には、知らない人との会話を増やすことをおすすめします。私自身、この方法で人見知りの性格を大きく克服することができました。
劇団四季のプロの世界で呼吸法を学んだ
私が劇団四季に28歳で合格し、プロの世界に足を踏み入れた際、話すスキルは徐々に向上していきました。その基盤として、劇団四季で学んだ「呼吸法」と「発声法」があります。私がプロフェッショナルとしての核心を一言で述べるならば、それは「呼吸」です。呼吸は、私たちの発声やコミュニケーションの基本となる要素です。
劇団四季での指導の中で、深く長く吐く呼吸法の練習が強調されました。この呼吸法により、私たちの言葉は一本の長いライン上に乗るという考え方が導入されました。この「型」、すなわち呼吸法を体得することで、私の声は変わり、声に芯が生まれました。この芯を持った声は、大きさや小ささを自在にコントロールできるようになり、私に自信をもたらしました。
「型破り」という言葉がありますが、これは「型」を体得した人だけが使える言葉です。私は、この呼吸法が話し方を向上させるための基盤であると強く感じています。声に自信が持てるようになると、自然と自信も湧いてきます。そのため、ビジネスパーソンにも呼吸法の練習を強く推奨しています。私は、この呼吸法のトレーニング動画も制作しており、興味のある方は是非参考にしていただきたいと思います。私がプロの世界で呼吸法を学び、その結果として声に自信を持てるようになった経験は、現在の私のスピーキングの基盤となっています。
結果を出して影響力をもった
プロとしての実績の積み重ねは、自信を持つための大きな要因となります。私が自信を持てなかった原因は、具体的な結果を出していなかったからです。仕事において、結果を出すことは極めて重要です。結果を出すことで、自分自身の自信はもちろん、他者からの評価やリスペクトも得られます。
私の場合、劇団四季に合格するという大きな結果を手に入れました。この実績は、異業種交流会などで他の業界の方々と交流する際に、私のプロフェッショナルとしての地位を確立する助けとなりました。劇団四季での舞台経験を伝えると、多くの方から驚きや尊敬の言葉を頂きました。
結果を出すことの重要性を強調したいと思います。結果がまだ出ていない方も多いかと思いますが、結果を出す努力を続けることで、自信が生まれ、話し方も向上します。経験を積むこと、特に「できなかったことをできるようになる」という経験は、話す際の素材としても非常に有効です。このような経験を積み重ねることで、話し方の向上だけでなく、自分自身の成長も促進されると考えます。
結婚式の司会業でフリートークが鍛えられた
劇団四季でのプロとしての活動を通じて、多くのセリフを覚え、大勢の前で話すスキルを磨きました。しかし、これが話し方のスキルが向上したとは言えません。実際、劇団四季の俳優の中には、フリートークが得意でない方が多いのです。なぜなら、彼らの主な仕事は、決まったセリフを正確にお客様に伝えることです。アドリブは許されません。
吉本興業の養成所を断念
私も、劇団四季での経験を通じて、セリフを正確に話すことは得意になりましたが、フリートークは苦手でした。実際、私はその後、話し方を向上させるために吉本の養成所に入ることを検討しました。しかし、仕事の都合やスケジュールの問題で、最終的には入所しませんでした。
お笑い芸人の方々は、アドリブでの瞬発力が驚異的です。彼らがそのようなスキルを持っているのは、自分の中に多くの「素材」や「経験」がストックされているからです。彼らは自分の経験や考えをノートにまとめ、それをもとに漫才やトークを展開します。
私も、質問を受けた際に、自分の中のデータや経験がどれだけストックされているかが大切だと感じています。そのため、経験を積み、実績を出し、それを言葉にまとめることが、話し方を向上させる鍵だと考えています。
結婚式司会業で求められるアドリブ
劇団四季を退団した後、私が取り組んでいたもう一つの活動は、結婚式の司会でした。この経験が私の話し方を大きく向上させたと感じています。結婚式の司会は、基本的にアドリブが求められる仕事です。もちろん、定型的なセリフも存在しますが、多くの場面で即興のスキルが必要とされます。
例えば、ウェディングケーキの入刀の際、ケーキが崩れてしまったというトラブルが発生したとします。このような予期せぬ状況で、司会者としてどう状況をプラスに変えるかが求められます。例えば、「皆様、ウェディングケーキが崩れてしまいましたが、これにより新郎新婦の素晴らしい姿がより一層際立って見えます。お二人の未来は、このような小さなトラブルを乗り越えて、さらに強い絆で結ばれていくことでしょう」というように、ポジティブな方向に話を進めることが大切です。
このようなアドリブの瞬間に、脳をフル回転させて状況をうまく繋げる訓練が、私のスキルアップに非常に役立ちました。
アドリブのスキルは、特に結婚式の司会で非常に重要です。例えば、新郎新婦の入場をアナウンスした直後に、新郎がトイレに行ってしまったという情報が入ってきた場合、その場で適切に対応しなければなりません。直接「新郎がトイレに行っています」と伝えるのはタブーです。そこで、「新郎新婦のご準備がまだ整っていないようですので、もう少々お待ちください」というように、状況をスムーズにつなぐ必要があります。
このような瞬時の判断とアドリブは、見たものや現場の情景を即座に言葉に変える訓練から養われます。例えば、テーブルに置かれたワイングラスやローストビーフ、スタッフの動きなど、その場の状況を具体的に言葉にして伝えることで、アドリブ力が高まります。このスキルは、結婚式の司会だけでなく、さまざまな場面でのコミュニケーションに役立ちます。
日常レベルでフリートークが鍛えられる訓練法
日常の中で、私たちが目にするさまざまな情景を言葉にする練習は、アドリブのスキルを高めるのに非常に役立ちます。
例えば、電車に乗っている際、目の前に座っている家族の様子を観察することができます。
「お父さんは疲れた様子、2人の子供は窓の外を楽しそうに見ていて、お母さんは子供たちを優しく見守っている。」このような日常の情景を即座に言葉にする練習は、私にとって非常に有益な特訓となりました。
この方法は、私が書いた本の中でも紹介しているので、ぜひ試してみてください。
余談ですが、劇団四季を退団した後、私は結婚式の司会業に挑戦しました。しかし、私のスキルはまだ未熟で、ある会社ではクビになってしまいました。さらに、別の会場からも「もう来なくていい」と言われるほどでした。実際、2回連続で新郎新婦から「この司会者には任せられない」との意見を受けました。
しかし、その時、私を支えてくれた経営者の方がいて、彼のおかげで乗り越えることができました。彼には今でも感謝しています。多くの人は私の当時の能力だけで判断し、私を切り捨てました。何を伝えたいかというとそれくらい私は、アドリブやフリートークが苦手だったことです。
ベンチャー企業で鍛えられた
私が話す力をさらに磨いたのは、ベンチャー企業「株式会社ウィルフォワード」に参加した時からです。この会社で、代表の成瀬さんと出会いました。成瀬さんは伝説のコンサルタントであり、彼の話術には引き込まれる魅力がありました。彼の話を聞くと、勇気や力が湧いてくる感じがしました。私は彼の話し方を参考にし、多くを学びました。
人生の棚卸しをした
ウィルフォワードでの最初の経験は、私の人生の棚卸しでした。人生の棚卸しとは、自分の過去の成功体験や、他者からの賞賛、達成したことなどを振り返るワークです。私はこのワークを通じて、自分の中にある話す素材を見つけることができました。
また、自分の話し方とセルフイメージが密接に関連していることを学びました。セルフイメージが低いと、魅力的な話し方は難しい。私自身、セルフイメージが低かったので、このことを意識して改善しました。
自分の達成したことや、他者から褒められたことを文字や写真で可視化するワークを紹介されました。これを「ドリームマッピング」と呼びます。このワークを通じて、私は自分の中のポジティブな経験や感情を再確認し、セルフイメージを向上させることができました。
皆さんも、自分の小さな成功体験や他者から褒められたことを振り返り、それを日常に取り入れることで、セルフイメージを高めることができると思います。
YouTubeを365本研究した
私が話し方に自信を持つようになった大きな要因の一つは、成瀬さんという方のYouTube動画を研究したことです。成瀬さんは、YouTubeで「教えて成瀬さん」というシリーズを365本、1年間毎日アップロードしていました。当時、彼のチャンネルの再生回数や登録者はそれほど多くなかったのですが、彼の動画の内容は非常に魅力的でした。
彼は学生からの質問にアドリブで答えており、その話し方やロジックが非常に魅力的でした。私は、彼の365本の動画をすべて研究し、彼の話し方や使用する語彙、話の構成などを詳細に分析しました。この研究を通じて、私は彼の話し方のテクニックやロジックを自分のものとして取り入れることができました。
実際、私は彼の365本の動画を元に、パワーポイントでデータベースを作成しました。このデータベースには、彼の話し方や使用する語彙、話の構成などの詳細な情報が含まれています。私のこの努力は、多くの会社のメンバーから評価され、私の話し方のスキルアップに大きく貢献しました。
この経験を通じて、私は話が上手な人の話し方を研究することの重要性を実感しました。そして、その研究を自分の経験として取り入れることで、自分の話し方のスキルを向上させることができると確信しました。
1分スピーチと3分スピーチを繰り返した
ウィルフォワードという会社は、社員のプレゼンテーションスキルを非常に重視していました。例えば、1時間のミーティングが終わると、参加者はそのミーティングの所感や今後のアクションについて、1分間のスピーチを行う時間を持っていました。この1分間のスピーチは、ただ会議を受け身で過ごすのではなく、アウトプットを意識して参加するためのものでした。
さらに、成瀬さんの主導で「3分元気君」というプレゼンの場が週に1回設けられていました。このプレゼンは、3分間で聞き手を元気にすることを目的としており、どんな内容でも良いというルールがありました。このような定期的なプレゼンの機会があることで、私たちはプレゼンテーションスキルを磨くことができました。
当時、会社のメンバーは約8人で、この8人の前でプレゼンを行うことで、皆がどんどん上手くなっていきました。また、自分の週間目標を発表することで、行動力も増していきました。
私が伝えたいのは、ウィルフォワードというベンチャー企業に参加することで、私は多くの練習と努力を通して、プレゼンテーションスキルを磨いてきたということです。私は最初から話が得意だったわけではありませんが、この経験を通して大きく成長することができました。
話し方を向上させる場数理論とは
私が強くおすすめしたいのは「場数理論」です。これは、とにかく人前で話す機会を増やすことで、話すスキルが向上するという理論です。最初の数回は誰もが緊張し、うまく話せないものです。しかし、10回、50回と経験を重ねることで、少しずつ自信がついてきます。そして、3桁、つまり100回以上経験を積むと、大きな変化が見られるようになります。
例えば、サッカーの世界的なスター、メッシ選手を考えてみましょう。彼はワールドカップの大舞台で何万人の前でも普通にプレイします。これは、彼が子供の頃から数え切れないほどの場数を踏んできたからです。
しかし、彼に全く経験のないこと、例えばけん玉を1万人の前で絶対に落とさないように披露するようなことを求めたら、彼も緊張するでしょう。これは、その経験がないからです。しかし、けん玉を10回、100回、1000回と繰り返し行う経験を積めば、彼も1万人の前で余裕を持ってけん玉を披露できるようになるでしょう。音楽や楽器の演奏も同じです。
私自身、ウィルフォワードという会社で多くの場数を踏む機会を得ました。そして、セミナーを開始し、学生7人からスタートして、場数を重ねてきました。今では、おそらく1000回以上の経験を積んでいます。この1000回の経験が、私の現在のスキルの土台となっています。しかし、場数が足りていない頃は、私も非常に未熟でした。この経験を通して、場数を踏むことの大切さを痛感しています。
答えられなかった質問を放置しなかった
私は、人前で話す際に質問を受けることが多く、初めはその質問に答えられないことが多かったのです。そのたびに答えられなかったことが非常に悔しく、どうやったらその質問に答えられるかを考え、メモを取るようになりました。
また、それをブログにまとめることもしていました。このアプローチは、成瀬さんという方が行っていた方法を模倣したものです。成瀬さんは、就職活動のコンサルティングをしており、学生からの鋭い質問に対して答えられなかった経験をブログにまとめていました。
質問に答えるための方法としては、日常的に深く考え、情報を収集し、常に学び続けることが大切です。
私自身も多くの本を読み、理論を学び、それを実践することで、知識を増やしてきました。知識があることで、話す内容が豊かになり、経験と結びつけることでより魅力的な話ができるようになります。知識を得ること、そしてそれを実践することが、話すスキルを向上させる鍵だと私は考えています。
私もこの方法を繰り返し実践してきた結果、スムーズに話すことができるようになりました。
完璧主義を手放した
私は、劇団四季時代に特に強く持っていた完璧主義を手放すことを決意しました。劇団四季はプロの世界で、音程を外してはいけない、動きが1ミリでも狂ってはいけないという完璧主義が求められていました。そのため、私は日常の行動や話し方、書き方に至るまで、完璧を求めるようになっていました。
しかし、30点で良いと考えるようになり、完璧を目指すのではなく、30点から少しずつ向上していくことを目指すようになりました。完璧主義を手放すことで、私のあがり症も克服することができました。経験を積むことも大切ですが、あがり症で悩む多くの人は完璧主義を持っていることが多いと感じます。完璧でなければいけない、失敗してはいけないと自分を追い込むのではなく、失敗は改善のためのネタとして受け止めることが大切です。
完璧は存在しないので、30点で良いと考え、自分の良い点や他人の良い点を見つける視点を持つことが重要です。常に他人の悪い点ばかりを探していると、自分自身も完璧主義に陥りやすくなります。日常生活で、人の良い点や自分の良い点を見つける瞬間を大切にしていただきたいと思います。
あがり症克服のための3ステップ
克服のステップ1
あがり症を克服するために重要な要素の1つは、自分の「免許」を持つことです。例えば、車の運転を考えてみましょう。運転免許を持たずに車を運転するのは怖いものです。事故を起こした場合、その原因や解決策がわからないでしょう。しかし、運転免許を持っていれば、事故の原因や対処法を知っているため、改善の方向が見えてきます。
同様に、あがり症を克服するための「免許」も必要です。私が考えるあがり症克服のためのファーストステップとは、自分中心の思考から他者中心の思考へとシフトすることです。人前で話す際、多くの人は「間違えたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」といった自分中心の不安に捉われがちです。これは内向きの思考と言えます。しかし、聞いている人たちは、そのような話者の内面の不安とは無関係です。
そこで、外向きの思考に変えることが大切です。具体的には、「聞いている人にどんな情報や価値を届けられるか」「彼らの悩みをどう解決できるか」といった視点で考えることです。このように、他者のために何かを伝える、プレゼントするような感覚を持つことで、自分の心も強くなってくると感じます。これが、あがり症克服のための第一歩と考えています。
克服のステップ2
あがり症を克服するための「STEP2」として、自己否定をやめることが大切です。人は時折、自分のできない部分や失敗を見つけ、「自分はダメだ」「自分にはできない」と自己否定の言葉を繰り返すことがあります。このような自己否定が習慣化すると、自分の価値観や自尊心が低下し、望まない方向へと進んでしまうことがあります。
特に、あがり症の方は、この自己否定が強く影響しているのではないかと考えられます。そこで、あがり症を克服するための第二の「免許」として、自己否定を絶対にしないという姿勢を持つことが必要です。何があっても、自己否定の言葉や考えを持ち込まないようにしましょう。もし、自己否定の考えが浮かんできたら、その考えを「キャンセル」として、意識的に取り除く努力をすることが大切です。これが、あがり症克服のための「STEP2」と言えるでしょう。
克服のステップ3
「STEP3」として、大切なのは「見られる意識」から「見る意識」へのシフトです。人は他者から見られていると感じると、不安やプレッシャーを感じ、本来のパフォーマンスを発揮できなくなることがあります。例えば、審査される側としての意識は、そのパフォーマンスを低下させる要因となります。しかし、審査員のように「見る意識」を持つことで、精神的に安定し、優位に立つことができます。
この「見る意識」を日常の中で養うことは、人前での発表やプレゼンテーションにおいても非常に役立ちます。この考え方や意識の持ち方は、実際に多くの場面で訓練として取り入れることができます。
ちなみに、私のYouTubeチャンネルには、あがり症克服に関する動画があり、これが非常に人気です。多くの方から「目から鱗だった」との感想をいただいており、再生回数も6万回を超えています。興味があれば、ぜひチェックしてみてください。
YouTube100本ノックでブレイクスルーした
私が実感した大きなブレイクスルーポイントをお話しします。それは2020年、世界中でパンデミックが発生した時です。
私は人前でのリアルなプレゼンテーションが主な仕事でしたが、この状況で仕事が一気になくなり、オンラインへの移行を余儀なくされました。私は元々、カメラの前での発表に非常に抵抗がありましたが、この状況を乗り越えるために、YouTubeでの動画制作を始めました。
具体的には、100本の動画を制作するという目標を立てました。あるYouTuberが「100本の動画を撮ると人生が変わる」と言っていたのをきっかけに、実際に挑戦してみることにしました。
この経験は、私の話し方や伝え方を大きく成長させました。YouTubeでは、視聴率や視聴者の反応など、具体的なデータが得られるため、それを基に自分のカメラの前でのプレゼンスキルを磨くことができました。
この経験を通じて、私はオンラインでのプレゼンに自信を持つことができ、多くの方からも好評をいただくようになりました。私がここまで成長できたのは、この「100本ノック」の経験があったからです。ですので、話し手としてのスキルアップを目指す方には、この練習方法を強くおすすめします。
口下手人見知りあがり症克服大全まとめ
まとめとして、今回のポイントを再確認しましょう。
殻を破る:
まずは自分の殻を破ることが大切です。私が特に推奨するのは、演劇のトレーニングや、知らない人に向けての発表です。自分の限界を少しずつ押し広げて、新しい自分を発見しましょう。
書くことの大切さ:
書くことで、自分の考えや感じたことを形にすることができます。それをデータベースとして蓄積し、後でそれを引き出すことができます。
アウトプットの重要性:
ただ書くだけでなく、それを人に伝えることも大切です。例えば、1分スピーチや、YouTubeでの動画制作など、さまざまな方法でのアウトプットを試みましょう。
日常のトレーニング:
日常の挨拶やコミュニケーションも、トレーニングの一部として捉えることができます。人とのコミュニケーションを大切にし、それを磨き上げることで、コミュニケーション能力を高めることができます。
演劇のレッスン:
演劇は、チームで一つの目標に向かって取り組む経験を得られるため、特におすすめです。アマチュアの演劇集団や市民集団での参加も、非常に有意義です。
インプロビゼーション:
インプロビゼーションも、即興での発表能力を鍛えるための良い方法です。ワークショップなども多く開催されているので、参加してみることをおすすめします。
深い呼吸の意識:
日常の中で深い呼吸を意識することが大切です。浅い呼吸ではなく、深く呼吸を日頃から意識していきましょう。それがあなたの魅力的な声へとつながります。
経験と気づきの共有:
自分が経験したことや気づいたことを、人に話すことの重要性を強調します。経験、気づき、そしてそれに基づく行動を人に伝えることで、より深いコミュニケーションが生まれます。
情報の整理と共有:
自分が得た情報や経験を、どのようにして他者を喜ばせるために活用できるかを常に考え、それを整理し、共有しましょう。
場数を踏む:
コミュニケーション能力を高めるためには、実際に多くの場面で話す経験が必要です。YouTubeでの動画制作や、本の感想を共有するなど、さまざまな方法でアウトプットの場を増やしていきましょう。
人脈の拡大:
他者とのコミュニケーションを通じて、人脈を広げることができます。自分から積極的にコミュニケーションを取り、人脈を広げることで、さまざまなチャンスが生まれます。
アウトプットの習慣化:
インプットだけでなく、アウトプットの習慣を持つことが大切です。読んだ本や見た映画など、日常の経験をアウトプットすることで、より深い理解が得られます。
以上が、今回の「口下手・人見知り・あがり症からの脱皮術」の講座でお伝えしたかったポイントです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これらの方法を通じて、自分のコミュニケーション能力を高めることができます。積極的に新しいことに挑戦し、自分を成長させていきましょう。
ぜひこのコラムを見てやるべきことやっ て口下手人見知りあがり症を克服して 脱皮してコミュニケーションの達人になっていただきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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私は今劇団四季出身という強みを生かし、現在様々な企業で、学びとエンタメを融合した目的に沿った面白い研修を行っております。ご興味ある方は私(筆者)の研修一覧ページをご覧ください。
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