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経営者の研修まとめ!8種類の研修と目的・特徴の違い

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経営者 研修

事業を成長させる上で、経営者自身のスキルと知識は不可欠です。

しかし、日々の業務に追われていると、自己成長のための時間を確保するのはなかなか難しいですね。

もしあなたが「経営がうまくいかない」「社員のモチベーションが上がらない」「業績が伸び悩んでいる」といった悩みを抱えているなら、自分自身のスキルセットを見つめ直す時間が必要かもしれません。

ここで大事なのは「経営者自身が成長しないと、会社も成長しない」という事実。

経営者が研修を受けることで、新しい視点やスキルを身につけ、それが結果として会社をより良い方向へ導くことが期待されます。もちろん、ただ研修を受ければいいわけではありません。自分の課題や会社のニーズに合った研修を選ぶことが肝心です。

この記事では、経営者が抱える一般的な悩みから、研修の必要性、さらにはこれからの経営者に必要な視点までを解説します。

はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、講演会やセミナーの講師だけに限らず大手企業などでさまざまな研修を行っております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。

経営者が抱えやすいよくある悩みとは?

経営者であれば、誰しもが多かれ少なかれ悩みを抱えています。私もまがりなりにも経営者です。ビジネスがスムーズに進んでいる時も、厳しい局面でも変わらない現実として不安を抱え悩むものです。では、経営者が一般的にどのような悩みに直面するのでしょうか。このセクションでは、その答えを具体的な例を交えて解説していきます。

その1:経営の方向性についての不安

経営者が最も多く抱える悩みの一つが「経営の方向性」です。方向性が定まらない、または不明確であれば、スタッフやパートナーも同じ方向に進むことができません。その結果、企業全体が混乱し、成果が出にくくなる可能性があります。対策としては、目標設定やビジョンの明確化が重要です。それによって、チームが一体となって働く動機を高めることができます。

その2:社員のモチベーションと育成

経営者が次によく抱える悩みは「社員のモチベーションと育成」です。社員がモチベーションを持って働いていないと、その成果は半減します。また、新人の教育やスキルアップがうまくいかないと、将来的にも影響が出てくるでしょう。この点については、社員一人ひとりのニーズを理解し、その上で適切な研修や教育プログラムを提供することが解決の鍵です。

その3:業績の停滞と新しい事業の開拓

第三の大きな悩みは「業績の停滞と新しい事業の開拓」です。売上が頭打ちになってしまうと、会社全体の活気もなくなりがちです。また、新しい事業に挑戦するにはリスクも伴います。この問題に対処するためには、市場調査をしっかりと行い、ターゲット層を明確にすることが必要です。それによって、新しい事業も安全に展開することが可能となります。

以上が、経営者が一般的に抱える悩みの例です。次のセクションでは、これらの悩みに対する具体的な解決策として、研修の重要性について掘り下げていきます。
悩む ビジネスマン

経営者が研修を受ける必要はあるの?

経営者としての悩みを抱えることはほぼ避けられませんが、それを解決する手段の一つとして「研修」があります。ただし、研修には時間と費用がかかります。そこで疑問が生じます。「本当に経営者が研修を受ける必要はあるのか?」このセクションでは、その疑問に対する答えと、研修の重要性について探ります。

その1:スキルと知識のアップデート

経営環境は日々変わっています。新しいテクノロジー、市場の動き、法律の変更など、経営者が知っておくべき情報は常に更新されています。研修を受けることで、最新のスキルや知識を習得し、それをビジネスに活かすことができます。研修は、ある種の「知識のリフレッシュ」や「スキルの再評価」の場でもあります。時代に遅れないように、研修を通じて常にアップデートをしていくことが重要です。

その2:チームビルディングと社員育成

研修は経営者個人の成長の場であるだけでなく、チーム全体の成長にも寄与します。経営者が新しい知識やスキルを習得することで、それが社員にもフィードバックされます。また、経営者が率先して学ぶ姿勢を見せることで、社員も学ぶ意欲が高まります。このように、研修を受けることで経営者自身だけでなく、組織全体の資質も向上します。

その3:自己啓発とビジョンの確立

研修を受けることで、経営者自身の自己啓発も促されます。具体的なスキルや知識だけでなく、自分自身のビジョンや価値観についても深く考える機会が得られます。ビジョンが明確であれば、会社全体の方向性もはっきりします。そして、そのビジョンに共感する人材が集まりやすくなります。つまり、研修は経営者自身の「内面的成長」にも寄与するのです。

 

以上のように、研修は経営者にとって多くの利点があります。次のセクションでは、これからの経営者に必要な視点について詳しく説明していきます。

このように、研修は経営者が多面的に成長するための重要な手段です。もしこの部分に説得力を持たせるために、具体的な研修プログラムや成功事例を引用することも有効でしょう。

これからの経営者に必要な視点とは?

これまでに経営者の悩みや研修の必要性について詳しく解説してきました。しかし、研修を受けるためには何を学ぶべきなのか、どのような視点が必要なのか、という疑問が自然に浮かびます。このセクションでは、現代の経営環境において特に重要とされる視点を、4つの要点でご紹介します。

その1:持続可能性と社会責任

現代の企業経営において、短期的な利益追求だけでなく、持続可能性と社会責任が極めて重要になっています。これは、一言で言えば「企業が長期的に成功していくためには、単にお金を儲けるだけでなく、地球や社会に良い影響を与える活動も重要だ」ということです。

例えば、環境に配慮した製品の開発や、地域社会への貢献活動などが評価されるようになっています。持続可能な資源を使用し、CO2排出量の削減を目指す企業は、消費者から高く評価される傾向にあります。それは、製品やサービスを購入する際、多くの消費者が「この企業は持続可能で社会責任を果たしているのか?」と考えるからです。

また、企業が社会責任を果たすことは、従業員の士気やモチベーション向上にもつながります。社会責任を果たす活動に参加することで、従業員自身が働いている会社に誇りを持つようになり、その結果として生産性やクリエイティビティが高まることが多いのです。

このように持続可能性と社会責任を経営の中心に据えることで、企業は多方面での成功を収めるチャンスが広がります。そして、この視点は、今後ますますその重要性を増していくでしょう。だからこそ、経営者自身がこの観点をしっかりと理解し、経営に反映させる能力は非常に重要なスキルとなるのです。

その2:デジタルトランスフォーメーションと技術の活用

デジタルトランスフォーメーション(DT)は、近年のビジネス界でよく耳にするフレーズとなっています。この言葉が示すのは、企業が生き残るためには、古い方法を捨てて新しい技術をどんどん取り入れる、という考え方です。

具体的には、クラウドコンピューティング、AI(人工知能)、ビッグデータなどの最新技術を活用し、ビジネスプロセスを効率化し、より高度な顧客体験を提供することが求められています。例えば、AIを使ったチャットボットによって、顧客サービスが24時間365日可能になる。また、ビッグデータを活用することで、顧客の購買履歴や行動を解析し、パーソナライズされたサービスや商品を提供することができます。

そして、これらの技術を効果的に活用することは、企業が競争優位を築くうえで非常に重要です。多くの企業が同じ市場で競り合っている今、新しい技術をいち早く採用し、それをビジネスに組み込むことで差別化を図る必要があります。

しかし、新しい技術を取り入れるといっても、その方法や進め方が分からないと感じる経営者も少なくありません。そのためにも、デジタルトランスフォーメーションを成功させるための知識やスキルを身につけることが、今後の経営者には必要不可欠です。

最終的には、デジタルトランスフォーメーションを適切に行うことで、企業はより効率的な運営と持続的な成長を実現できるのです。だからこそ、この視点は経営者がしっかりと把握し、実行に移すべき重要な要素となるわけです。

その3:メンタルヘルスの重視

近年、企業経営においては成果や利益だけでなく、人々のメンタルヘルスも重要な指標とされています。特に経営者がチームのメンタルヘルスをどれだけ理解し、サポートしているかが問われる時代となっています。

かつては、「メンタルヘルス」は個々の問題であり、それが会社全体に影響するとは考えられていませんでした。しかし、現代では、ストレスの多い職場環境や過度なプレッシャーが、従業員の心の健康に悪影響を及ぼし、結果的に企業の生産性や業績にも影響を与えると広く認識されています。

具体的に言うと、メンタルヘルスが崩れると、従業員の仕事の質が低下するだけでなく、長期的には高い医療費や頻繁な欠勤、さらには社員が退職する可能性もあります。これは、その人だけの問題ではなく、企業全体においても大きな損失をもたらす可能性があるのです。

経営者としては、従業員一人ひとりの心の健康を重視し、そのための環境作りやサポート体制を整えることが求められます。それには、オープンなコミュニケーションの場の提供や、ストレスを和らげるための福利厚生の充実、メンタルヘルスの専門家と連携してのケアプログラムの設定など、多角的なアプローチが必要です。

メンタルヘルスの重視は、単なる「健康経営」以上のものです。それは、社員や経営者自身の人生の質を高め、結果として企業が持続可能な成長を遂げるための不可欠な要素とも言えるでしょう。このような観点から、メンタルヘルスの重視はこれからの経営者にとって必要不可欠な視点であり、その意識を持つことがよりよい企業経営に繋がると言えます。

その4:後継者育成に関する視点

企業が持続的に成長し続けるためには、優れたリーダーが必要です。そのリーダーが経営者自身であれ、それが後継者であれ、次の世代へとバトンを渡す過程は非常に重要な局面となります。従って、経営者にとって後継者育成は避けて通れない課題となっています。

まず、後継者育成において重要なのは、「育てる」という観点自体です。多くの場合、経営者が後継者を選ぶ際には、すでに一定レベル以上のスキルや能力がある人物を選びがちです。しかし、そのような選定だけでは不十分です。経営者が持っているビジョン、理念、そして経営戦略を理解し、更にそれを発展させていけるような人物をしっかりと育て上げる必要があります。

育成する上で大事なのは、後継者候補に多角的な業務経験を積ませることです。部門を跨いでのプロジェクトへの参加や、短期間だけ他の職種に転職する「ジョブローテーション」も有効です。このようにして多角的な視点とスキルを身につけた後継者は、経営者が抱える多様な課題に対応できるようになります。

さらに、後継者自身がリーダーシップを発揮し、自らの考えをしっかりとチームに伝えるトレーニングも不可欠です。経営者自身がその過程をよく観察し、適切なフィードバックを提供することで、後継者は更なる成長を遂げます。

後継者育成の視点は、一見すると時間がかかるように感じるかもしれませんが、これは長期的な成功を確実なものとする投資でもあります。後継者がしっかりと育つことで、企業文化が継承され、経営の安定と成長がより確実なものとなるでしょう。この視点を持つことが、これからの経営者には特に重要です。

経営者がこれらの視点を養うためには、同じ経営者同士で学び合う場が必要です。では、どのような場で学び合えばいいのでしょうか?そのために欠かせない研修等を紹介いたします。

ビジネスマン

経営者が受ける研修とは?代表的な経営者向け研修8種類の紹介!

経営者が受ける研修は、階層別研修や課題別研修など、他の研修とは異なり様々な目的で実施されます。どのような研修なのか紹介いたします。

▽経営に必要なスキルを高めるための研修

実際に経営を担うにあたって必要とされるスキルを高めるためのものです。いくつか代表的なものを紹介します。

・SMBC公開セミナー「経営者・部長・役員・幹部」

SMBCコンサルティング株式会社が実施する「経営者・部長・役員・幹部」関連セミナーです。組織や事業を俯瞰的に捉えて全体像を概念的に把握するための、コンセプチュアルスキルの向上を図ります。

コンプライアンスや法律知識、会計や財務に関する知識、経営分析に関するスキルなど、現代の経営環境を反映した内容で構成されます。テーマでの学習や、体系的なコースでの学習など、様々な形式を選択することが可能です。

・JMAトップマネジメント研修プログラム「経営者・幹部の経営戦略セミナー」

日本能率協会が実施する「トップマネジメント研修プログラム」の中の一つです。トップマネジメントのイニシアチブを理解することを目的に、全社戦略とトップマネジメントの役割や、事業の競争戦略の構築と実施について学びます。

2日間のプログラムで構成されており、リアル・ケーススタディとして、実際の経営者の方々の講演を聴講する時間が組まれているのが特徴です。

・株式会社インソースの「経営者育成研修」

階層別から課題別、目的別まで2500種類以上の研修を実施している株式会社インソースのプログラムです。2日間の公開講座です。

経営的視点から課題を発見して解決策を導ける力を養う講座です。自社のケースを用いて検討し、戦略立案や課題解決に必要なスキルを順序立てて学べるのが特徴です。

・公益財団法人日本生産性本部の「経営者研修・セミナー」

日本生産性本部が半世紀以上にわたって多くのトップリーダーを輩出してきた、経営者向けの研修やセミナーです。経営者や経営幹部に向けて、3日間完結コースから数か月に渡る長期間のコースまで様々な内容で構成されています。

また、経営者限定セミナーや懇話会、月例会など、経営者の様々なニーズに応じた構成になっている点が特徴です。自社の経営に役立つとともに、講師を交えたメンバー同士の密度の濃い交流も可能です。

経営に必要な知識やスキルは多岐に渡ります。どのような知識やスキルを身につける必要があるのか、よく検討されたうえで活用するのがおすすめです。

▽長期間で経営者に必要なスキルやマインドを醸成する研修

・中小企業大学校の「経営後継者研修」

中小企業大学校で実施されている、次代の経営後継者のためのプログラムです。10か月間全日制のコースです。経営者の視点を養うとともに、経営意欲を高めることをねらいとしています。企業経営に必要な知識やスキルを段階的に学べるだけでなく、ゼミナール形式で個別に細かなサポートメニューがついています。経営者が自社と自身の未来を描ける内容となっております。

・株式会社アイウィルの「18か月間経営者養成研修」

社員教育で有名な株式会社アイウィルの経営者養成のためのプログラムです。経営者の人間学に基づく後継者教育として位置づけられており、「すぐれた人がしてきたこと、していることをまねる」という素朴な手法を研修の柱としています。すぐれた人間性と人間的な魅力を磨き、経営者としての能力を伸ばします。18か月間で合計9回の1泊2日合宿研修と、課題の提出で構成されています。

▽経営者としての哲学を確立するための研修

株式会社社員教育研究所「社長・経営者研修」

通称「地獄の特訓」で有名な社員教育研究所が実施しているプログラムです。3日間から1年間まで多様な内容で構成されています。経営者に必要なスキルやマインドを醸成するために必要な研修がいくつか用意されています。

どのコースも会場は富士山麓にある管理者養成学校での合宿形式で行われます。研修ではなく、訓練という言葉を用いているのが特徴です。

PHP経営道コース

松下幸之助氏の指示の下に開講した公開型のコースです。次代の経営者や経営幹部の育成を目的として、「経営者のものの見方・考え方」「経営の基本姿勢」「人づくりと自己観照」という3つの観点から、経営者としての基本姿勢を自得します。

松下幸之助哲学をベースにして経営マインドを自得できる歴史ある講座で、経営の経験豊富なゲスト講師による講義も用意されているのが特徴です。

以上、経営者向けの研修で代表的なものをまとめました。それぞれの目的に応じて活用するのが効果的といえるでしょう。
 
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パソコンを操作するビジネスマン

経営者向け研修を選ぶ際に注意する点とは?

研修選びは、時間とお金、そして企業の未来に影響を与える大事な決断です。ただ選べば良いというわけではありません。そのために、何に注目し、どういった観点で選ぶべきかをしっかりと考慮する必要があります。以下に、経営者向け研修を選ぶ際の主要なポイントを3つご紹介します。

ポイント1:課題やニーズにあったものを選ぶ

研修は手段であり、目的は企業や経営者自身が抱える課題を解決することです。まず、自分が何を学びたいのか、企業には何が必要なのかを明確にします。例えば、社内コミュニケーションが円滑でない場合、その解決策を教えてくれる研修が望ましいです。逆に、人事管理が得意であれば、その部分の研修は優先度が低くなるでしょう。つまり、最も重要なのは、ニーズにピッタリ合った研修を選ぶことです。

ポイント2:研修内容と講師の質を確認する

良い研修は内容と講師の質で決まります。研修内容がしっかりとしたものか、あいまいなものかは大きな違いを生む要素です。そのため、研修内容を詳しく見て、目的に合っているかを確認しましょう。また、講師がどれだけの経験とスキルを持っているのかも非常に重要です。講師の経歴や評価をリサーチすることで、その研修が自分や企業にとって本当に有用かどうかが見えてきます。

ポイント3:研修後のフォローがあるか確認する

研修が終わった後も、学んだことをどう活かすかが問題です。そのため、研修プログラムが終わった後にどれだけのフォローがあるかも確認が必要です。例えば、研修後も質問ができる窓口がある、オンラインでのフォローアップがある、などです。これがあれば、研修で得た知識やスキルを現場で活かしやすくなります。

経営者向け研修に関するQ&A

研修プログラムの選定から受講、そしてその後の運用まで、多くの疑問が浮かびあがることでしょう。このセクションでは、よくある質問とその答えを提供します。これを読めば、研修の受講をより効果的に行えるはずです。

【Q1】経営者向けの研修を受ける前にどのような準備をしておけばいいのでしょうか?

研修受講の前には、何よりもまず自分自身または企業がどのような課題やニーズを持っているのかを明確にすることが重要です。その課題に対する解決策や学びたいことが何かを整理すると、研修がより効果的になります。研修の内容をあらかじめ確認して、具体的な問題点や疑問に対する答えを求める姿勢が大切です。研修のカリキュラムやスケジュールも確認し、自分のビジネススケジュールにしっかりと組み込むようにしましょう。

【Q2】長期間に渡って実施する研修のフォロー内容について教えてください。

長期間に渡る研修では、研修終了後のフォローが非常に重要です。何を学び、それをどう実践に移すかがポイントとなります。多くの研修プログラムでは、定期的なフォローアップ、メンタリング、オンライン資料の提供などが行われます。そのフォロー内容をしっかりと把握しておくことで、研修後も持続的に成長することができます。具体的には、研修後に定期的なミーティングがあるか、何かしらの疑問や課題が出たときに相談できる窓口があるかどうかを確認すると良いでしょう。

【Q3】起業したばかりですが、参加することはできるのでしょうか?

起業したばかりという方も、もちろん研修は受講可能です。しかし、スタートアップには独自の課題とニーズがあるため、それに適した研修を選ぶことが大切です。例えば、初心者向けの研修や、経営戦略、マーケティング、人材管理など、幅広いスキルセットが求められる初期段階に合わせた研修が有効です。どのようなスキルや知識が足りないのかをしっかりと自己分析して、その上で研修を選びましょう。

【Q4】社内での研修と外部の研修、どちらがおすすめですか?

この質問には一概に「どちらがいい」とは言えません。それは、企業や個々の経営者がどのような目的やニーズを持っているかによります。社内研修は、会社独自の文化や課題に特化して教育を受けられるメリットがあります。一方で、外部研修は多角的な視点や新しいスキル、情報を得られる場となるでしょう。どちらの研修形態も一長一短がありますので、目的に応じて選ぶことが大切です。

【Q5】研修費用はどの程度かかるものなのでしょうか?

研修費用はプログラムによって大きく異なります。一般的な短期研修では数万円から十数万円、長期間に渡る本格的な研修プログラムでは数百万円がかかる場合もあります。また、オンライン研修は場合によっては費用が抑えられることも多いです。費用と効果をしっかりと比較検討し、予算に合った最適な研修を選びましょう。

【Q6】研修で学んだことを日常業務にどのように活かすことができますか?

研修で学んだ知識やスキルを日常業務に活かすためには、まず研修後に自分が何を学び、どのようにそれが現在の業務に適用可能かを整理することが重要です。具体的なアクションプランを作成し、それを実行するスケジュールを組むことも有効です。また、研修で学んだことを社内で共有することで、チーム全体のスキルアップにも寄与できます。

【Q7】研修が終わった後にフィードバックはどのように行うべきですか?

研修が終わった後のフィードバックは、その研修の効果を評価し、今後の研修プランを考える上で非常に重要です。一般的には、参加者自身やその上司、同僚からフィードバックを集め、研修の内容、進行、効果などを評価します。これによって、次回の研修で改善すべき点や新たに取り入れたい内容が明確になります。

【Q8】研修で得た資格はどの程度の価値がありますか?

研修で得た資格の価値は、その資格が業界内でどれだけ認知されているか、または特定のスキルや知識がどれだけ求められているかによって異なります。資格が広く認知されている場合や、特定の専門性が高く評価される業界では、その資格は高い価値を持つことが多いです。しかし、資格だけではなく、それを活かすための実務経験やスキルも重要であるため、資格取得後は積極的にその知識を業務に応用するよう心掛けましょう。

【Q9】オンライン研修と対面研修、どちらがおすすめですか?

オンライン研修と対面研修、どちらが良いかは、何を重視するかによります。オンライン研修は場所を選ばず、時間も柔軟に調整できるため、忙しい経営者には便利です。一方で、対面研修では現場の雰囲気を感じ、他の参加者と直接コミュニケーションを取ることができ、より深い理解や実践的なスキルを学ぶことができる場合があります。目的やニーズに応じて、最適な形態を選ぶことが重要です。

まとめ

この記事では「経営者の研修まとめ!8種類の研修と目的・特徴の違い」を詳しく解説してきました。経営者が抱える多くの悩みから、研修を受ける理由、必要な視点、具体的な研修プログラムの種類、そして選び方まで、経営者としての成長を目指す上での重要なポイントを網羅しています。特に、研修を選ぶ際には、自社の課題やニーズに合ったものを選ぶことが何よりも重要です。

さらに、経営者向け研修に関するよくある質問と答えを通じて、多くの疑問や不安を解消できると思います。これからも変わりゆくビジネス環境に適応し、より高いレベルで会社を経営していくためには、研修は欠かせない投資です。

最後に、良い会社経営の第一歩をひらくためには、自分自身の成長から。私自身も常に自分にそう言い聞かせています。研修を通じて得た知識やスキルを現場で活かし、次なるステップへと進んでください。そして、もしまだ読んでいない場合は、他の記事もぜひご覧になって、全方位的なスキルアップを目指しましょう。今がそのチャンスです。

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