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傾聴力の鍛え方。人間関係を良くする実践ガイド

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「人とのコミュニケーションがうまくいかない」
「部下との人間関係を良くしたい」
「オンラインでのコミュニケーションが難しい」

と感じたことはありませんか?

その根本的な解決策があなたの人の話を聞く力、つまり「傾聴力」です。傾聴力は、人との信頼関係を築くために不可欠なスキルであり、相手の話に耳を傾けることで心理的な安全性を築くことができます。

この傾聴力は鍛える必要があり、誰もが生まれつき身につけているわけではありません。

オンラインでのコミュニケーションが増える昨今、人間関係が希薄になり、どう関係性を気づいていくかが大きな問題となっています。傾聴力を鍛え、活かせばその問題を解決できる可能性が高くなるのです。

この記事では、傾聴力を高めるための3ステップ、心理的安全性と信頼関係を築く方法、そしてオンラインと対面での傾聴の違いについて詳しく解説します。

はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、講演会やセミナーの講師だけに限らず大手企業などでさまざまな研修を行っております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。

傾聴力が人間関係と自分の人生を豊かにする理由

傾聴力とは、単に相手の話を聞くだけではなく、その話に深く耳を傾け、理解しようとする行為のことです。

傾聴力が高いと、人間関係が良くなるだけでなく、自分自身の人生も豊かになります。では、具体的にどのように豊かになるのでしょうか。

まず、人とのつながりが強化されます。

聞くとは、「私はあなたのことを理解しようとしていますよ」という合図を相手に送ること。相手は「この人は私を受け入れてくれている…」と相手が無意識に感じとり、人間関係が良好になるのです。

そして、傾聴力が高いと、相手の話をしっかりと聞くことができ、相互の信頼関係が築かれると、人とのコミュニケーションがスムーズになのです。

また、自分以外の人の経験や体験を自分に取り入れることができます。例えば、友達が海外旅行で得た知識や体験を話してくれたとしましょう。

その話をしっかりと傾聴することで、自分もその経験や体験をあたかも自分がしたかのように感じ、新しい視点や考え方を得ることができます。これによって、自分自身の考え方の枠組みが広がり、より多角的な視点を持つことができるようになります。

さらに、傾聴力が高いと、相手の気持ちや考えを理解することが容易になります。これは、仕事でもプライベートでも非常に有用です。相手の気持ちを理解しようとすることで、より良い人間関係を築くことができ、それが結果として自分自身の人生を豊かにするのです。

傾聴力は人間関係を良くするだけでなく、自分自身の人生をも豊かにする力と言えるでしょう。この記事では、この傾聴力をどのように高め、活かしていくのかについて詳しく解説していきます。

傾聴力は生まれつきではない:筋トレと同じように鍛えられる

傾聴力が人間関係や自分自身の人生を豊かにすることは、前の章で説明しました。しかし、この傾聴力は生まれつき持っているわけではありません。実は、筋トレと同じように、日々の練習と努力によって鍛えられるのです。

筋トレでは、最初は重いウェイトを持ち上げることができなくても、毎日少しずつ練習を積み重ねることで、次第に力がついて最終的には重いウェイトも持ち上げる力がつきます。

同様に、傾聴力も最初は難しいかもしれませんが、日々のコミュニケーションで意識的に練習をすることで、次第にその力は高まっていくのです。

相手が話しているときに自分の考えや意見をできる限り抑え、相手の話に集中することが重要です。決して話に割り込んではいけません。また、相手の話に対して質問を投げかけることで、相手もより深い話をしてくれるようになります。

傾聴力を高めるためには、自分自身が話すよりも、相手が話す時間が多くなるよう心掛けることも有効です。これによって、相手の話をより深く理解することができ、相手も自分に対して信頼感を持つようになります。

また、傾聴力を鍛えるためには、日常生活での小さな練習も欠かせません。例えば、家族や友達との会話でも、相手の話に耳を傾け、自分の意見や考えを後回しにすることで、傾聴力を高める練習ができます。

「ねぇ、私の話聞いてる?」

と家族やパートナーに言われたことはありませんか笑。

傾聴力は筋トレと同じように、日々の練習と努力によって鍛え上げることができるスキルなのです。次の章では、この傾聴力を使って、心理的安全性と信頼関係をどのように築くかについて詳しく解説していきます。

傾聴力で心理的安全性と信頼関係を築く方法

傾聴力が人間関係や自分自身の人生を豊かにする理由、そしてそれが生まれつきではなく鍛えられるスキルであることは、前の章で説明しました。ここでは、この傾聴力を使って心理的安全性と信頼関係をどのように築くかについて解説します。

心理的安全性とは、自分自身が安心して意見や感情を表現できる状態を指します。この状態があると、相手も自分に対してオープンになり、より深い人間関係が築かれます。傾聴力がここで重要な役割を果たします。

具体的には、相手が話しているときに、その話に耳を傾け、相手の話を尊重することです。これによって、「私はあなたのことを受け入れている」という合図を送ることができます。相手が自分の話を尊重されていると感じると、心理的安全性が高まり、より深い話をしやすくなります。

そして、非言語的なコミュニケーションも重要になります。相手が話しているときに、目を見る、頷く、笑顔を見せるなど、言葉以外の方法で相手に「私はあなたの話を聞いていますよ」というメッセージを送ることができます。

傾聴力が高まれば、心理的安全性と信頼関係を築くことができます。次の章では、オンラインと対面での傾聴力について、さらに詳しく解説していきます。

オンラインと対面での傾聴力:注意すべき3つのポイント

傾聴力を高めるためには、場の状況に応じてそのスキルを使い分ける必要があります。特に現代では、オンラインと対面、両方の環境でコミュニケーションを取ることが多くなっています。それぞれの状況で注意すべきポイントを理解していきましょう。

オンラインでの傾聴の落とし穴

オンラインでのコミュニケーションは便利ですが、傾聴力を発揮する上でいくつかの落とし穴があります。例えば、画面越しでは相手の表情や身振りが十分には伝わりません。画面を通すことで人間の感情面も削ぎ落とされます。

このような非言語的な情報が欠けると、相手の感情や意図を正確に把握するのが難しくなります。そのため、オンラインでは特に言葉による確認を多く行うことが重要です。

質問を投げかけたり、相手の話の中で曖昧な言葉をはっきり理解しようとしたり、自分が鮮明にイメージできなかった話などを確認するなどが大切です。

対面での傾聴の重要性

対面での傾聴は、オンラインよりも非言語的な情報が豊富に交わされる場です。目を見て話すこと、頷きながら聞くことなど、小さな行動一つ一つが相手に与える印象を大きく左右します。

対面での傾聴では、相手の話に耳を傾けるだけでなく、その場の雰囲気や相手の表情にも注意を払いましょう。これによって、相手は「この人は私の話に真剣に耳を傾けている」と感じ、信頼関係が深まります。

非言語情報の活用方法

非言語情報とは、言葉以外で交わされる情報のことです。これには、表情、声のトーン、身振りなどが含まれます。

非言語情報は、相手の本当の気持ちを理解する上で非常に重要です。特に、対面での傾聴ではこの非言語情報が多く交わされるため、これをうまく読み取るスキルが求められます。

相手が何を言っているのかを理解するだけでなく、話の奥の感情面など、どのように感じているのかも把握することで、より深く相手を理解することができ、信頼関係を築くことができます。

人間関係を良くする傾聴力の鍛え方まとめ

この記事を通じて、傾聴力がどれほど人間関係や自分自身の人生に影響を与えるか、その重要性と具体的な鍛え方について学びました。

傾聴力は生まれつき持っているわけではなく、筋トレのように日々の練習と意識によって高められます。心理的安全性や信頼関係を築くためには、オンラインでも対面でも適切な傾聴のスキルが求められます。

特に、オンラインでの傾聴には非言語情報が欠けがちであるため、その落とし穴を理解し、対策を講じることが重要です。対面での傾聴では、非言語情報をしっかりと読み取ることで、より深い信頼関係を築くことができます。

最後に、傾聴力は単に相手の話を聞くだけではなく、相手と自分自身とのバランス、そして相互理解を深める手段でもあります。このスキルを磨くことで、人生がより豊かで充実したものになるでしょう。

さあ、今からでも遅くありません。傾聴力を高め、人間関係をより良くし、自分自身の人生を豊かにする第一歩を踏み出しましょう。この記事がそのスタートラインとなれば幸いです。

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