大反響だったエンタメ研修の企画経緯
劇団四季出身である私の研修を受けた直後に受講生が劇団四季の舞台を観に行く!
という面白い企画がついに実現されました。
消費・流通系の大手企業さんのサービス力向上研修の一環で、他ジャンルのプロフェッショナルの世界に触れることにより社員の見識を広めるというのが目的です。
この研修プログラムはその大手企業さんが自ら考え生まれた企画研修で、私のことをHPで知って頂きありがたいことに前半の研修の部分の講師としてこの度、お話を頂きました。
テーマは
「劇団四季元主役が伝える 感動を創造する言葉の伝え方」です。
そしてこの企画が、受講生から「本当に楽しく、かつ深い学びになる!」とかつてないほどの大好評だったとのことです!
エンタメから何を学び、どう現場に落とすか?
私の講義と劇団四季の舞台観劇を合わせて行うという研修は、私たちにとっても長年抱いていた夢の企画でした。
というのも、私の講義を受けてくださった後に
「佐藤さんの話を聞いて興味を持ち、研修の後日に劇団四季を見に行きました!実際に劇団四季の舞台に出演していた人の話により一歩深い視点で見ることができて本当に学びになりました」
というような意見をもらうことがとっても多かったのです。
このような言葉を幾度となく聞きますので、研修のあとにすぐ観劇をしてもらったら本当に素晴らしい学びになるのではないか?と頻繁に考えていました。お世話になった前職の方々に少しでも貢献したいという思いもありました。
ただエンタメを楽しむだけではなく
・顧客感動はどうやって生まれるのか?
・プロフェッショナルの世界はどのようなこだわりでモノ作りをしているのか?
・それをどうしたら自分たちの現場に落とし込めるのか?
・自分のコミュニケーション能力を上げるにはどうしてらいいか?
・自分たちの職場で感動をつくりだすにはどうしたらいいのか?
劇場の近くの会場での約2時間の研修を通して、このような視点でお伝えさせていただきました。
※こちらの記事ユニークで効果が出る面白企業研修7選ではただエンタメを楽しむだけの研修ではなく目的設定の重要性をお伝えしています。
これから劇団四季の舞台を観に行く受講生に社員研修をする
接遇研修に役立つポイントとは?
ありきたりの接遇研修では顧客満足度は上がるかもしれませんが、そこには感動は生まれません。
今は、顧客満足ではなく顧客感動の時代です。
インターネットでなんでも商品を購入することのできる今の環境では「この人から買いたい!」と思わせるような付加価値がとくに求められます。
今回、受講者皆様の大きく響いたのが「お客様の前に立つとはどういうことか?」というプロのスタンスの話でした。
特にライオンキングは東京で6000回以上、上演がされ続けて1000万人以上もの人が観劇しています。何回も何回も同じことを繰り返されているのですが、作品の質が下がらず毎回毎回感動を観客に届けていることができるから、このようにロングヒットが続いています。
なぜそんなことが可能なのか?
それは、職場という舞台に出る前の意識づくりがまったく違うのです。
詳しくはこちらのコラム:劇団四季ライオンキングはなぜ15年もロングヒットを続けられるのかにもありますが、
「舞台に出る前に、なぜ私たちはこの舞台にでるのか?」という目的設定をします。
これを、
「ゼロ幕をつくる」
といいます。
舞台では1幕、2幕と表現しますが、劇団四季では舞台に出る前に「ゼロ幕」をつくります。
まさにこれは目的設定です。
目に見える舞台や演劇ではなく、舞台という職場に出る前に毎回、目的を設定しています。
これこそが、感動をつくる源泉であり、多くの企業が参考にできることだと確信しています。
一般の企業でも、仕事が始まる朝の段階、店舗やお客様先に出るとき、
こうしたゼロ幕を作っている組織がどれほどあるでしょうか?
まず、お客様にでる前の意識が違うのです。
ですから、舞台を見に行った観客が感動するポイントとして
「誰も見ていないような端の役の人が誰一人として手を抜かず、一人一人が動物や植物となって輝いて役を生きていた」というものが一番多くあがります。
主役だけでなく、舞台に登壇する一人一人が自分の役割としっかりと認識し、「なぜ、自分がここにいるのか」を意識しているからこそ、舞台に生命感が生まれ、その空間に引き込まれていくです。
このことを、私が実際に動いたり演技をしたりしてリアルに体感してもらいます。その直後に観劇をしたら間違いなく一生の記憶となって頭に残り、それが受講生の価値となることは間違いないでしょう。
舞台で観客の前に立つのも、店舗でお客様の前に立つのも同じことです。お客さんは必ず見ています。
プロフェッショナルの舞台の制作へのこだわり部分を聞いて生で体感して大きな思考の変化が起きたようでした。
受講者の強烈な気づき・感想
以下のような受講者の気づきや感想をもらいました。
「今回の企画は大好評でした。まさに接遇する立場の人に対してぴったりな内容となっており、あのような講義は劇団四季、営業等数々のご経験をされた人でしか語れないものだと思います。」
「佐藤様の講義に参加者は皆感銘を受けており、研修が終わってからも”あの講義は本当に最高でした” “素晴らしい内容だったね”等たくさんのお声を頂戴しております。これからスタッフ全員が心を一つにしてより良い接客がするための強烈な気づきになりました。ありがとうございました。」
「研修本当に有難うございました。 劇団四季の舞台観劇と合わせての研修プログラムについては、参加者から「こんなにためになり、楽しい研修ははじめてでした。」と多くの方からお聞きいたしました。 また佐藤さんの話を聞いた後に実際に観劇し、東京公演6000回を超越し、各々のスタッフが手抜き一切なしの大迫力に、皆感銘を受けておりました。 今回の研修を受け、更に上を目指す人材の育成を行っていきたいと思います。」
「貴重なセミナーを受講させていただき感謝しております。観劇後に、受講したスタッフたちと話しながら帰ったのですが、セミナーの体験がしっかりと腑に落ちているようで皆とても昂揚感があり、目が輝いていました。この気持ちを風化させないようにし参加できなかったスタッフにも伝えていきたいと思っています。」
講師をする佐藤政樹(プロフィールはこちら)
接遇の究極とは、目的意識をもち常に自己成長をつくりだせること
言葉を商品として顧客に届けている劇団四季の世界では、お客様の前に立った時だけでなく、お客様の前にたつ以前から発声の質の向上や言葉の意識を深めることを徹底しています。
なぜなら、その普段の取り組みが舞台上で結果となって現れるからです。
いざ観客の前に立った時になんとかしようと思っても、それは嘘になってしまい通用はしません。同じ様に、接客の際うわべだけのニコニコ顏はお客さんにはすぐにわかってしまいます。
私の師である浅利慶太氏は常々言っていました。
「普段から自分を磨く意識を持っていない人は、見ていてすぐにわかる。」
私たちは、無意識の部分が表となって出ています。
お客様の前だけよく見せようとしても無理があります。ですから、普段の「姿勢」が表に出てくるのです。
ですから、自分の組織をよくしていきたいと思うのであれば、組織のメンバーと「なぜ、自分たちは職場に出るのか?」という目的を共有することが大切です。
そして、そこに向けて、自分自身を高めていくこ意識が求められています。この目的に向かって、主体的に自分を高める意識がある人は、内側から輝きが出てくることでしょう。
それが「あの店員・営業さんから買いたい!」と思ってもらえることになり、「あの店員・営業さん輝いていて楽しそうで素敵」とファンになってもらうことであります。
それが店舗やチームだけでなく組織全体の活性化や組織力の向上に繋がることは間違いありません。
ぜひ、劇団四季を組織で観劇していただき、顧客満足度1位をとるそのプロの姿勢を肌で体験してみてください。
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