チームでゴールに向かう演劇的リーダーシップとは?
組織やチームで成果をあげるためには、リーダーシップが必要です。
指示命令ではなく、
メンバー一人ひとりが自主性をもって自らやる気を起こすことが大きな原動力になります。
しかし、役職などの立場的なリーダーが、権威によってメンバーに指示命令してもなかなか自主性は生まれません。
立場的なリーダーは、能力があることはもちろんですがそこに人間力も求められます。
ミュージカルの世界では、ゴールに向かって一つの作品をチームで作り上げます。
その時に大きな影響を及ぼすのが、リーダーの存在。
メンバーの一人ひとりが自主性を持ってやる気を発揮してしまう魅力的なリーダーの特徴をお伝えします。
上司が自らほうきを握った時、部下はどう思っているのか?
私が在籍していた劇団四季では、舞台裏で様々な仕事がありました。
特に日本全国を津々浦々巡業する旅公演では、出演者自ら、舞台のバラシ(撤収作業)・ケータリング・掃除・衣装の洗濯など様々な役割分担がありました。
「主役クラスだからやらなくていい」という訳ではなくて終演後は皆でヘルメットをかぶって撤収作業をしたりもするのです。
私が新人の頃に、洗濯担当をしている時のことでした。
私が入団して間もない頃、あるベテラン俳優さんに気を使って「洗濯していますが洗うものありますか?」と私は聞きに行きました。
するとそのベテラン俳優さんは
「自分の事は自分でやるから大丈夫、自分の役割に集中してね。ありがとう」
と言ったのです。
私はとても感動したのを覚えています。
大女優さんがほうきを持って自ら劇場を掃除しているのも、私は度々みました。
集中から解放され、疲労困憊である終演後も、「よしやるか!」と自ら腕をまくってコード巻きをメインキャストの方々が自らしていました。
こういう姿を見て、
自分は主役に花を添える額縁(その他大勢役)だけど、この人たちのためにがんばろう!!
と思ったものです。
人間的な魅力を磨くことが組織の成果につながる
このメンバー自ら主体性を持ってモチベーションを上げるプロセスは、あらゆるお仕事において通じるものではないでしょうか?
立場的な権威で動いてもらったり指示命令で動いてもらうのではなくて、何も言わなくても自ら周りが「この人のためなら!」と動いてくれるのが真のリーダーではないかと。
リーダーシップを発揮する時の重要な要素は、
能力的要素と人間的要素があるといわれます。
能力的要素は、仕事をする上での知識や技能のことで、リーダーは能力にさらに磨きをかけて努力し続けなければなりません。
そして同時に、上記の例でお伝えした人間的要素、つまり誠実さ、思いやりや他者への配慮など人間的魅力を磨いていくことも重要です。
この二つの要素を兼ね備えていくことこそが、リーダーシップを発揮し組織に成果をもたらすことに繋がっていくことではないでしょうか?
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