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人前で話す時の効果的な間の取り方・使い方

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間の取り方と使い方

「人前で話す気に余裕をもって話せるようになりたい」
「人を惹きつけるような話し方を身につけたい」
 
そんな風に思ったことありませんか?
 
はじめまして佐藤政樹です。
今日は人前で話す時の効果的な間の取り方・使い方というテーマでお伝えしていきます。
 
私はもともと劇団四季というところで10年間舞台に立ってきた経験を持っています。劇団四季ではライオンキングなどいろんな舞台に出演をしてきました。今はその経験を活かしていろんな企業に行きまして研修や講演の仕事をしていて、多いときには1500人の前で1時間話したこともあります。
 
よく私の講演や研修を受けてくださった方から
 
「佐藤さんは間の取り方が本当にうまいですね」とか「いったいどうやった頭を作ることができるんですか」と聞かれることが多いのです。
 
そこで今回は人前で話すような仕事をしている人がどうやってこの間を使っているのかどんなテクニックがあるのかという事を皆さんに紹介します。
 
このコラムを読むことによって間を自由自在に操ることが出来るようになり、あなたの人前で話すスキルや話し方のスキルが上がるきっかけになりますのでぜひ最後までご覧ください。

人前で話す際に間を使う2つのメリット

ではまず、この間を自由自在に使えるようになるとどんなメリットがあるのかということを説明していきます。
 
2つメリットがあります。
 
1つ目は話してるときに自分の心に余裕が生まれるということです。
そして2つ目は魅力的で惹きつけるような話し方になるということです。

なぜ間で心に余裕が生まれるのか

1つ目の「なぜ間を使うことによって心に余裕がうまれるのか」ということを説明していきます。
 
結論は間を使うことにより主導権が話し手(あなた)にわたるってことです。
 
例えば、話し手の私から聞き手の皆さんに今から以下のような質問をしたとしましょう。
 
「よく伝え方が大事と言います。けれども伝えるの対の言葉として”伝わる”という言葉があります。
伝えると伝わるは”え”と“わ”で一文字しか違いませんが意味合いは大きく違います。
 
では伝えると伝わるの違いはなんだと思います?
 



 
これがリアルの会話でしたら私が話した後に「・・・」というような間が生まれるはずです。
 
この「・・・」の生きた間こそ、私が質問したことによって質問されたあなたの思考が始まり急速に頭が回転し始めた状態なんです。

間の取り方と使い方


 
これこそがまさに、あなたが考えている状態で、自分の心を整えることができる瞬間なのです。
 
その際にカンニングペーパーのようなメモを見て次に話す内容を確認したり、そこで自分の呼吸を整えることもできます。主導権が質問よってこちらの話し手に来るという事なんです。
 
ですから間を使うためには、自分が話してる時に効果的な質問を入れていくということが簡単なテクニックなのです。
 
効果的な質問として一番良いのは
 
「何だと思います」
「なぜかわかります?」
「どちらだと思います?」
 
3秒か5秒くらい間を使い(自分が思った以上に長くていい。それでも結構短いもの。)
聞き手に考えさせた後に自分でその答えを言い次の内容に紐付けていくのが本当にベストな展開です。
 
ですから簡単で効果的な質問をぜひ使ってみてください。
 
人前で話す時の流れの中で「あ、こことここは聞いてる人に考えてもらいたいな」という箇所を何ポイントが作っておくんです。意図的にすることによって「ここがきたらすぐに答えを言うのではなくて質問して一旦考えてもらおう」ということになるのですね。設定しておくだけでだいぶ心に余裕が生まれます。
 
私も自分の話の中で「ここは絶対に質問して考えてもらおう」というところをキーワードをメモして入れてます。これは本当にすぐにできますのでやってみてください。

間の取り方と使い方

人数が多くても同じ

間は話し方を魅力的にする

次に2つ目のメリットとして間の活用は”人を惹きつけるような魅力的な話し方に近づいていく”ということがあります。
 
1つめのメリットの際は間を意図的にやりましたけども、間は伝えたい想いの結果として自然に生まれると言うのがベストだと私は思うのです。
 
人に何かを伝えるとは「自分のメッセージを通して、 人の役に立ちたい、気づきをもたらしたい」ということが根底にあるはずです。
 
自分のプレゼンや人前で話す際も「このキーワードは持ち替えってもらいたい」とか「この言葉は相手にプレゼントしたい」という言葉への思いがあると思うのです。
 
そういった際に、ただなんとなくその言葉を発してしまうのではなくこれは絶対メッセージして残したいというのがあるから結果として間が生まれるの方が自然です。
 
ただなんとなく伝える
質問する
届けたいという想いを乗せる
 
この3つを動画で実演してますのでこちらの動画をご覧ください(4分30秒付近)。
 

 
このように
 
自分はこのキーワードをメッセージとして聞き手に持って帰ってもらいたいという想いがあるから結果として間がうまれインパクトが残るということなのです。
 
そしてそれが結果として魅力的な人を惹きつける話し方になっていくのではないかと私は思うのです。
 
この2つのメリット
こころに余裕を持つそして魅力的で惹きつける話し方になっていくそこを目指すと思って 間を使っていただきたいと思います。

私たちが日常でできる間の練習方法

私たちが日常でできる間の練習方法としましては、普段の会話で質問を取り入れるというのが非常に良いと思います(やりすぎると逆に嫌われてしまうこともありますが気を付けてください)。
 
例えばあなたが駅前で有名人見たとしましょう。
 
「 昨日駅前に〇〇がいたんだよ」と普通に話すのではなくて「ねぇねぇ、昨日駅前に すごい人がいたんだけど誰だと思う?・・・○○だったんだよー」 といった風に伝えると魅力的な話し方になると思いませんか?
 
だからぜひ普段の生活の中で間を積極的に使って自分の話し方を魅力的にしてもらいたいと思います。
 
ということで今回は「人前で話す時の効果的な間の取り方・使い方」というテーマでお伝えしました。 あなたの人前で話す力や話し方が魅力的になることを願います。

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