
■長年の夢がついに実現!
長年の夢であったバルセロナでのサッカー観戦がついに実現しました!
私にとって昔から憧れの存在であるFCバルセロナ。
劇団四季時代は長期休みをとるという事がなかなかできず、退団後独立してからは生きていく事だけで必死でしたので海外旅行どころではありませんでした。
苦しい時もずっと目標にしてきましたので、夢が実現した今は感無量です。

下:苦しい頃からずっと目標にしていた夢。当時はとうてい無理だと感じていた。
上:私の席から見た光景。
客席を体感できる迫力の動画はこちら
■到着後すぐにスタジアムカンプノウへ
日本を深夜に出発してバルセロナに着いたのは現地時間の14時近く。普通でしたら有名な観光名所に行くと思うのですが、私がすぐに向かった先は聖地カンプノウ(FCバルセロナの本拠地)でした。

私にとっての聖地が見えた瞬間思わずガッツポーズ笑
聖地を拝んだ後は、隣のグラウンドで行われたスペイン三部リーグ所属のバルセロナB(日本でいう二軍)の試合を観に行くというマニアックぶりを発揮します。
■スタジアムツアーで聖地を体感
翌日はFCバルセロナの事をより詳しく知って体感しようと、スタジアムのミュージアムツアーに参加しました。

バルセロナの歴史を見学

メッシのバロンドール

チャンピオンズリーグの優勝杯
そして
ついに
ついに
ついにです!!
夢のピッチにたどり着きました!もう感無量です。

選手と同じ目線でピッチを観覧!

選手が座るベンチにも座らせてもらいました
■私がバルセロナに魅了される理由
私がFCバルセロナに魅了される理由、それはもちろん「美しく勝つ」という魅力的なバルセロナのサッカー哲学にあるのですが、最も惹かれるところが実はもう一つあります。
それがFCバルセロナの人材育成力です。
プロチームにとって絶対的に必要な事は勝利です。勝たなければチームを運営することができなくなります。そのため多くのチームが強い選手を獲得してチームを強化します。
しかし、本来あるべき姿は“自分たちで育てた人材”を揃えてチームを組み、そのチームで勝利する事です。
そのため全てのプロチームが下部組織を持っていてそこで人材を育てているのですが、自分のチームが育てた人材が誰一人として出場しておらず、試合に出ているのは“全員寄せ集め”というのが現状です。
つまり、主要チームのほとんどが選手の育成と勝利を両立できていないのです。しかしこの両立を可能にしているのが、FCバルセロナなのです。
実際、私が観た試合にはメッシ、イニエスタ、ブスケッツ、セルジ、ピケと5人が出場していました(これでも少なくなったそうです)。
世界トップクラスの選手を自分たちの手で育てて出場させて、常に試合に勝利しているのです。これは少し信じられない話です。

スタジアム隣にある旧選手寮ラ・アシア。ここから数々の名選手が輩出されました。
更にです、FCバルセロナはサッカーが上手い選手を育てるだけではありません。人として超一流のメンタリティー&マインドを同時に育てるのがFCバルセロナなのです。
■FCバルセロナの人材育成術とは?
FCバルセロナでは「常に勝利する」というメンタリティーが子供のカテゴリーから植えつけられます。美しいサッカーで観客を魅了し、そして勝つのです。
子供の頃から、”勝利する”という意識が育くまれると大人になってからそれが強靭なメンタルとなって活きてきます。最後まで絶対に絶対に諦めない人間性がサッカーを通して身につくのです。
更に、サッカーを通して大切な価値観を学んでいきます。
バルセロナが大切にしている価値観は
respect(相手や仲間に対する敬意)
effort(常に努力するということ)
ambition(野心を持つ)
team work(人を助ける生き方)
humanity(人間力)
です。
FCバルセロナの子供達が試合後に敗北した相手の選手たちを労った動画が、以前話題になりました。(この子供達の自発的な行動によりFCバルセロナのジュニアチームはサッカー界で大きな賞も受賞しました。)
“相手に対して敬意を持つ”というrespectの価値観が身についているFCバルセロナの子供達からしたら当たり前の行動です。

オフザピッチの生き方が試合に現れる。
オフザピッチからの生き方の積み重ね。
バルセロナのあの美しいパスワークのサッカーは”人を助ける生き方”という価値観の象徴なのですね。
素晴らしい人材育成の文化です。これはサッカー関係者だけでなく多くの人が学べる点です。
追記
FCバルセロナの人材育成に関して有名なのが学業との両立です。下部組織において学校の成績が悪い選手は、いくらサッカーが上手くても上のカテゴリーに昇格はできません。サッカーには頭の回転力が必要というのもありますが、選手のセカンドキャリアの事をしっかりと考えているからです。

カンテラの子供達は学業もしっかりと両立させる。
ここは日本とは大きく違う点です。サッカーに限らず突出した能力があるが故にそのまま社会観念を知らずにプロとして過ごし、引退後に人生の路頭に迷ってしまう人は日本では数多くいます。
アスリートのセカンドキャリアの問題は、日本では大きな課題を残しています。現地のサッカー関係者(日本人)に聞きましたら、育成に関して大きく差をつけられているとのことです。

現在の選手寮ラ・マシア
■今回の旅行から学んだこと
今回のFCバルセロナ観戦旅行を通して学んだ事は、プロサッカーであれなんであれ、自分の取り組んでいることを通して人間的に成長していくということが最も重要ではないか?ということです。
バルセロナのような哲学や行動指針となる価値観があれば、人の成長を加速させると感じました。
これは子育てにおいても人の育成においても全く同じではないかと思います。うまくいっている時もうまくいかない時も、常に行動指針に立ち返り自分を成長させるべく人生を歩んでいく。それが働く喜びに繋がり、自分の人生の幸福へとつながっていくのではないでしょうか?
そして、今回の旅行で、私にとっての聖地カンプノウでの本場のサッカー観戦という夢を実現することができました。劇団四季を退団後は本当に苦しかったので、夢を叶えることができて本場の雰囲気を体感できたことは一生の思い出です。


自分の心が弾むような夢をいくつももち、それを叶えていくという事が自分自身の成長であり、生きる喜びなのだなと実感しました。まさにPOWER OF DREAMです。これからも私はたくさんの夢を叶え続けていきます!

この写真を見るとモチベーションが上がります笑

私はどこにいるでしょう?笑

メッシと一緒に笑
(※TOPの写真も含めて合計65ユーロもしたスタジアムツアーの記念写真。データでFCバルセロナより送られてきました。帰ってから”高い・・・”と実感。笑)
■おまけ
最終日は夕方の便でバルセロナ発でしたので、バルセロナ郊外にある練習場に行って選手の出待ちをして帰りました。
裏出口がいくつかあり、FCバルセロナの選手を見るためにどこで待つかは運になってくるのですが、この日は大当たりでした!
スアレスが!マテューが!シュテーゲンが!ピケが!メッシが!
すぐ目の前を車で通過して行きました!!!
写真をお願いしたのですが、みんなスルーです・・・。当たり前ですが。
しかし第二ゴールキーパーのジョルディマシップ(カンテラ出身)がなんと車の窓を開けて一緒に写真を取ってくれました。最後にいいお土産ができました。

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