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講演会の常識を覆す！楽しみながら学べる「ユニークな講演会」の設計方法
「講演会はつまらない」と思ったことはありませんか？
その一方で、楽しい講演会に参加したら、思いの外、多くのことを学べただけでなく記憶にずっと残っていたと感じた経験はありませんか？
このギャップ、実は解決できるんです。
問題は、多くの講演会が「ただの情報伝達」に終始してしまう点です。
しかし、人は楽しいと感じることに対して、自然と興味を持ちます。
興味を持ったら、学びも深まる。
そこでこの記事では、楽しさ（エンタメ）を取り入れた「ユニークな講演会」の方法を紹介します。
実際の講演会プログラムや、楽しさがどうして効果的なのか、そしてその具体的な方法まで、手順を追って説明します。
はじめまして、この記事を執筆した佐藤政樹と申します。劇団四季出身の研修講師として【受講生を惹きつけながら気づきと学びを促すことをモットー】に、講演会やセミナーの講師だけに限らず大手企業などでさまざまなユニークで面白い研修を行っております。記事の内容をお読みいただき、もしご興味いただけましたら、ページ最下部のプロフィールや研修内容の詳細をご覧いただけますと幸いです。
ユニークな講演会の重要性：エンターテインメントと学習の融合
講演会と聞いて、多くの人は「退屈」「長い」「つまらない」といった言葉が頭に浮かぶかもしれません。そのような講演会は学習効果も薄くなるものです。今、求められているのは「ユニークな講演会」、つまりエンターテインメントと学習がうまく融合した講演会です。
なぜエンターテインメントが重要かというと、人は楽しいと感じることに自然と集中します。集中力が高まると、記憶にも残りやすく、学習効果が高まるのです。
たとえば、学校で楽しい授業はよく覚えている、という経験は多くの人が持っているでしょう。一方で、退屈な講演会は途中で気が散ってしまい、せっかくの学びも半減してしまいます。
それでは、講演会の目的である「スキル向上」や「知識の習得」が十分に果たされません。このように、エンターテインメントと学習の融合は、講演会の質を大きく向上させる鍵となります。
この記事では、エンターテインメント性が高く、それでいて教育的な価値も高い「ユニークな講演会」の成功の秘訣について詳しく解説していきます。
ユニークな講演会の具体例：業界で話題の講演会プログラム
エンターテインメント性が高い講演会がどれほど効果的か、前のセクションで説明しました。では、具体的にどのような講演会が業界で話題になっているのでしょうか。
例えば企業研修でいうと、ゲームを取り入れた研修が注目されています。パズルゲームを使って、実際のビジネスシーンでのコミュニケーションを円滑にする方法です。参加者はゲームを通じて、楽しみながらもリアルなビジネスの判断を学びます。このゲーム形式の研修は、参加者が自然と集中し、学びが深まると評価されています。
次に、演劇の要素を取り入れた講演会も人気です。演劇の世界に身をおいたプロが人前に立つ上で大切な心構えを、実際の演劇ワークショップを通して体感することで、プレゼンテーション能力が養われます。このような講演会は、緊張を克服する力や人前で話す力や商談などで相手に気圧されずに自分の考えを伝える力を高める効果があります。
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次に、講演会の中に歌や踊りの要素を取り入れたものです。歌を歌うのは受講生ではなく、プロの舞台俳優出身の講師。受講生は目の前で圧倒的なプロのパフォーマンスを体感することにより心や魂に伝わるというレベルを体感していただきます。身体と心で体感することができるので、深い気づきを得られる内容になります。
これらの講演会プログラムは、実はこのコラムの筆者である私が行っているものです。単に楽しいだけでなく、それぞれが特定のスキルや知識を高める目的があります。そして、その効果は多くの企業や参加者から高く評価されています。
ユニークな講演会の心理学：なぜエンターテインメントが効果的なのか
楽しい講演会が効果的なのはなぜでしょうか。その答えは心理学にあります。人は楽しいと感じる状況で、自然と集中力が高まります。集中力が高まると、記憶力も向上し、学習が効果的になるのです。
この現象は「フロー状態」とも呼ばれ、心が集中している状態を指します。フロー状態になると、時間があっという間に過ぎる感覚になります。この状態は、学習や作業が非常に効率的に行える状態とされています。
また、楽しい講演会は参加者のモチベーションも高めます。モチベーションが高いと、自ら積極的に参加し、新しいことを学ぼうとする姿勢が生まれます。このように、エンターテインメントが組み込まれた講演会は、参加者の心理的な側面に働きかけ、より効果的な学習を促します。
さらに、エンターテインメント性が高い講演会は、その場だけのものではなく、講演会後もずっと効果が残り続けます。ミュージカルなどを観に行った後に、テーマ曲が観劇後もずっと流れ続けた経験はないでしょうか？
この効果により講演会の内容が長期記憶にも定着しやすくなります。
このように、エンターテインメントと学習の融合は心理学的にも非常に効果的です。次のセクションでは、この心理学的な側面を活かして、具体的にどう講演プログラムを設計するかについて解説します。
社員のモチベーションを上げる！「ユニークで面白い研修」の心理的効果
ユニークな講演会を成功させるポイントと成功の秘訣
ではエンタメと融合したユニークな講演会を成功させるために重要な申し上げます。極めて重要なのは、シンプルに「エンタメをプログラム内容に紐づける」です。
これが講演会成功のためのシンプルな原理原則です。このシンプルな原則を守らないと、研修はただ楽しかった、面白かった、と言われるだけの意味のないものとなります。
ただエンタメの要素を入れるだけなのは大変危険です。エンタメの要素は結果を出すための手段であって目的ではないからです。
つまり、講演会を実施する上で受講生のモチベーションを高め、楽しく学び、感情を揺さぶり、感情と知識を紐づけて記憶を定着させ、具体的にどのような行動変容を促すために”エンタメの要素が重要”になるということです。
主従関係でいうと、主が講演会のプログラム・コンテンツであり従がエンタメ。これが逆転しては絶対にいけません。
例えば、私は歌を歌う場合は、そのコンテンツに適したものを選択します。あきらめないでチャレンジすることの大切さを研講演会のプログラムで学んだら、「あきらめないでチャレンジすれば素晴らしい未来がやってくる」ということがコンセプトのことだったり、困難な時とそチームで手を取り合ってその苦しい局面を乗り越える必要を学ぶプログラムでしたら、「仲間の大切さ」をがコンセプトの歌詞を選ぶのです。
それを中途半端なやり方ではなく、全身全霊で受講生の目の前で行います。すると受講生の心や魂を揺さぶります。
さらに講演会が終わった後に受講者を追跡すると良いでしょう。
・自分の変化
・身近な周りの変化
・組織やチームの変化
などを定期的にアウトプットしてもらうのです。そのエンタメの要素が入った講演会はより受講生に落とし込まれることでしょう。
「ユニークな講演会」の成功の秘訣まとめ
講演会の成功は、その設計方法に大いに依存します。この記事で紹介した内容は、エンタメ型講演会の成功への道しるべとなるでしょう。エンターテインメントと学習をうまく融合させることで、参加者は楽しみながらも真剣に学ぶことができます。
企業側も、このような講演方法を採用することで、従業員のモチベーション向上やスキルセットの拡充が期待できます。さあ、この貴重な知識を活かして、次のステップへと進んでください。受講生の新しい未来が待っています！
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